http://sankei.jp.msn.com/life/news/121223/bdy12122322460000-n1.htm
「ノロ」認識なく感染拡大か
ワクチンなく対症療法のみ
宮崎6人死亡
2012.12.23 22:43 産経新聞
ノロウイルスによる集団感染が発生し、
記者会見で頭を下げる医療法人春光会
の宮路重和理事長(中央)ら
23日午後、宮崎県庁
ノロウイルスによる感染性胃腸
炎の集団感染が、全国で発生して
いる。
入院患者6人が死亡した医療
法人春光会東病院(宮崎県日南市)
では、ノロウイルスが原因という
認識がないまま職員が入院患者に
接触したことで感染が拡大した
可能性がある
。
ノロウイルスにはワクチンなど
の予防法がなく、治療も対症療法
に限られることから、抵抗力の弱
い高齢者や子供がいる施設では、
感染をいかに拡大させないかが
カギとなる。
ノロウイルスによる感染性胃腸
炎は、その感染力の強さから、
これまでも高齢者施設などで入所
者が死亡するなどの例が相次いで
いる。
ただ、健康な人の場合は感染
しても症状が現れないこともあり、
「現れても風邪のような軽い症状
で済むケースも多い」
(厚生労働省)。
そのため、気がつかない間に
ウイルスを拡散させる感染源と
なってしまう危険もある。
北里大学の和田耕治准教授
(公衆衛生学)は
「対策の基本は、こまめな手洗い」
と強調する。
調理や食事の前、トイレの後や
患者の汚物処理の後などには、
せっけんを使って手のひらや甲、
爪の間、手首までをしっかり洗う
ことが重要だ。
春光会東病院では、高齢者らが
胃腸機能の低下で日常的に嘔吐や
下痢をしていたことが対処の遅れ
につながったとみられる。
だが、原因が特定できていない
段階でも、吐いた物や便の処理に
は特に注意を要する。
便が付着した衣類やカーペット
などは捨てることが必要。
また、ノロウイルスはアルコー
ル消毒では死滅しないため、
市販の塩素系漂白剤
(次亜塩素酸ナトリウム入り)
が有効だ。
和田准教授は、患者が触れた
ドアノブや使用後のトイレの便座
なども、こまめに消毒することが
重要だと指摘する。
ノロウイルスによる感染性胃腸
炎は例年、11月~2月がピーク。
和田准教授は
「抵抗力の弱い高齢者などがいる
施設では、常日頃から対策を怠ら
ないことが重要だ」
と指摘している。
ノロウィルス、怖いですね。
2月までは、要注意ですか。
読者の方々、気を付けましょう。
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「ノロ」認識なく感染拡大か ワクチンなく対症療法のみ。宮崎6人死亡。
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