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紫煙大国・中国の深刻な「幼児喫煙」 3歳児もスパスパ…
2014.06.07 zakzak
世界の喫煙人口の約3分の1を占める紫煙大国
・中国で、たばこにかかわる疾病で2050年
までに5000万人が死亡する可能性があること
が分かった。
英医学雑誌「イギリス医師会雑誌」(BMJ、
電子版)に掲載された研究者の調査で試算された。
一方で、5~6歳の中国の子供の9割近くが
たばこのブランド名を認識しているという調査
結果もある。
喫煙もまた、中国をむしばみ、崩壊へと導く要因
のひとつである。
BMJによると、米国とフランスの研究者による
調査では、中国でこのまま、たばこに関する規制が
行われない場合、12年から50年までの間に
5000万人がたばこに関わる疾病で死亡すると
推定している。
世界保健機関(WHO)のデータなどによると、
中国の喫煙者は現在3億2000万人以上。
現状で1年間にたばこによる疾病で死亡する人の
数は100万人に及び、BMJの調査では30年に
は年間300万人になる可能性がある。
中国は、都市と農村部の経済格差や大学生の就職
難、急速に進む少子高齢化などさまざまな問題を抱
えているが、喫煙対策もそのひとつだ。
ロイター通信(電子版)によると、北京市政府は、
駅や病院、学校などの公共の場は喫煙とし、違反し
た場合は最高200元(約3200円)の罰金を科
すことや、たばこの広告を禁止することなどを検討
しているという。
BMJの調査は、たばこ税を価格の75%まで引
き上げれば、15~50年の間に350万人が死亡
せずに済むほか、公共の場所での禁煙法の厳格な
実施で340万人、たばこ広告の管理で110万人
の生命が助かるなどと指摘。
これらの規制を厳格に実施できれば計1300万
人が助かるなどとしている。
つまり、こうした対策を実施しなければ、
5000万人が死亡することになる。
中国の「たばこ禍」がいかに深刻であるかを知る
衝撃的なデータもある。
米国の小児科専門誌「ピディアトリクス」(電子
版)に昨年10月に発表された米メリーランド大学
などの調査によると、中国の5~6歳児の86%が、
少なくとも1種類のたばこのロゴマークを認識して
いた。
調査は中国のほか、ブラジル、インド、パキスタ
ン、ロシア、ナイジェリアで行われ、たばこの認識
度では中国がトップだった。
調査は6カ国2423人を対象に実施。
たばこのロゴや食料品、車などのロゴを一致させ
るゲーム形式で行われ、68%が少なくとも1種類
のたばこのロゴを認識し、18%が4種類を知って
いた。
調査を担当した研究者は
「低・中所得国の多くの幼児は、たばこのブランド
をよく知っている」
とした上で、たばこの広告規制が守られていない
可能性があると指摘している。
実際、中国では動画投稿サイト「ユーチューブ」
に、たばこをふかしたり、たばこで遊んだりする
幼児の様子を映した動画が投稿されている。
日本たばこ産業(JT)の調査によると、30年
前の1983年に66・1%だった日本人の成人
男性の喫煙率は、2013年には32・2%と半分
以下になった。
03年施行の健康増進法で受動喫煙防止の努力
義務が明文化。
公共の場所での禁煙も進んでいる。
ただ日本の場合も喫煙の傾向が幼児にまで及ぶ
可能性はないか。
中国を悩ます喫煙問題は、他山の石とすべき事柄
でもある。
中国は、そのままで良いでしょう。
規制を作った所で、守られるはずも有りませんから
。
それよりも、煙草が、売れなくなる方が問題では?
もっとも、幼児が、自ら買うとは、思えませんが。
親が、買って来るのでしょう。
こうした規制を作ろうとすれば、当然、反対する
勢力が、出て来るのは、常です。
特に中国の場合、健康問題よりも商売重視ですか
ら、売れない事の方を問題視する。と、思います。
それに一度付いた習慣を変えるはずも無いです。
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古い記事ですが。紫煙大国・中国の深刻な「幼児喫煙」 3歳児もスパスパ…。
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