http://www.iza.ne.jp/kiji/world/news/131129/wor13112912190008-n1.html
“友人”に冷たかった韓国
フィリピン支援めぐり国内からも批判の声
2013.11.29 12:18 iza
フィリピン中部を襲った台風30号による死者が
4千人を超えた。
被災地ではいまだに行方不明者の捜索と被災者の
救援活動が続く。
各国が緊急支援に乗り出している中で、動きが鈍
かったのが韓国と中国だ。
中国にとってフィリピンは南シナ海の領土問題を
めぐって対立する相手国だが、韓国は米英仏と台湾
に次いで国交を結んだ親密な間柄だという。
韓国国内でも批判の声が上がり、
「被災国への支援や関心を国によって変える韓国」
などと題する記事も登場した。
■友人が困ったとき、手を差し伸べるのは少しだけ
…
11月8日にフィリピン中部のレイテ島に上陸し、
未曾有の被害をもたらした台風30号を受け、韓国
は500万ドル(約5億円)の緊急支援を行うこと
を決めた。
14、15日には約8千万円分の毛布やテント
などを現地に送った。
16日には輸送機2機をレイテ島タクロバンに
派遣している。
その支援について、同13日の朝鮮日報(電子版)
に
「被災国への支援や関心を国によって変える」と題
するコラムが載った。
支援額はこれまでのところ、米国が2千万ドル、
英国が1600万ドル、そして日本が1千万ドルを
表明。
記事では、まず支援額の少なさを指摘した。
韓国は、フィリピンとはいち早く国交を結んだ
だけでなく、1950年からの朝鮮戦争でも兵士の
派遣を受けた。
経済的な結びつきも強い。
貿易総額は2012年で115億ドル。
韓国からフィリピンへの投資総額は10億ドルに
も及ぶといい、記事はフィリピンのことを
「東南アジア諸国連合(ASEAN)で、最も親韓
的」と表現している。
大切な友人であるにもかかわらず、迅速な手助け
ができず、困った友人への関心も低かったというの
だ。
その後、民間主導の募金や支援などは散見されて
いるが、政府の対応について
「国全体が悲しみに包まれた友好国への支援として
はかなり小規模」と指摘。
「苦しみにあえぐ友好国に対する人道支援や関心と
いう点からすれば、国によって関心の度合いを変え
る必要はない」とまで断じている。
また、別の記事では、12年に韓国が世界のOD
Aの約1%に貢献したものの、緊急支援などの人道
支援額は0・2%で、財政危機に陥っているギリシ
ャやポルトガルより低かったという国連の報告を
紹介している。
要するに、ケチな上に、友人を思いやる心に欠け
ているということだ。
■交渉下手の独り善がり
大人げないと言えば、11月13日に行われた
朴槿恵大統領と、プーチン露大統領の会談では、
プーチン氏の遅刻に韓国メディアが噛(か)みつい
た。
朝鮮日報によると、プーチン氏は当初、12~
13日に訪韓予定だったが、直前に13日だけに
予定を変更。
厳しい日程の中で首脳会談は行われたが、プーチ
ン氏は経済関係者のイベントに急遽(きゅうきょ)
出席したり、ホテル出発時に、ロシアの国技サンボ
の韓国団体の関係者から歓迎を受けたりするなどし
て、首脳会談の会場に予定時刻を30分遅れて着い
た。
プーチン氏は遅刻の常習犯で、昨年はオバマ米
大統領、メルケル独首相との会談に遅刻するなどし
ている。
もちろん、プーチン氏の行為は外交上、礼儀を逸
した行為だ。
ただ、開始予定を意図的に遅らせ、相手を焦(じ)
らせることで、自ら主導権を握るのも“闘い”の
手法だ。
時間をどう使うかも交渉ごとの智恵のひとつだか
らだ。
首脳会談後の歓迎昼食会は、夕食会といっていい
午後5時前に始まったという。
その際、朴大統領は
「おなかも空いていらっしゃるのでは…」と首脳
会談を切り上げたとされる。
首脳会談を“闘い”の場と見立てれば、プーチン
氏のやりようにいちいち反応するのは、大人げない。
朴大統領が遅刻を指摘し、プーチン氏にピシャリ
とクギを刺すことだってできる。
そのことで主導権を握ることも可能なはずだ。
■他山の石
韓国の尹炳世外相は14日の国会答弁で、日韓
首脳会談について
「現段階では(歴史問題などでの)日本の誠実な取
り組みが足りず、環境が熟していない」と述べ、
開催に慎重な考えを示した。
その一方で、歴史問題と切り離して経済交流など
を進める方針を示し、
「日本とより安定した関係をいかに築けるか積極的
に検討する」と述べた。
政治と経済を切り離し、経済協力という
“おいしい実”だけを取ろうというのはあまりにも
姑息(こそく)だ。
こうした言動が、不信感を増しているとなぜ気が
つかないのか。
関西人は交渉ごとにたけ、商売上手とされる。
その善しあしはあるだろうが、韓国の外交姿勢は
まさに「他山の石」。
見習わないという意味で、実に学ぶことが多い。
とても古い記事ですが、まあ、この時は、中国は、
世界経済2位の国が、あまりにも少なすぎる。と、
言う世界の報道に、反応したのか?その後、増額
しましたね。
韓国は、相変わらずでしたが。
次に載せる記事の為、当時を思い出す為に、敢え
て取り上げました。
本当に、中韓に人道支援と言う言葉が、存在しない
のが、良く判ります。
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去年の記事ですが。“友人”に冷たかった韓国 フィリピン支援めぐり国内からも批判の声
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