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実は危機的状況、「内なる脅威」抱える習政権の不安定さ。

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http://sankei.jp.msn.com/world/news/140501/chn14050112370003-n1.htm

【石平のChina Watch】
実は危機的状況、「内なる脅威」抱える習政権の不安定さ

2014.5.1 12:37  産経新聞



中国の習近平国家主席。国内問題への
対処に追われる
今年4月、ベルギー(AP)



 先月15日、新設された中国中央国家安全委員会が
初会議を開いた。

 冒頭、
委員会トップの習近平国家主席は「重要講話」を行い、
その中で「総体的国家安全観」という耳新しい概念を
持ち出した。

 一般的に「国家安全」とは、

「外部からの軍事的脅威に対する国家の安全」
という意味合いで理解されることが多いが、習氏の
いう「総体的国家安全」はそれとは異なる。

 講話では

「政治安全、国土安全、軍事安全、経済安全、文化
安全、社会安全、科学安全、生態安全、資源安全」
などの11項目を羅列し、それらの「安全」をすべ
て守っていくのが「総体的安全観」の趣旨だと説明
した。

 11項目の中で習氏が特に強調しているのが
「政治、経済、軍事、文化、社会」の5つである。

 この5項目の中で外国からの軍事的脅威に対する
「軍事安全」以外はすべて国内問題としての
「安全」を指しているのだ。

 つまり、習氏の「総体的安全観」には主に国内の
安全問題が念頭にあることがよく分かる。

 そして習氏は、国家安全委員会の主要任務として
とりわけ政治、経済、社会、文化の「安全保障」を
強調してみせた。

 逆に理解すれば、この国の主要な構成部分となる
政治、経済、社会、文化の多岐において、国家安全
を脅かすような危険要素があまねく存在している、
ということになるのだ。

 中国の現状はまさにその通りだ。

 たとえば政治の面では共産党の一党独裁に対する
国民の不信感と反発が広がっているのは周知の事実。

 バブルの崩壊に伴う経済破綻の危険も日々迫って
いる。

 そして文化の面では、娯楽やセックスを追い求める
大衆文化が勢いを増し、イデオロギー中心の
「官製文化」が無力化していることは1月23日掲載
の本欄指摘の通りだ。

 社会に関して言えば、年間20万件前後の暴動・
騒動事件の発生はまさに、中国社会が大変不安定な
危機状態にあることを示している。

 人間の体に例えて言えば、今の中国はまさに全身
病巣の重病人となったようなものだ。

 命を支える主要器官のすべてが危険な病気に侵され
ている状況である。

 このような厳しい現実があるからこそ、習氏が認識
する国家安全上の危機は外敵からの脅威など単純な
ものではなく、むしろ国内問題から発する
「内なる脅威」が主なのである。

 そして、彼と彼が率いる国家安全委員会が、国内
危機の対処に精いっぱいであることも容易に想像でき
よう。

 それは日本にとって都合の良いことだ。

 中国共産党政権が常に「内なる脅威」にさらされて
いることが、彼らの進める対外拡張戦略の足かせに
なっているからである。

 もう一つ、それほどの「内なる脅威」を抱えている
中国が国際舞台での覇権争いで、超大国の米国と伍
(ご)してゆくのにはやはり無理がある。

 経済と軍事力の大差はもとより、オバマ大統領には、
習氏のような国内問題としての「政治安全」や
「文化安全」を心配する必要がまったくないから、
発揮できる力の差は歴然としている。

 われわれは中国の拡張政策の脅威を十分に認識して
おきながら、彼らの弱点、アキレス腱(けん)もきち
んと把握すべきだ。

 中国の実力を過大評価して、あたかもかの国が世界
を制覇しているかのような過剰な想像にとらわれる
ことは、中国に対抗して平和と秩序を守るわれわれの
固い意志をそぐ意味では、むしろ有害であろう。

 とにかく、中国と習氏の覇権主義的危険性と、
あやふやな足元の両方をちゃんと見た上で彼らへの
対策を考えるのが賢明である。



             


【プロフィル】石平
せき・へい 


 1962年中国四川省生まれ。北京大学哲学部卒。
88年来日し、神戸大学大学院文化学研究科博士課程
修了。民間研究機関を経て、評論活動に入る。
『謀略家たちの中国』など著書多数。平成19年、
日本国籍を取得。





ウィグルの解放勢力と民主化勢力が、結んだら、習
さんとしては、脅威となるでしょう。

本来、国を変える際は、軍と結び付くのが、一番良
い方法です。

軍人の多くは、一般庶民の出でしょうから、やはり
体制に不満を持つものも多く存在するはずですから。

そうそう、軍のクーデターに乗じるパターンが、
普通です。

さすがに、素手では、国に対抗するのは、無理です。

天安門事件で、大学生たちは、素手で立ち向かいま
したが、戦車に踏みつぶされて終わりでした。

今度は、いかに軍を巻き込むか?それが、焦点に
成る事でしょう。

もし、それが、成功したら、習さん、尖閣どころの
話では、無くなるでしょう。

と、同時に、富裕層は、国を逃げ出すかも知れませ
んね。

ええ、事のついでに狙われる可能性が、高いですか
ら。


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