http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140703/waf14070307000002-n1.htm
【大阪から世界を読む】
韓国「反日英雄像」が手にしているのは「日本刀」と判明、「撤去せよ」と大騒ぎ…
「これは降伏のポーズ」の指摘も、笑えぬ韓国「時代考証」の杜撰さ
2014.7.3 07:00 産経新聞
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撤去が決まった国会議事堂の李舜臣像
(韓国聯合ニュースHPより)
韓国で「抗日」の象徴として英雄視される李氏朝鮮
の将軍、李舜臣(イ・スンシン)(1545~98年)
の銅像が日本刀を持っている-と韓国内でクレームが
つき、撤去や改修の声が上がる騒ぎとなっている。
李舜臣は豊臣秀吉が朝鮮に出兵した文禄・慶長の役
(1592~98年)で朝鮮水軍を率いて戦ったこと
で知られ、ソウルの目抜き通りや国会議事堂をはじめ、
各地に銅像が立つ。
そのいずれもが日本刀ばかりか、中国の甲冑を身に
つけているとして問題視されているのだ。
「反日」が吹き荒れる韓国で民族の英雄が日本製の
武器を身につけていては確かに格好がつかないだろう
が、騒動の根底にあるのは韓国の時代考証やもの作り
のいい加減さともいえそうだ。
(岡田敏彦)
■「日本を撃破!」は嘘…
停戦を無視し、返り討ち死
李舜臣は文禄・慶長の役で朝鮮水軍を率い、日本
相手に「23戦23勝」の“戦果”をあげた英雄と
され、豊臣軍の海上補給路を断って苦しめた功績が伝
えられている。
ただ、これらの戦果は誇張されたもので、残された
資料によると、李舜臣はゲリラ的に奇襲して日本の
輸送船をいくつか沈めたものの、日本側が立て直した
後は撤退続き。
最後は、明軍と停戦合意して引き揚げる豊臣軍に対
し、停戦を無視して攻撃をしかけたあげく返り討ちに
遭って死亡したとされる。
しかし、明治維新後に朝鮮が日本の統治下に置かれ
る過程で研究者により再評価され、日本を撃退した
英雄として、その後、韓国内で多くの銅像が立てられ
た。
ところが、そのデザインが最近、問題視されている
のだ。
銅像はいずれも立てた刀を持ち、膝まで届く長い鎧
(よろい)を着て立っている。
この刀が、朝鮮伝統のものより長く、
「日本刀じゃないのか」との批判が噴出。
さらに鎧も中国の装身具のようで、
「刀は日本刀、鎧は中国風」といわれるようになった
。
■国会議事堂の像も「問題あり」
韓国SBSニュースや朝鮮日報などは昨年5月、
国会議事堂の本会議場前に設置されている李舜臣像に
ついて、
「国会事務局の諮問機関が剣と鎧について、それぞれ
日本と中国のものという評価を下した」と報じた。
朝鮮の刀に比べ、像の刀は長すぎるなどの点が理由
としてあげられた。
国の英雄が日本と中国製の武器で武装していては
格好がつかない。
特に「親日」は認めがたい国柄だけに「問題あり」
とする世論が沸騰。
韓国のメディア「News1」によると、昨夏に
ついに撤去が決まったが、新しい像ができるまでは
そのまま置かれることになった。
韓国の李舜臣像の先がけであるソウル・光化門広場
の銅像にも批判の矛先は向けられた。
韓国で略奪文化財返還運動に携わるヘムン僧侶が
「鞘を(利き腕の)右手で握っている。これは降伏の
ポーズ」
「持っているのは朝鮮剣ではなく、日本刀」
「付けているのは中国鎧」など5つの問題点を指摘。
ソウル市議会のムン・サンモ議員(民主党)も
「像は日本刀を持ち、中国式の鎧を身につけている
偽物。徹底した考証で新しい銅像を作るべきだ」
と主張した。
像は1968年の制作で、高さが約6・5メートル
。
台座を含めると18・5メートルになる堂々とした
ものだが、実はいわくつきだった。
廃船のエンジンやクズ鉄などを原料に作られ、青銅
の雰囲気を出すためペンキで青緑に塗装されていた
ことが判明したのだ。
このため赤さびが浮いたうえ一部が陥没するなど
劣化が激しくなり、2011年に大々的な修理を行っ
た。
ところが、この修理後から日本刀批判などが出始め
た。
国内の像はこの光化門広場の像を手本に建立した
ものが多く、同様の問題が各地で起きているという。
■制作者に「親日」疑惑
さらに、光化門広場の像を制作した彫刻家の故
・金景承(キム・ギョンスン)氏に「親日」疑惑が
持ち上がったことで、騒動に拍車がかかった。
朝鮮日報などによると、金景承氏は1934年、
東京美術学校(現東京芸術大)彫刻科に入学し、
朝鮮美術展覧会で「特選」を受賞。
41年には親日派の団体「国民総力朝鮮連盟」の
傘下の朝鮮美術家協会で評議員などを務め、日本の
戦争を賛美する「大東亜建設の声」という作品を
発表したという。
ちなみに金景承氏は、仁川自由公園に立つ朝鮮
戦争の立役者、マッカーサーの銅像も制作。
こちらは2005年に韓国の左派親北団体が撤去
を求める運動を起こし、米国の元高官から
「恩知らず」などと痛烈な批判を浴びた。
■韓国で像の価値は
韓国で権力や英雄の象徴として建立される像を
めぐっては、過去にも騒動が持ち上がっている。
北朝鮮との関係が悪化する中、強く「反共」を
堅持して韓国の礎を築く一方で、数十万人の国民を
「北の協力者」との罪で虐殺するなど、韓国内でも
毀誉褒貶(きよほうへん)の激しい李承晩
(イ・スンマン)初代大統領の銅像が2011年に
ソウル市内に再建立され話題になった。
建立は51年ぶり。初代銅像は1956年に南山
噴水台付近に建立されたが、不正選挙に怒った国民
のデモ(4・19革命)で李が辞任、米国へ亡命し
たことに伴い、60年に撤去された。
一度撤去された銅像が復活した珍しいケースだ。
銅像はその人物の功績をたたえ、後世に伝える
ためのもののはずだが、こうして見てくると、韓国
ではその考証も価値も安易な印象は拭えない。
他国にも広めようとしている慰安婦像も、考証
からやり直した方がよいのではないか。
まあ、そんなもんでしょう。韓国ですもの。
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韓国「反日英雄像」が手にしているのは「日本刀」と判明、「撤去せよ」と大騒ぎ…
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