http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140601/wlf14060107000009-n1.htm
【芸能考察】
厳戒「総選挙」、AKBビジネスモデルは〝成熟〟へと変化できるか…
〝ポスト大島〟へメンバーたちは気丈に
2014.6.1 07:00 産経新聞
今年2月、AKB48の全国握手会に出席した
大島優子。「卒業」する大島に代わるAKBの
〝顔〟を決める総選挙は襲撃事件を受け、
厳戒態勢で行われる
(C)AKS
AKB48のメンバーらが刃物で男に切りつけら
れた事件を受けて実施が危ぶまれていた6月7日の
「AKB48 第6回選抜総選挙」が予定通り開催
されることになった。
事件後、AKBとNMBなど姉妹グループには、
握手会の延期やAKB48劇場の休館など深刻な
影響が出ているが、総選挙は握手会と並んで
「会いに行けるアイドル」を体現する看板イベント。
AKBの今後の展開を占ううえでもいつも以上に
重要な総選挙となりそうだ。
(安田奈緒美)
■“2つの心臓”2つとも止めるわけにはいかぬ
岩手県滝沢市で起きた事件は「会いに行けるアイ
ドル」の活動に大きな影響を与えた。
東京・秋葉原の劇場は31日まで休館が決定。
また31日の愛知・ナゴヤドーム全国握手会と、
6月1日の千葉・幕張メッセでの劇場版個別握手会
も相次いで延期が発表されている。
そんな中、AKBは28日、公式ホームページ上
で、「総選挙」について
「予定通り開催の運びとさせていただきます」と
発表。
AKBのCDを発売しているキングレコードの
関係者は
「会いに行けるアイドルAKB48にとって握手会
と総選挙は2つの心臓。2つとも止めるわけには
いかない」と心情を吐露する。
運営側は
「会場内警備員の増員、金属探知機による入場時の
チェック強化、持ち物検査の強化などを全会場にて
実施してまいります」としている。
ただ、総選挙は5万人近くを収容する
「味の素スタジアム」(東京都調布市)で開かれ、
警備強化によって入場時間がこれまでの倍以上かか
り新たな混乱を招く可能性もある。
■気丈に「ポスト大島」争う姿勢
総選挙は今年で6回目を数えるが、特に今回は、
AKB草創期から人気を支えた大島優子の卒業が決
まっているとあって、新時代の“顔”を決める大事
な選挙だ。
そこへ起きた襲撃事件。
メンバーや関係者はショックを引きずりながらも、
動揺を表に出さないよう気丈に振る舞っている。
さて、そのトップ争いだが、昨年、大島を押さえ
て1位になって2連覇を狙うHKTの指原莉乃や、
公式ガイドブックのセンターに起用されたNMBと
AKBを兼任する山本彩、新シングル
「ラブラドール・レトリバー」のセンターを務めた
AKBの渡辺麻友らの名があがっている。
新曲キャンペーン中の大阪で、チームKキャプテ
ンの横山由依は
「優子さんのいないAKBは今、考えられない。
ちょっといないだけで、すぐ帰ってくるような気が
している。でも、これからはメンバーそれぞれ向上
心を持って新時代を迎えられたら」
と話し、大島卒業後のAKBをどう発展させていく
かを強く意識していることを訴えた。
一方、「新世代」として注目されている西野未姫
も
「若い私たちが前に出て行かないといけないと思う。
これまでと変わったAKBを楽しんで見てもらうに
は、私も自分の存在を印象づけていきたい」
と話していた。
■“成功の方程式”崩れたら…
事件の衝撃が収まらない中、存在意義をかけて
“強行”されることになった総選挙。
今後、「AKB商法」の見直しを迫られるのは
必至だが、そう簡単にはいきそうもない。
AKBを経営学的の観点で論じる西尾久美子
・京都女子大学教授(経営学)は
「AKBはアイドルという虚像、偶像に会えるとい
う、相反する事象を同時に成立させている希有な例
。他のアイドルとは差別化して成功してきた」
と指摘した上でこう話す。
「AKB商法を支えてきた握手会の中止、延期が続
けば、他との差別化が図れなくなり、ビジネスの
根幹を揺るがす」
もう一つの看板イベント・総選挙についても、
「1年間の成果が見える透明性の高いシステムで、
少女たちのモチベーションにつながる仕組み。
その選挙がなくなるようなことになれば、当人たち
や、応援するファンの動向に影響するのは必至」
という。
■「会いに行ける」貫くか、「距離感」設けるか
“二枚看板”はどうなるのか、そしてAKBは
どこへいくのか-。
京都の花街が350年続いてきた理由を経営学の
立場から研究してきた専門家である西尾教授は、
AKBと花街、そして宝塚歌劇団を比較した論文も
発表しており、
「少女を短期間で育成して公演を行い、次々と新し
い世代を取り込む方法に類似点がある」
と指摘する。
ただ、花街や宝塚歌劇団は「一見さんお断り」や
「ファンクラブによる自主規制」などで客やファン
との“絶妙な距離感”も保ってきた。
「宝塚は100年、花街は350年続いている。
その長い年月の間に組織運営や人材育成の仕組みを
作り上げた。AKBもいまのビジネスモデルを成熟
させていくためには、仕組みの変化を模索する時に
来ているのではないか」
これまで通り「会いに行けるアイドル」路線を貫
くのか、ファンとの間「距離感」を設けるのか。
運営側は正念場を迎えている。
どうするんですかね?しかし、そこはアイデアマン
の秋元氏。
何らかの手を打って来る事でしょう。
それにしても、AKBグループの次代の顔は、誰にな
るのでしょう?
私個人としては、指原だと、思ってますが。
へたれキャラから始まった彼女です。
美人でも無く、芸人さんからもイジラレまくる。
でも、ことチャレンジする姿勢は、大したもので
す。
それだけに、グループとしての活動以外の露出も
多くなってます。
今までの神7と呼ばれたメンバーとは、一線を隔す
存在です。
おまけに、そんな彼女を支持する大人たちが、多い
のにも驚きます。
その力も有って、露出が増えてる様な気がしますね。
今年は、誰がNO1になるのか?判りませんが、確か
に今後を占い大切な選挙になるのでしょう。
少なくとも今では、彼女達は、音楽業界だけでなく
テレビメディアにとっては、お宝になってる訳で、
経済の一部ですから、無視する事が、出来ない
存在であり、イベントです。
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厳戒「総選挙」、AKBビジネスモデルは〝成熟〟へと変化できるか…
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