http://sankei.jp.msn.com/world/news/121104/chn12110411260001-n1.htm
【軍事情勢】
「井戸掘った人を忘れぬ」ではない
中国は「2人で井戸をのぞけぬ」怖い国
2012.11.4 11:26 産経新聞
国連総会で「日本は釣魚島
(尖閣諸島魚釣島の中国名)を盗み取っ
た」などと演説する中国の楊潔●外相。
品性に欠く常識外れの発言は、中国の
本性を表わしている
9月27日、ニューヨーク(ロイター)
●=簾の广を厂に、兼を虎に
《中国の影響は(日本人)個々の
人格、その魂には決して及ばなか
った》
国際連盟事務次長まで経験した
第一級の国際人・新渡戸稲造
(1862~1933年)が遺し
た言葉である。
中国外務省が10月22日に行
った記者会見に、日本人との
「人格」「魂」の違いを見た。
憤るより、むしろ悲しかった。
■新渡戸稲造の慧眼
沖縄県沖公海上で炎上中だった
大型貨物船から中国人乗組員64
人全員を救出した海上保安庁に、
最後まで感謝の言葉が無かったの
だ。
あまつさえ、この日夕には、
中国海軍のミサイル駆逐艦など3
隻が沖縄本島沖を、沖縄方面に向
け威嚇航行している。
もっとも、さしたる驚きはない
。
沖縄県石垣市の尖閣諸島に対す
る日本の領有意志を挫くべく官製
暴動を企て、中国の近代化を手伝
ったパナソニックの中国工場を
破壊する国。
中国は
「井戸を掘った人を忘れない」
国ではない。
「一人で廟に入るな、二人で井戸
をのぞくな」
という諺の方が中国文化の正体を
真に言い当てている。
一人で廟に入ると、悪い坊主に
殺されて金品を奪われる。
二人で井戸をのぞくと、もう一
人に突き落とされる-という意味
。
怖い。
9月の国連演説で、
中国の楊潔チ外相(62)は
「日本は釣魚島(尖閣諸島魚釣島
の中国名)を盗み取った」
と、自らの品性を卑しめる発言を
行ったが、中国の側こそが、国家
ぐるみで「悪い坊主」と化して
いる。
中国南海研究院の呉士存院長は
8月、米ニューヨーク・タイムズ
紙上でこう放言した。
「中国は南中国(シナ)海全域の
支配を望んでいるわけではなく、
わずか80%の支配を求めている
だけである」
「80%の支配」も有り得ぬ話
だが、「80%の支配」を
「求めているだけ」と「だけ」で
片付ける傲岸ぶり。
後の20%を、フィリピンや
ベトナムなどそのほかの“夷狄”
で分け合え、と言っているように
聞こえる。
「野蛮な異民族」「未開の民」を
指す「夷狄」。
東南アジア各国と領有権問題を
有する南沙・西沙・中沙各諸島を
管轄する三沙市
(市庁舎ウッディー島/中国名
・永興島)をこしらえ、南シナ海
の紛争海域を担任する三沙警備区
を設置した件につき、米国務省が
8月に懸念表明した際もそうだっ
た。
中国外務省はこう反論した。
■一貫性もない中国の主張
「南沙と周辺海域に、議論の余地
無き主権を有するし、十分な歴史
的証拠も有している」
しかし、中国には
「議論の余地無き主権」も
「十分な歴史的証拠」も無い。
まず、中国はモンゴル支配下の
13世紀末、中国船がスカボロー
礁(フィリピンや台湾、中国が
領有権を宣言)を訪れた“実績”
を領有権の論拠として挙げる。
だが、遥か前からフィリピン人、
マレーシア人、インドネシア人、
ベトナム系が往来している。
中国はまた、1898年12月
のパリ条約で、スペインが米国に
主権委譲した範囲にスカボロー礁
が入っていなかった点を主張する。
だが、米西戦争(98年4~8
月)に勝った米国は条約において、
カネでスペインからフィリピンの
主権を買い、直後比独立まで否定
した。
条約は、フィリピンの対西独立
宣言から半年後に交わされている
が、フィリピン人の意志は反映
されていない。
さらに中国は、
中華民国水陸地図審査委員会が
1935年にスカボロー礁を自国
の版図に入れたことを強調。
従って、フィリピンが解決策と
して訴える国連海洋法条約
(94年発効)の規制を受けない、
とする。歴史が法に勝るという
理屈だ。
ところが中国は96年、
歴史を主権の根拠として認めない
海洋法条約を批准した。
条約に基づき
「沿岸から370キロをEEZ=
排他的経済水域」と主張。
「国際法と平等の原則に基づき」
個々の国々と協議すると、高らか
に謳っている。
歴史と法をつまみ食い
中国は「版図拡大」の道具とし
て、長い歴史と法律をつまみ食い
し、都合良く解釈している。
米国務省が8月、2002年の
中国・ASEAN行動宣言
(DOC)を尊重し、緊張緩和に
向け法的拘束力を有した行動規範
の実現を求めた際は、こう開き直
った。
「一部国家はDOCを順守して
いない。挑発的方法で度々、DO
Cの理念を踏みにじった。関係国
にDOCの厳格な順守を要求する」
「一部国家による石油開発区設定
や島嶼・海域を確保するための
違法な国内法整備に何故、目を
つぶるのか。一部国家の海軍戦闘
艦艇による中国漁船威嚇を何故、
議論せぬのか」
「一部国家」「関係国」という
主語を「中国」に、
「中国漁船」を「東南アジアの
漁船」にそれぞれ置き換えると、
現状が正確に把握できる。
新渡戸の言葉は、斯くも歪んだ
中国の国柄を語り切っている。
曰く-
《彼らの精神構造には、自分の
責任を免れるために、他人や世間
をなじるという習性があり、自分
に関係のない原因や他者に責任を
おしつけてしまう》
実際、中国外務省は、官製暴動
における日系企業の甚大な被害の
「責任は日本が負うべき」、
日本を畏怖させるべく行った東
シナ海での中国海軍・国家海洋局
による合同訓練には
「中日対立エスカレートの責任は
全て日本側にある」、
日中国交40年記念式典中止にも
「全ての責任は日本側にある」と
述べた。
その親しさ故に、民主党の
「責任転嫁」体質はまさか、中国
譲りであるまい。
前原誠司国家戦略担当相(50)
と岡田克也副総理(59)は、
東京都による尖閣諸島国有化の動
きが中国を怒らせたと、
石原慎太郎知事(80)を指弾し
た。
知事が指導力を発揮し、慌てて
地主と交渉を始めた見苦しさは
最早忘れている。
新渡戸はこうも記した。
《中国の影響は、何世紀にもわた
って及んだにもかかわらず、浸透
しはしなかった》
女性宮家創設や南京大虐殺捏造
への沈黙、公人の靖國神社不参拝
…。
日本文化を極限まで薄めんと欲
す「中国の影響」を受けた政治
勢力「浸透」は予見できなかった
ようだ。
(政治部専門委員 野口裕之)
昔から、変わらぬ体質ですね。
何せ、自分以外は、全く信用し
ないお国民性です。
騙し、騙せれの歴史ですもの、
中国人の血の中にめぐるDNA
なんでしょう。
長らく、密告社会だったのです
から。
こんな国を放っておいて良い事
は無いのですが、まあ、色んな
ところで、今後、対立を生んで
行く事でしょう。
日本以外でも、迷惑を被る国は
どんどん増える事でしょうね。
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【軍事情勢】 「井戸掘った人を忘れぬ」ではない 中国は「2人で井戸をのぞけぬ」怖い国。
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