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甲子園準V投手はなぜ“ひったくり常習犯”になり果てたのか…。

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http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130813/waf13081307000000-n1.htm

【衝撃事件の核心】
甲子園準V投手はなぜ“ひったくり常習犯”になり果てたのか…「スーパー1年生」の転落、その後

2013.8.13 07:00  産経新聞

Diary!自由きまま!思うママ!+(プラス)馬! by 梅コブ茶。

甲子園で準優勝を果たした豪腕は、
その後ひったくりで生活費を稼ぐように
なってしまった。
本田拓人容疑者は借金を重ねるように
なり、自暴自棄になっていったという





 高校球児の聖地・甲子園球場に8年前の夏、
突然現れたスーパー1年生を覚えているだろ
うか。

 本田拓人(たくと)。現楽天イーグルスの
田中将大投手を擁する駒大苫小牧高校が優勝
した平成17年の第87回大会で、140
キロ台のストレートを武器に京都外大西高校
を準優勝に導いた中心選手だ。

 高校卒業後に紆余(うよ)曲折の人生を歩
んだ準優勝投手は今、夢に見たプロの世界
からはほど遠いところにいる。

 そこはマウンドではなく、警察の留置場。

 そして、つかみ取ったのは栄光ではなく、
自転車の前かごにある女性のバッグだった。

(渡部圭介)




■白昼堂々


 6月15日昼過ぎ、大阪府大東市北条の
市道で、自転車の無職女性(68)が前かご
から、バイクで追い抜きざまに現金約2万
5千円が入ったバッグを取られる窃盗事件が
起きた。

 白昼に起きた犯行の様子は近くの防犯カメ
ラにしっかりと記録されていた。

 大阪府警の捜査員は、映像にくっきりと映
る犯人の体格にピンと来た。

 125ccのバイクがミニバイクに見える
ほど大柄の人物は、過去に同じような手口で
ひったくりを繰り返し、逮捕された男に酷似
していた。

 府警は7月1日、本田拓人被告(23)=
京都府八幡市男山金振=を窃盗容疑で指名
手配。

 9日夜、手配していた知人名義の車が静岡
県内を走行しているのを同県警が発見し、
運転していた本田被告は大阪府警に逮捕され
た。

「生活費がなかった」

「借金があった。自暴自棄になっていた」。

 本田被告はそう供述し、ほかにも数件の犯行
を認めたという。




■ミッキーと呼ばれた豪腕

 本田拓人。

 高校野球ファンにとっては、脳裏に刻まれた
懐かしい名前だろう。

 平成17年夏の甲子園。

 1年生ながら京都外大西高校の抑えのエース
として活躍し、「スーパー1年生」と騒がれた。

 当時、
同校を率いていたのは勇退を決めていた名将
・三原新二郎氏。

 2回戦の関西高校(岡山)戦で終盤に6点差
をひっくり返す大逆転劇を演じて勢いに乗ると、
チームは快進撃を続けた。

 決勝では田中将大投手を擁する駒大苫小牧
高校と対戦。

 京都外大西高校は敗れるが、2番手で登板
した本田投手は田中投手に負けない強烈な印象
を残した。

 北の王者相手に、打者の内角に淡々と速球を
ねじこんでいく。

 投球スタイルとは対照的な丸刈りのクリクリ
頭と、特徴的な耳の形から野球部内で
「ミッキーマウス」と呼ばれた初々しさ…。

 しかし、その注目がプレッシャーになったの
か、伸び悩む。

 2年生の春にセンバツに出場したものの、
めぼしい活躍がないまま、平成19年、3年生
として最後の夏を迎えた。




■「山あり谷あり」

 京都外大西高校は京都府大会の決勝に勝ち上
がる。

 あと1勝で再びあの舞台。そして、息詰まる
試合展開になった決勝は、本田投手の復活を予感
させる展開になった。

 最終回。京都外大西高校1点リードの8回から
登板した本田投手は9回に1死一、二塁のピンチ
を迎える。

 相手チームの打者はベース寄りに立って
「内角封じ」の本田対策を講じ、甘いコースに入
る直球に狙い球をしぼる作戦をとった。

 しかし、ギアを入れ直した本田投手は直球で
ぐいぐい押し込んで後続を断ち、2年ぶりの夏の
甲子園出場を決めた。

「もうちょっと荒れると思ったが…」。

 相手高校の監督は“スーパー1年生”の復活に
脱帽した。

 甲子園では3回戦で敗退するのだが、それでも
気迫のこもった投球を随所に見せる。

 雄たけびをあげる場面もあり、「ミッキー」と
呼ばれた初々しさは消え、堂々たる風格を漂わせ
ていた。

 最後の試合は自らのバットで逆転しながら、
直後に勝ち越し打を許した。

「1年生で準優勝し、周囲の期待にプレッシャー
を感じた。この3年間は山あり谷ありだった」。

 敗退後、本田投手は高校3年間をそう総括した。

 取り囲む報道陣に涙を見せず、プレッシャーを
乗り越えたからこその達成感をにじませてこう付
け加えた。

「最後にちょっと上がったからいいです」。




■転落の始まり

 その後の人生は下り続けた。同年のドラフト
会議では名前は呼ばれず、20年4月から大学
野球界の名門・近畿大学(大阪府東大阪市)に進
学するが半年もたたず中退。

「周囲の環境になじめなかった」という。

 活躍の舞台を求めていたところ、21年夏に
関西独立リーグ
「明石レッドソルジャーズ(RS)」から声が
かかり入団。

「元甲子園準V投手」として期待を集め、数試合
にリリーフ登板した記録があるが、ピンチの場面
で痛打され、リードを守りきれない試合もあった。

 明石RSは資金難から22年12月に活動を
事実上休止する。

 本田被告はチームを離れるとアルバイトで生活
費を稼いでいたようだが、長続きはしなかった。

 ひったくりに手を染め「容疑者」に転落したの
は23年だ。5月に大阪府枚方市の路上で、歩い
ていた20歳の女性から、バイクで追い抜きざま
にバッグをひったくった容疑で大阪府警枚方署に
逮捕される。

「遊ぶ金がほしかった」。

 当時、本田被告は動機についてそう語った。

 ひったくりに関心を抱いたきっかけは、失業中
に偶然目の前で起きたひったくり事件だったと
いう。


「こんなに楽に金を得られるのかと、味を占めた
可能性がある」(捜査関係者)。

 本田被告は執行猶予付き判決を受けた。




■破られた“約束”

 高校3年生のとき、高校野球雑誌が行った甲子
園出場選手アンケートの中で、本田被告は
「好きな言葉」に「promise(約束)」を
選んでいる。

 しかし、執行猶予中の身でありながら再び犯行
に手を染め、更生の誓いをあっさりほごにした。

 悪癖の「再発」には、本田被告の両親も気に
かけていたようで、今回の逮捕容疑にからみ府警
から連絡を受けた両親は

「息子の荷物から他人名義の免許証が見つかった。
またひったくりをしたのではないかと心配だ」
と吐露したという。

 その免許証こそ、逮捕容疑となった事件被害者
のものだった。

 選手アンケートの

「最も印象に残っている思い出」
という質問に本田被告は「甲子園準優勝」を挙げ、
将来の夢を「プロ野球選手」と書いている。

 思い出の中で躍動する自分を越えられず、夢破
れた高校球児の末路としてはあまりにも寂しい。

 逮捕前、草野球チームに所属していた本田被告。

 豪腕から投じられる素人のレベルを超えた球に、
打者のバットは空を切ったという。





見事なまでの転落劇ですね。

これほど見事だと、本人も納得でしょう。

元球児で、準優勝投手ならば、社会人からも、
引き合いが、有ったのではないか?

そう思うのですが。

就職には、有利な経歴だったはずなのに、何故?
就職の道を選ばなかったのか?

それが、不思議です。

きちんとした職が有れば、犯罪に手を染める事
は、無かった様に思うのですが。

まあ、元々、盗み癖が、有ったのなら、職には、
全く関係無いでしょうが。


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