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世界の投資家から総スカン! 中国IT企業重大リスク。投資に米議会が警鐘。

http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20140925/frn1409251820004-n1.htm

世界の投資家から総スカン! 
中国IT企業重大リスク 投資に米議会が警鐘

2014.09.25 zakzak


 中国のアリババグループが米国で史上最大規模
の株式上場を果たしたとして話題になったが、
米議会に提出された報告書では中国のインター
ネット企業株を買うリスクに警鐘を鳴らしている。

 そんななか、ドイツ・フランクフルト株式市場
に上場する靴メーカーの中国人CEO
(最高経営責任者)とCOO(最高執行責任者)
が失踪、会社の現預金を持ち逃げした疑いが浮上
するなど、世界の投資家の不信を招く事態が生じ
ている。

 19日にニューヨーク証券取引所に上場した
アリババグループは22日、250億3000万
ドル(約2兆7000億円)を調達したと発表、
上場に伴う調達額は史上最大となったことが確定
した。

 米市場がブームに沸くなか、米議会が諮問する
米中経済安全保障調査委員会が公表した

「米国証券取引所における中国インターネット
企業のリスク」と題した報告書で、
“中国のアマゾン”とされるアリババ、
“中国のグーグル”と呼ばれるバイドゥ(百度)、
“中国のツイッター”と呼ばれるウェイボー
(微博)などネット企業のリスクが取り上げられ
た。

 報告書によると、これらのネット企業では本体
が米市場に上場せず、VIE(変動持分事業体)
という別の企業体が上場する複雑な構造で、中国
当局が違法とみなす恐れがあり、
「米国の投資家は大きなリスクを負う」とした。

 また、これらの企業関係者が腐敗や賄賂で摘発
された事例も記したうえ、
「中国政府の政策が問題の源泉」と結論付けて
いる。

 報告書が最初に公表されたのは6月だが、
アリババ上場直前の9月12日に同社関連の記述
をあらためて追加した。

 そこでは、中国共産党幹部の子弟「太子党」や、
ロシアのプーチン大統領の周辺が
「株式上場で利益を得る可能性がある」などと付
け加えた。

 海外市場に上場する中国人経営者について、耳
を疑うような事態が生じたのはドイツ・フランク
フルト市場に上場する中国の靴メーカー、
福建索力靴業(ウルトラソニック)。

 同社は16日に発表した声明で、
「CEOとCOOが行方不明となり、中国本土と
香港にあった現預金の大部分が移管された」と
公表。

 2人を解任したと明らかにした。

 ドイツにある同社の持ち株会社には十分な資金
があると強調したものの、フランクフルト市場で
7ユーロ(約980円)前後だった同社の株価は
一時1ユーロ(約140円)まで暴落した。

 ロイター通信は
「中国企業のガバナンス体制に対する投資家の
懸念は一層深まりそうだ。比較的小規模な中国
企業の監査書類偽証疑惑や経営管理体制の不備を
利用して、空売りを仕掛ける投機筋もすでに現れ
ている」と報じた。

 その後、前CEOが中国のメディアに登場し、
「香港で休暇を取り、フィリピンで健康診断を受
けていた」

「携帯電話をなくしただけだ」と失踪や持ち逃げ
を否定したが、会社側は22日、
「前CEOが『会社に戻り、資金を返す』と連絡
してきたが、同社の監査役会は連絡が取れていな
い」と明らかにした。

 これを受けて同社の株価はやや値を戻したが、
それでも投資家の不信は払拭できない。

 ドイツ紙のフランクフルター・アルゲマイネに
よると、7月にも中国の包装紙メーカーでCEO
が突然失踪する事件が起きたという。

 フランクフルト市場は中国企業を積極的に誘致
していたというが、裏目に出た形だ。

 中国経済に詳しい週刊東洋経済元編集長の
勝又壽良氏は

「3年ほど前には、温州市の企業で、社員が1泊
2日の旅行をプレゼントされ、会社に戻ってみる
と高価な機械や設備がなくなり、経営陣が夜逃げ
していたという笑うに笑えない出来事があった」
と話す。

 日本でも家電量販店のラオックスやアパレルの
レナウン、三洋電機の白物家電部門など、中国
資本の傘下に入るケースも増えた。

 その一方で、中国企業の上場については、日本
市場も痛い目に遭っている。

 2007年に中国系企業として初めて東証1部
に上場し、120億円の資金を調達した環境関連
企業、チャイナ・ボーチーは、業績下方修正を繰
り返し、12年の経営陣による買収(MBO)の
額はたったの21億円だった。

 上場廃止となった後、別会社に吸収されて消滅
した。

 前出の勝又氏は
「中国という情報をちゃんと開示しない国の企業
の株を買うことのリスクを投資家は意識すべきだ」
と指摘した。





アリババの大株主は、孫正義氏と言う事です。

株式の36%を持ってるそうで、中国での事業を
考えて、募集を掛けた所、そこの総帥の話を聞い
て、わずか5分で、出資する事を決めたとか。

アリババ側の希望は、1~2億円程度の出資を求
めて居た所を、孫さんは、20億円を受け取って
ほしいと、言ったとか。

それだけ、成功を確信した。と、言うのですから、
やはり、孫さんの嗅覚 と言うのは、凄いもので
す。

今では、その20億円が、8兆円に成ってるので
すから。

そうした成功例もあるものの、元々、小さい話も
大きくして、、人を騙す癖を持ってる国民性です
から、投資には、慎重でないと、痛い目を見るの
は、当然の様に思えます。

中国の事業の投資する時は、お金をどぶに捨てる
気持ちで無いと、後悔する事になりそうです。


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