http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140605/crm14060511150007-n1.htm
【栃木小1女児殺害】
有希ちゃんは「お兄ちゃんと約束」 自宅PCから児童ポルノ画像 「警察はやめてくれ」
2014.6.5 11:15 産経新聞
吉田有希ちゃんが眠っている墓には、笑顔が遺影
となって飾られている。「笑顔」の文字の下に並ぶ
7つのひまわりは有希ちゃんの年を表している
4日午後、栃木県日光市 (撮影・大橋純人)
幼い命はなぜ奪われなければならなかったのか。
栃木県今市市(現日光市)の吉田有希(ゆき)
ちゃん=当時(7)=殺害事件で逮捕された
勝又拓哉(たくや)容疑者(32)の供述が明ら
かになりつつある。
面識のなかった有希ちゃんを偶然連れ去り殺害
するという短絡的な犯行が浮き彫りになる一方、
証拠隠滅を図るなど周到さも垣間見える。
あの日何があったのか。供述や関係者の証言か
ら事件の経過を追った。
■「面識はなかった」
平成17年12月1日午後2時ごろ友達3人と
下校した有希ちゃんは、その50分後に自宅近く
の三差路で友達と別れたのを最後に行方が分から
なくなった。
有希ちゃんは事件2週間前、自宅近くの駅周辺
で男と待ち合わせしていた。
この時
「目のきれいなお兄ちゃんと約束している」
と周囲に話していた。
だが勝又容疑者は
「有希ちゃんと面識はなかった」と話している。
勝又容疑者は事件当時、
鹿沼市のアパートで1人暮らしをしていた。
連れ去り現場へは車で向かったとみられる。
有希ちゃんと同じ小学校を卒業しており、現場
付近の土地勘はあった。
幼児性愛が強く、
自宅のパソコンには「おびただしい数」(捜査幹部)
の児童ポルノ画像が保存されていた。
有希ちゃんは胸を鋭利な刃物で十数カ所刺されて
いた。
勝又容疑者は違法ナイフも収集し、ナイフマニア
の側面も持つが
「偽ブランド品と一緒に骨(こっ)董(とう)市で
売ろうとしたが、売れなかった」。
■「途中の山中で刺した」
有希ちゃんが勝又容疑者の自宅にどれだけの時間
いたかは分かっていない。
連れ去り現場から約60キロ離れた茨城県常陸
大宮市の遺棄現場に向かったのは、「夜中だった」
という。
1日深夜から2日未明ごろに着き、遺体を遺棄し
たとみられる。
「騒がれたので、遺棄現場に向かう途中の山林で刺
して殺した」。
有希ちゃんの遺体発見現場には血だまりはなく、
当初から殺害場所は別とみられていたが、特定でき
ていない。
栃木、茨城両県警の合同捜査本部は遺棄現場への
道のりの防犯カメラを解析。画像解析技術が進み
最近になり、事件当日に遺棄現場方面へ向かって
いる白いセダンの車が、勝又容疑者のものと判明し
た。
「画像解析の技術はここ数年で急速に向上した。
8年半前の画像でも、今の技術を使えば鮮明に見え
るようになるものもある」。
防犯カメラに詳しい
「パナソニックシステムネットワークス」
の寺内宏之氏は指摘する。
こうした技術の進歩も逮捕に貢献した。
■「ごみ収集に出した」
場当たり的な犯行と対照的に犯行後には周到な
証拠隠滅が図られ、警察を避ける行動も浮かんだ。
勝又容疑者の義理の父親だった男性(63)は、
事件数年後に勝又容疑者の車にランドセルが複数置
いてあったことを覚えている。
このなかに有希ちゃんのランドセルが含まれて
いた可能性もある。
だが、有希ちゃんの遺留品の衣服やランドセル、
凶器の刃物などは「ごみ収集に出した」などと説明、
回収は困難だ。
犯行時に使用したとみられる白い車もすでに廃車
しスクラップ処分となっている。
事件後は、捜査が迫るのを恐れてか極度に警察を
避けていた。20年に追突事故をした際には、修理
業者に
「絶対に警察を呼ばないでくれ。警察沙汰にしたく
ないので、言い値で修理する」と懇願していた。
捜査幹部によると、逮捕後は落ち着いて素直に取
り調べに応じているという。
自供のみで、物証が無い。と言うのは、残念な事で
すね。
何か出て来ると良いのですが。
↧
有希ちゃんは「お兄ちゃんと約束」 自宅PCから児童ポルノ画像 「警察はやめてくれ」
↧