http://www.sankei.com/economy/news/141126/ecn1411260034-n1.html
【メガプレミアム】
韓国経済を疲弊させる「OINK」とは? 現代重工、経営危機なのに20年ぶりのスト実施か…
2015.1.8 17:20 産経新聞
現代重工業の造船所
韓国・蔚山広域市(ロイター)
「OINK」という言葉をご存じだろうか?
「Only in Korea(韓国でしかあり
得ないこと)」の略で、欧米の金融機関による
造語という。
そんなOINKに今、ピタリと当てはまるのが
韓国最大の総合重工業会社、現代重工業だろう。
昨年上期に巨額の営業赤字を計上し、経営不振
に陥る中、同社労働組合は昨年11月に約20年
ぶりとなるストライキを実施。
スト突入で業績のさらなる悪化は必至だが、
そこは「自分さえ良ければOK」なのか、まさに
OINKである。現代自動車労組も毎年のように
ストを繰り返すことで有名だが、ウォン高ととも
に、こうした状況の積み重ねも韓国経済の疲弊に
もつながっている。
■巨額赤字の非常事態にスト実施!?
昨年上期だけで営業赤字が1兆3000億ウォ
ン(約1310億円)に達したという現代重工業
。
非常事態の中、経営陣に追い打ちをかけたのが
同社労組によるスト計画だ。
朝鮮日報電子版など複数の現地メディアによる
と、同社労使は昨年5月以降、約半年間にわたっ
て賃金交渉を続けてきたが、合意に至らず、労組
は昨年11月27日に全組合員約1万8000人
による4時間の時限ストを決行した。
労働者がストライキを行う権利は、国際人権
規約で保障されており、先進各国では労働基本権
のひとつとして確立されている。
日本も今でこそストは減ったものの、それでも
労働争議などで労使が対立し、スト直前まで交渉
が難航するケースはある。
とはいえ、数年来、韓国の労働争議で目立つの
は
「会社の経営が傾いても、自分の給与さえ上がれ
ばよい」といった無謀な要求である。
■無謀な要求で疲弊する現代自
代表格が自動車最大手の現代自動車労組だ。
その強硬姿勢は世界的にも有名で、ほぼ毎年の
ように経営側に『無謀な要求』を突きつけ、交渉
が難航するとストを実施してきた。
日本の自動車関係者は
「企業を発展させる上で、経営側と組合側の
『健全な対立』は必要だ。しかし、グローバル
競争が激化する中、現代自労組のやり方は企業を
疲弊させ、競争力を弱めるだけだろう。組合員自
らが自分の首を絞めているのに等しい」と指摘
する。
20年間にわたってストを行わず、韓国が世界
に誇る造船メーカーとして業績を拡大してきた
現代重工もまた現代自と同じ轍を踏むのか。
かつて世界最大の造船国となった韓国だが、
今年9月の国別船舶受注量産では中国、日本に次
ぐ3位に転落。
今の経営状況でストに突入すれば、現代自が
昨年ストによって損失が膨らんだときと同じ状況
に陥るのは間違いないだろう。
■10社がGDP7割を占める歪さ
日本の製造業では想像できないことだが、韓国
経済に詳しい日本のジャーナリストは
「韓国人は子供のときから自らの主張をはっきり
と述べ、それを貫徹するように育てられてきて
いる」と説明。
しかも、その主張が間違っていても、理不尽で
あっても
「何らかの弁明、言い訳をしながら自らの正当性
を主張する。もちろん、すべての韓国人にあて
はまるというわけではないが…」と話す。
韓国経済は財閥系企業によるピラミッド構造で
成り立っており、サムスン電子、現代自など財閥
系10社の合計売上高がGDP(国内総生産)の
7割超を占める。そんな歪(いびつ)な経済構造
とともに、今回の現代重工のスト問題をみている
と、韓国経済は本当に危険水域に達しているので
はないか。
そう思わずにはいられない。
(昨年11月26日掲載、一部修正)
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を厳選し、【メガプレミアム】として年末年始に
一挙“蔵出し”します。改めてお読み頂き、
2014年がどんな年だったか振り返ってみませ
んか。なお、人物の年齢や肩書きなどは原則とし
て掲載時のままとなっております。
韓国は、素晴らしい国ですね。
私は、この素晴らしい国には、住めそうにも無い
です。
やはり、日本の方が良いです。
また、韓国人とも、融和出来るとは、思えません
ね。
どんどんストライキを起こして、国際競争力を
落として行ってほしいものです。
日本の企業のチャンスが増えますから。
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