http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130223/waf13022307010001-n1.htm
【衝撃事件の核心】
これが人間のすることか…
無抵抗の親日ネパール人を面白がって殴り殺した
大阪の若者の「鬼畜」
2013.2.23 07:00 産経新聞
平成24年1月に殺害されたネパール人の
ビシュヌ・プラサド・ダマラさんの遺影は、
妻が再開した店内に置かれている
大阪市天王寺区
日本に自国の文化を広めたいと
志したネパール人男性の命が夢半ば
にして絶たれたのはなぜか、法廷で
明らかになり始めた。
大阪市阿倍野区で昨年1月、
飲食店経営のビシュヌ・プラサド
・ダマラさん=当時(42)=が
殺害された事件で、殺人罪などに
問われた白石大樹(ひろき)(22)
と知人の白石美代子(23)の両被告
に対する裁判員裁判が20日から
大阪地裁(長井秀典裁判長)で始まっ
た。
被告側は殺意を否定し
「当日はかなり酒を飲んでいた」
などと主張。
ただ、暴行をとらえた防犯カメラ
の映像はむごたらしく、
「真実を知りたい」
と法廷に足を運んだダマラさんの妻
は厳しい表情を浮かべた。
■「面白がって暴力」
「被害者、遺族の方、申し訳ありま
せんでした」。
神妙に証言台の前で頭を下げる2人
。
しかし、その後に法廷のモニターに
映し出された防犯カメラの映像は凄惨
(せいさん)なものだった。
路上に横たわり、無抵抗の男性を上
から踏みつけたり、自転車を投げたり
する男たち。
被害者参加制度を使って審理に臨ん
でいるダマラさんの妻は凄惨な状況に
表情を厳しくした。
無抵抗のネパール人男性が一方的な
暴行を受けて殺害されたという今回の
事件。
起訴状によると、両被告は建築工の
伊江弘昌被告(22)=殺人などの罪
で起訴=と共謀。
平成24年1月16日午前4時20
~30分ごろ、大阪市阿倍野区の路上
で、ダマラさんの頭や顔を多数回殴る
蹴るなどした上、自転車を頭に投げ
つけ、脳が腫れ上がる
「外傷性急性脳腫脹」で殺害したと
される。
なぜダマラさんは暴行を受け、命を
奪われたのか。
検察側は
「たまたま通りかかった被害者を
無差別に狙い、面白がって暴力を振る
った」と指弾する。
検察側冒頭陳述によると、被告3人
は事件当日、午前4時過ぎまで阿倍野
区内の飲食店で酒を飲んでいた。
一方のダマラさんは、同市天王寺区
で経営する飲食店に勤める甥(おい)
ら2人とともに帰宅していた途中だっ
た。
そして一連の暴行が始まる。
■自転車2台も投げつけ
同18分ごろ。
ダマラさんらは突然、被告3人に襲
われる。
まず美代子被告がダマラさんの甥の
顔を殴った。
伊江被告は膝立ちになったダマラ
さんの首を後ろから絞め、大樹被告は
甥とは別の従業員を殴るなどした。
同20分ごろ。
伊江被告が逃げるダマラさんを捕ま
えて路上に引き倒し、大樹被告ととも
にダマラさんの脇腹や肩、頭などを
けったり、殴ったりした。
さらに、大樹と伊江両被告は、
ピンク色の自転車(重さ約17キロ)
を
「いっせいのーで」
などとタイミングを計り、頭を目がけ
て投げた。
ダマラさんの甥は、大樹被告らが
一時離れたすきにダマラさんを助け起
こそうとしたが、再び追いかけられて
逃げざるを得なかった。
同22分ごろ。
ダマラさんも起き上がって逃げて
いたが、先ほどの現場から約30メー
トル離れた路上で、さらに暴行を受け
る。
美代子被告は「コイツ」などと叫び
ながら、横たわるダマラさんの顔を踏
みつけた。
大樹被告も黒い自転車(重さ約15
キロ)を投げたり、近くにあったカラ
ーコーンで殴ったり、執拗(しつよう)
に暴行を加えた末に路上に放置した。
同29分ごろ。ようやく暴行が終わ
った。
ダマラさんは午前5時25分、搬送
先の病院で死亡が確認された。
■「酒を飲んで泥酔していた」
公判で主な争点になっているのは
殺意の有無だ。
検察側は、自転車を頭に投げる
など危険な行為をした大樹被告と、
それを見ていた美代子被告には
「死ぬかもしれない」
という殺意があったと主張している。
一方の被告側。
初公判での罪状認否で、大樹被告は
「自転車を頭に投げていない。暴行に
よって亡くなるとも、殺そうとも思っ
ていなかった」
と明確に殺人罪の成立を否定。
美代子被告も
「暴行は事実。でも反省しているし、
殺意はありませんでした」
と争う姿勢を示した。
被告側はそれぞれ、
「被害者らに対する強い恨みはない」
(大樹被告の弁護人)
「被害者とは初対面で殺す理由がなく、
死んでもいいとは思っていない」
(美代子被告の弁護人)などと述べ、
前提として殺害動機がないと主張。
その上で、当時の被告の状態に
ついて
「テキーラを一気飲みするなど、
かなり酒を飲んだ。人を殺す計画は
なかった」(大樹被告の弁護人)
「事件の2日前に覚醒剤を使用した
ことに加え、当日はビールとテキー
ラを5杯以上飲んで泥酔し、前後
不覚だった」(美代子被告の弁護人)
として、飲酒などが犯行に影響した
ことを示唆した。
さらに、自転車を投げつけたこと
も
「頭ではなく、体付近を目がけた」
(大樹被告の弁護人)と傷害致死罪
にとどまると主張。
美代子被告の弁護人は
「大樹被告らが自転車を投げたとこ
ろは見ていない」とすらしている。
ただ、激しい暴行を裏付けるよう
に、ダマラさんの頭には15カ所の
傷があり、胸や背中などにも骨折や
内出血の痕が多数残されていたと
いう。
■「人間のすることではない」
「おじさん(ダマラさん)から
『日本とネパールはルールが違う。
道を歩いていてもいろんなことを
されるかもしれないが、何もしては
いけない』と教えられていた」
今月21日の第2回公判。
証人として出廷したダマラさんの
甥が、被告らの暴行に抵抗しなかっ
た理由を語った。
それは、日本に溶け込もうとした
ダマラさんの教えによるものだった。
甥の証言などによると、
ダマラさんは1969年、ネパール
で6人きょうだいの次男として生ま
れた。
2000(平成12)年に来日し、
日本人女性と結婚。
会社勤めをしながらためた資金で、
平成23年7月、天王寺区にネパー
ル料理店をオープンさせた。
「日本にネパール文化を広めたい」
という長年の夢が実現したばかりの
ときに、悲惨な事件に巻き込まれた。
甥は公判で
「2歳のころからおじさんに育てら
れ、実の父より大きな存在だった」
と語った。
その上で、大樹と美代子両被告に
対し
「およそ人間が人間にすることでは
ない。(被告らには)死刑を望む」
と語気を強めた。
ダマラさんの妻は20日の初公判
終了後、代理人弁護士を通じて
「公判中は審理に集中したく、コメ
ントは控えたい」とした。
だが、公判前には弁護士に
「真実を知りたい。夫に最後にして
あげられることは裁判に参加する
こと」と語っていたという。
体調が許すかぎり審理に参加し、
3月5日には法廷で意見陳述をする
予定だ。
永山基準では、1人殺したくらいで
の死刑言い渡しは、有り得ませんが、
遊びで人を殺すその行為を行った
者を、傷害致死などで、済ませて
良いものか?
有る種、法と法を持って裁く者の
判断が、試される事件なのかも?
知れませんね。
映像が有る分、明確な判断材料が、
存在する訳で、裁判官が、どう?
判断するのか?
甥子さんの言葉の通り、
「おおよそ、人間のする事では、
無い。」です。
人間を辞めてもらうのが妥当で
しょう。
この様な連中を野放しにする司法
で無い事を祈るばかりです。
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これが人間のすることか…無抵抗の親日ネパール人を面白がって殴り殺した大阪の若者の「鬼畜」
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