http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20141112/frn1411120830006-n1.htm
中韓ＦＴＡで韓国に深刻リスク
日本を置き去りにする思惑も中身は…
2014.11.12 産経新聞
自由貿易協定（ＦＴＡ）を中国と締結すること
で大筋合意した韓国。
しかし、主力の自動車は関税の撤廃対象品目に
含まれておらず、液晶ディスプレーも関税撤廃
まで１０年の猶予があるなど、輸出への恩恵には
ほど遠く、専門家は
「円安ウォン高によって日本は競争力を維持でき
る」と分析する。
もはや引き返せないほど中国依存にのめり込ん
だ韓国の朴槿恵（パク・クネ）政権が抱えるリス
クも深刻だ。
中国は、自国参加していない環太平洋連携協定
（ＴＰＰ）交渉を牽制（けんせい）するために
韓国との経済の緊密化を強調。習近平国家主席は
朴大統領との会談で
「中国と韓国は肩を触れ合う良きパートナー」と
露骨に取り込みの意思をみせた。
そして３カ国のＦＴＡ締結交渉を進めている
日中韓のうち、日本だけを置き去りにする意図も
うかがえる。
韓国にとっては
「中国とのＦＴＡに追い込まれた」
（市場関係者）側面が大きい。
中韓の貿易額は昨年約２２８８億ドル
（約２６兆円）。韓国にとって中国は最大の輸出
相手国で、２０１３年の対中輸出は約１４５８億
ドル（約１７兆円）と全体の輸出額の２６・１％
を占める。
国内景気が低迷する中、韓国は最大の貿易相手
国である中国向けの輸出を伸ばすしか選択肢は
なかった。
韓国のメディアは
「経済領土が世界２位になった」と報じた。
経済領土とは聞き慣れない言葉だが、ＦＴＡを
締結した相手国の国内総生産（ＧＤＰ）が世界
全体のＧＤＰに占める割合で、これが７３％に
なると喜んでいる。
ちなみに１位はチリの７８％だそうだ。
韓国はＦＴＡで中国の２２・５％に上る自動車
関税が撤廃されるなどすれば輸出が拡大し、
ＧＤＰを約２・３％押し上げる効果があると見込
むが、思惑通りになるか、不透明な要因も多い
ようだ。
第一生命経済研究所の西濱徹主任エコノミスト
は
「電子機器などは中国国内メーカーも作っており、
新興国向けでは韓国と競争関係にある。逆に農産
物に関しては国内産業が打撃を受ける可能性が
ある。米国やＥＵ（欧州連合）とのＦＴＡでは
多額の補助金を出したが、中国産のコストは比べ
ものにならないほど低い」と語る。
日本は中韓ＦＴＡによって、中国向け輸出で
打撃を受けるのか。西濱氏はこう指摘する。
「韓国と競合する分野では、日本メーカーの対中
輸出の条件が厳しくなるのは事実だ。ただ、足下
で続く為替の円安ウォン高基調が維持されれば、
日本メーカーが競争力を維持することは十分に
可能だ」
中身が空っぽの中韓ＦＴＡに何の意味があった
のだろうか。
やはりですね。中国とFTAなんぞ、結んでも、意味
が、無い。と、思ってましたが、しっかり、韓国
側が、損してますね。
その国の基幹産業である、自動車の完全を引き下げ
るか、撤廃して貰わなきゃ、今までと、変わりませ
ん。
おまけに、液晶ディスプレイの関税も猶予期間が、
１０年も有るなんて。大笑いです。
少なくとも、日本製品との競争で有利になる材料が
有りません。
特に自動車ではね。
関税が無くなれば、中国国内で、今までの様に、
安価で、売った上、利益も十分に出たかも？知れま
せん。が、優位性は無いですね。
価格を下げれば、ウォン高の影響で、利益が、圧迫
されます。
後先を考えずに、面子だけで、結んだ条約の様です
。
記事に有る通り、結んだ意味は、無い様に思います
。
中国側には、意味が有りますが。
多分、FTAを結んだ事で、農業が壊滅し、産業も衰退
する事でしょう。
朴さんは、なかなか、賢いです。
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中韓ＦＴＡで韓国に深刻リスク。日本を置き去りにする思惑も中身は…。
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