http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130812/waf13081207010001-n1.htm
【衝撃事件の核心】
「はい、確信犯です」USJ迷惑行為で送検された大学生の不遜…偽の骨折写真まで露出、悪ノリ競争する幼稚な精神年齢
2013.8.12 07:00 産経新聞
USJで迷惑行為を繰り返した神戸大生が
「アトラクションで骨折」と嘘を書き込んだ
ツイッターに添付したX線写真。
ネットユーザーからも、ここまでしてネット
上で注目を浴びたいのかとあきれられた
若さとは時に「バカ」と同義であり、「悪ノリ」と
イコールであったりする。
だが「若気の至り」で許される事柄にも限度はある。
大阪市此花区の
「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(USJ)で
男子大学生3人が迷惑行為を繰り返した問題は、
USJが被害届を提出し、大阪府警が威力業務妨害
などの容疑で書類送検する刑事事件に発展した。
来園者に夢を与えるテーマパークの性格上、刑事罰
を求めることには慎重論もあったが、学生らの不遜
すぎる振る舞いがUSJにレッドカードを決断させた。
安全に気をもむ係員に学生はこう言い放ったという。
「はい、確信犯です」
■後悔先に立たず
《“格好だけなら誰にでもできる”と。ならば“普通
じゃないことをして格好だけじゃないとこを見せる”。
これが信念》
威力業務妨害などの非行事実で家裁送致された神戸
大生(19)は昨年10月15日、USJでの自らの
行為についてブログにこうつづった。
誰もやらないことをして目立ちたい。
そんな“ウケ狙い”の行動は半年後、世間の猛烈な
批判にさらされることになる。
騒ぎの発端は神戸大生が3月21日、USJが新設
したばかりのアトラクション
「ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド~バックドロッ
プ」
で手首を骨折したと、ツイッターに嘘を書き込んだ
ことだった。
《鬼横乗り出して手広げとったら、よ!柱に手ぶつけ
て手首骨折した。まじで柱にあたるもんやねんな》
※「鬼横」=おそらく「鬼のように横に」
(つまり、大きく横に)の意
書き込みには、実際にはサッカーで骨折した際に
撮影したX線写真が添付されていた。
臆面もなく迷惑行為を自慢する内容にネットユーザ
ーらが反発。
ツイッターなどの更新履歴から過去の迷惑行為を暴
き出し、ネット上で拡散させた。
ユーザーらはさらに、一緒に行動していた関西外大
生(19)と同志社大生(20)の存在も割り出し、
各大学に迷惑行為を通報。
大学は学生を処分したが、USJは7月10日、
「もっと厳しい処分が必要」として府警に被害届を
提出した。
3人は同月22日、アトラクションを運行停止に
追いやったとして威力業務妨害容疑などで書類送検
された。
8月1日には神戸大生と関西外大生が家裁送致に。
神戸大生はツイッターに嘘を書き込んだとする偽計
業務妨害の非行事実にも問われた。
捜査関係者によると、3人は府警が事情聴取を始め
た当時、まるで人ごとのように淡々と動機を語って
いた。
しかし次第に事態の深刻さを理解し、後悔を口に
するようになったという。
ある学生は捜査員にこんな本音を漏らした。
「今ではUSJや他のお客さんにひどいことをしたと
思います。こんな大きいことになるとは思っていませ
んでした」
■ネットと現実で二枚舌
実はUSJ社内では騒動の発覚後、被害届提出の
是非を話し合う会議が頻繁に行われていた。
「迷惑行為によって事故が起きれば責任問題。厳しく
罰するべきだ」と強硬派が主張すれば、
「すでに社会的制裁を受けている」
と同情的な社員もいた。
「エンターテインメント企業のイメージに刑事罰は
そぐわない」との声も上がった。
USJは議論の末、捜査当局に3人の刑事処分を
求める方針を確認。
最終的に被害届の提出に踏み切ったのは、3人に
反省の態度が見られなかったからだ。
3人はいずれも奈良県在住で中学時代の同級生。
USJを「聖地」と呼び、大学入学前の24年
3月ごろから年間パスを使って来園しては、迷惑
行為を繰り返していた。
アトラクションに乗って暴れるのは当たり前。
園内の茂みに隠れ、来園者の背後から突然大声を
出して驚かせることもあった。
USJはそのたびに3人を注意したが、神戸大生
はその様子まで面白おかしくネットに書き込んで
いた。
《係員さんに2回きれられたわず。「あなた確信犯
ですよね」「あ、はい、確信してます」わず。ジュ
ラパご利用禁止なりかけわず》(昨年3月26日)
※「わず」=ネット用語で何かをやり終えたことを
表す。英語の「was」が由来
※「ジュラパ」=USJの人気アトラクション
「ジュラシックパーク・ザ・ライド」のこと
《この日はほんまに係員からの注意が多かった。
あげくの果てには係員が後ろをつけてくる始末。
〈中略〉あと一歩で退園かい》(昨年10月16日)
ネットでの強気な態度と裏腹に、現実に注意を受
けた際には係員に泣いて謝罪したこともあったと
いう。
ある社員は
「われわれの前では従順な態度なのに、ブログやツイ
ッターでは小ばかにするようなまねをする。演技で謝
っているとしか思えなかった」と振り返る。
アトラクションで骨折したという事実無根の書き込
みがあった3月、USJは攻勢に出る。
年間パスの登録情報をもとに、3人に事情を説明
するよう呼び出しをかけたのだ。
しかし、3人は再三にわたる呼び出しを無視。
月末から4月にかけてようやく来園したが、それも
騒動を察知した大学関係者や保護者に強制的に連れら
れてのことだった。
社員は
「相手はまだ学生だという思いもあったが、安全に関
わる問題を軽んじる態度には厳しい姿勢で臨むしか
ないと考えた」と打ち明けた。
■“余罪”の告白多数
テーマパークでは非日常的な体験に気分が高揚し、
思慮なくいたずらに走る若者が稀(まれ)にいる。
実際、USJでも過去にアトラクションの緊急停止
ボタンを押されたことはあったが、あくまで一過性。
ここまで常習的に迷惑行為を受けたのは初めてだっ
たという。
3人が立件されたのは3件の迷惑行為だったが、
犯行はこれだけにとどまらない。
神戸大生はネット上で“余罪”を多数告白して
いるばかりか、アトラクションごとに迷惑行為のノウ
ハウも教示していた。
例えば
「ジュラシックパーク・ザ・ライド」
についてはこんな具合だ。
《最後のティラノ以外のところは乗ってる途中に立ち
上がったり寝転がったりしても大体マシンが止まる
ことはない。〈中略〉正直おふざけはジュラシック
パークに限る》(昨年3月30日)
※「最後のティラノ」=ティラノサウルスの仕掛けが
登場するアトラクション終盤の場面
一歩間違えば重大な事故につながりかねないテーマ
パークでの迷惑行為。
ある府警幹部は今回の事件の意義をこう強調した。
「楽しむことと悪ふざけをすることは全然違う。悪質
なマナー違反は罰せられるという認識が広がったこと
で、若者たちが自分たちの行動を考え直すきっかけに
なるのではないか」
まあ、幼稚ないたずらですが、度を超すと、身を滅ぼ
す事になりますね。
会議の中で挙がった様に、刑事罰は、エンターテェイ
メントを生業にする企業には、相応しくなですね。
それでも、被害届を出さざる負えなかったのですから、
やり過ぎも良い所です。
警告を受けたら、止めるべきですね。
いかに目立ちたい。とは、言え、業務を妨害しては、
やり過ぎです。
民事でも被害の賠償を求められたら、それこそ、
重荷を背負う事になります。
【衝撃事件の核心】
「はい、確信犯です」USJ迷惑行為で送検された大学生の不遜…偽の骨折写真まで露出、悪ノリ競争する幼稚な精神年齢
2013.8.12 07:00 産経新聞

USJで迷惑行為を繰り返した神戸大生が
「アトラクションで骨折」と嘘を書き込んだ
ツイッターに添付したX線写真。
ネットユーザーからも、ここまでしてネット
上で注目を浴びたいのかとあきれられた
若さとは時に「バカ」と同義であり、「悪ノリ」と
イコールであったりする。
だが「若気の至り」で許される事柄にも限度はある。
大阪市此花区の
「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(USJ)で
男子大学生3人が迷惑行為を繰り返した問題は、
USJが被害届を提出し、大阪府警が威力業務妨害
などの容疑で書類送検する刑事事件に発展した。
来園者に夢を与えるテーマパークの性格上、刑事罰
を求めることには慎重論もあったが、学生らの不遜
すぎる振る舞いがUSJにレッドカードを決断させた。
安全に気をもむ係員に学生はこう言い放ったという。
「はい、確信犯です」
■後悔先に立たず
《“格好だけなら誰にでもできる”と。ならば“普通
じゃないことをして格好だけじゃないとこを見せる”。
これが信念》
威力業務妨害などの非行事実で家裁送致された神戸
大生(19)は昨年10月15日、USJでの自らの
行為についてブログにこうつづった。
誰もやらないことをして目立ちたい。
そんな“ウケ狙い”の行動は半年後、世間の猛烈な
批判にさらされることになる。
騒ぎの発端は神戸大生が3月21日、USJが新設
したばかりのアトラクション
「ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド~バックドロッ
プ」
で手首を骨折したと、ツイッターに嘘を書き込んだ
ことだった。
《鬼横乗り出して手広げとったら、よ!柱に手ぶつけ
て手首骨折した。まじで柱にあたるもんやねんな》
※「鬼横」=おそらく「鬼のように横に」
(つまり、大きく横に)の意
書き込みには、実際にはサッカーで骨折した際に
撮影したX線写真が添付されていた。
臆面もなく迷惑行為を自慢する内容にネットユーザ
ーらが反発。
ツイッターなどの更新履歴から過去の迷惑行為を暴
き出し、ネット上で拡散させた。
ユーザーらはさらに、一緒に行動していた関西外大
生(19)と同志社大生(20)の存在も割り出し、
各大学に迷惑行為を通報。
大学は学生を処分したが、USJは7月10日、
「もっと厳しい処分が必要」として府警に被害届を
提出した。
3人は同月22日、アトラクションを運行停止に
追いやったとして威力業務妨害容疑などで書類送検
された。
8月1日には神戸大生と関西外大生が家裁送致に。
神戸大生はツイッターに嘘を書き込んだとする偽計
業務妨害の非行事実にも問われた。
捜査関係者によると、3人は府警が事情聴取を始め
た当時、まるで人ごとのように淡々と動機を語って
いた。
しかし次第に事態の深刻さを理解し、後悔を口に
するようになったという。
ある学生は捜査員にこんな本音を漏らした。
「今ではUSJや他のお客さんにひどいことをしたと
思います。こんな大きいことになるとは思っていませ
んでした」
■ネットと現実で二枚舌
実はUSJ社内では騒動の発覚後、被害届提出の
是非を話し合う会議が頻繁に行われていた。
「迷惑行為によって事故が起きれば責任問題。厳しく
罰するべきだ」と強硬派が主張すれば、
「すでに社会的制裁を受けている」
と同情的な社員もいた。
「エンターテインメント企業のイメージに刑事罰は
そぐわない」との声も上がった。
USJは議論の末、捜査当局に3人の刑事処分を
求める方針を確認。
最終的に被害届の提出に踏み切ったのは、3人に
反省の態度が見られなかったからだ。
3人はいずれも奈良県在住で中学時代の同級生。
USJを「聖地」と呼び、大学入学前の24年
3月ごろから年間パスを使って来園しては、迷惑
行為を繰り返していた。
アトラクションに乗って暴れるのは当たり前。
園内の茂みに隠れ、来園者の背後から突然大声を
出して驚かせることもあった。
USJはそのたびに3人を注意したが、神戸大生
はその様子まで面白おかしくネットに書き込んで
いた。
《係員さんに2回きれられたわず。「あなた確信犯
ですよね」「あ、はい、確信してます」わず。ジュ
ラパご利用禁止なりかけわず》(昨年3月26日)
※「わず」=ネット用語で何かをやり終えたことを
表す。英語の「was」が由来
※「ジュラパ」=USJの人気アトラクション
「ジュラシックパーク・ザ・ライド」のこと
《この日はほんまに係員からの注意が多かった。
あげくの果てには係員が後ろをつけてくる始末。
〈中略〉あと一歩で退園かい》(昨年10月16日)
ネットでの強気な態度と裏腹に、現実に注意を受
けた際には係員に泣いて謝罪したこともあったと
いう。
ある社員は
「われわれの前では従順な態度なのに、ブログやツイ
ッターでは小ばかにするようなまねをする。演技で謝
っているとしか思えなかった」と振り返る。
アトラクションで骨折したという事実無根の書き込
みがあった3月、USJは攻勢に出る。
年間パスの登録情報をもとに、3人に事情を説明
するよう呼び出しをかけたのだ。
しかし、3人は再三にわたる呼び出しを無視。
月末から4月にかけてようやく来園したが、それも
騒動を察知した大学関係者や保護者に強制的に連れら
れてのことだった。
社員は
「相手はまだ学生だという思いもあったが、安全に関
わる問題を軽んじる態度には厳しい姿勢で臨むしか
ないと考えた」と打ち明けた。
■“余罪”の告白多数
テーマパークでは非日常的な体験に気分が高揚し、
思慮なくいたずらに走る若者が稀(まれ)にいる。
実際、USJでも過去にアトラクションの緊急停止
ボタンを押されたことはあったが、あくまで一過性。
ここまで常習的に迷惑行為を受けたのは初めてだっ
たという。
3人が立件されたのは3件の迷惑行為だったが、
犯行はこれだけにとどまらない。
神戸大生はネット上で“余罪”を多数告白して
いるばかりか、アトラクションごとに迷惑行為のノウ
ハウも教示していた。
例えば
「ジュラシックパーク・ザ・ライド」
についてはこんな具合だ。
《最後のティラノ以外のところは乗ってる途中に立ち
上がったり寝転がったりしても大体マシンが止まる
ことはない。〈中略〉正直おふざけはジュラシック
パークに限る》(昨年3月30日)
※「最後のティラノ」=ティラノサウルスの仕掛けが
登場するアトラクション終盤の場面
一歩間違えば重大な事故につながりかねないテーマ
パークでの迷惑行為。
ある府警幹部は今回の事件の意義をこう強調した。
「楽しむことと悪ふざけをすることは全然違う。悪質
なマナー違反は罰せられるという認識が広がったこと
で、若者たちが自分たちの行動を考え直すきっかけに
なるのではないか」
まあ、幼稚ないたずらですが、度を超すと、身を滅ぼ
す事になりますね。
会議の中で挙がった様に、刑事罰は、エンターテェイ
メントを生業にする企業には、相応しくなですね。
それでも、被害届を出さざる負えなかったのですから、
やり過ぎも良い所です。
警告を受けたら、止めるべきですね。
いかに目立ちたい。とは、言え、業務を妨害しては、
やり過ぎです。
民事でも被害の賠償を求められたら、それこそ、
重荷を背負う事になります。