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日本発の新たな糖尿病治療薬。24時間血糖コントロール。

http://sankei.jp.msn.com/life/news/121106/bdy12110607590002-n1.htm

日本発の新たな糖尿病治療薬 
24時間血糖コントロール


2012.11.6 07:56 産経新聞

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Diary!自由きまま!思うママ!+(プラス)馬! by 梅コブ茶。


DPP-4阻害薬のメカニズム


 メタボリックシンドローム
(内臓脂肪症候群)
とかかわりが深い糖尿病は
「食の欧米化」などによって年々
増加し、国内の患者数は予備軍を
含め、2210万と推定される。

 こうした中、新治療薬として
登場したDPP-4阻害薬のグル
ープで、日本発の薬が初めて誕生
した。

 同薬は
「1日1回の服用で24時間の
効果が期待できる」
とされ、患者には朗報となろう。

(山本雅人)




■国内で実用化


 この薬は、主に2型糖尿病
(生活習慣、遺伝が原因)を対象
とした

「テネリグリプチン」
(商品名テネリア)で、9月に
発売。

 DPP-4阻害薬は海外の企業
が数年前から販売していたが、
今回は田辺三菱製薬が研究から
開発まで国内で初めて手掛けた。

 同社が本格的な研究に着手した
のは10年前。最終の臨床試験
(治験)を昨年終え、今年6月に
薬事承認を受けた。

 開発にあたった同社の林義治
プロジェクトリーダーは

「外国の製薬会社に比べると、
私たちは少数の陣容で行うなど
苦労もあった」と振り返る。

 治験の監修に携わった日本糖尿
病学会理事長で東京大大学院の
門脇孝教授(兼東大病院長)は

「日本発の創薬が難しい中、
メード・イン・ジャパンの薬が
実用化したのは大きな意義がある」
と話す。




■1日1回1錠

 田辺三菱製薬側がテネリグリプ
チンの薬事承認審査時に提出した
データ
(4週間投与の患者65例)
によると、1日1回1錠の服用で、
朝食から夕食後まで24時間、
血糖値を有意にコントロールし
続けられることが示された。

 東大が患者約3千人を対象に
実施した調査では、約8割の人が

「1日を通じて(持続する)血糖
コントロールをしたい」と回答。

 治療薬にはインスリン注射や別
の薬もあり、それぞれ効果や役目
があるが、調査結果が示すように
1日1回の服用で済むことは患者
の負担を軽減することになる。

 糖尿病の薬物治療では血糖値を
下げ過ぎ、低血糖を引き起こす
こともある。

 しかし、テネリグリプチンを含
めたDPP-4阻害薬は高血糖時
のみに作用するため、低血糖の
可能性が減少。

 同薬は糖尿病治療でのターニン
グポイントとなった。

 門脇教授は

「メタボの段階、さらに糖尿病の
初期で予防・治療するのは望まし
い。しかし、糖尿病と診断された
後も適切な治療を行えば、元気に
日常生活を送れる時代となりつつ
ある」と話している。

       ◇

■悪玉酵素を阻止してインスリ
 ン分泌促進


 糖尿病の新しい治療薬、インク
レチン関連薬には2種類あり、
DPP-4阻害薬はその一つ。

 糖尿病治療の鍵を握るのは、
血糖値を下げる作用を持つインス
リンだ。

 善玉ホルモンのインクレチンは
インスリン分泌を増やす働きが
ある。

 インクレチンは分泌後、悪玉の
分解酵素のDPP-4によって
ほとんどが壊されてしまうと、
血糖値は上昇する。

 これに対し、DPP-4阻害薬
を服用すると、DPP-4の動き
をブロックしてインクレチンを
保護する。

 その結果、膵臓(すいぞう)
からインスリンが分泌され、
血糖値を下げる効果が期待される。

 しかも、同薬は低血糖を起こし
にくい特徴も持つ。



便利な薬が、出来たものです。

血糖のコントロールは、難しい
様で、低血糖に成った時の為に
甘い物を持ち歩いてる様な事も
聞いた事が有ります。

元上司が、糖尿病だったので。

また、私自身、入院した時の
病棟に糖尿病の患者さんが、
ほとんどでした。

インスリンを打ったら、パチ
ンコなんかに行ってた様です
が。

ともあれ、朗報でしょうね。


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