http://www.sponichi.co.jp/society/news/2014/03/10/kiji/K20140310007747360.html
危険なスズメバチ国内侵入
長崎県で初確認
既に定着
2014年3月10日 09:1 スポニチ
長崎県・対馬でミツバチを襲う
ツマアカスズメバチ
(九州大・上野高敏准教授提供)
Photo By 共同
韓国や欧州で人間の被害や生態系への影響が
大きな問題になっている中国原産のスズメバチ
「ツマアカスズメバチ」が長崎県の離島、
対馬に侵入、定着していることが、地元の自然
愛好家や対馬市、九州大の上野高敏准教授らの
調査で10日までに確認された。
攻撃的で、健康被害とともに、餌になるニホン
ミツバチなど在来の昆虫の棲息や生態系への
悪影響が懸念される。
環境省も対馬での棲息状況や生態の調査を始め、
防除対策の検討に乗り出した。
上野准教授は
「繁殖力が強く、本土に侵入したら分布が急拡大
し、被害が深刻化する可能性が高い。早めの駆除
対策が必要だ」と警告した。
ツマアカスズメバチは最大で体長が3センチ
程度になるスズメバチの一種。
昆虫などを捕食するほか、巣を刺激すると執拗
(しつよう)に人間を追尾することが知られて
いる。
日本に広く分布するオオスズメバチよりは小さ
いが、対馬にもいるヒメスズメバチより攻撃性は
はるかに高いという。
上野准教授が昨年、現地調査を実施した結果、
ツマアカスズメバチの定着を確認し、韓国と欧州
に侵入したタイプと同一であることを明らかに
した。
対馬北部では多数の巣が見つかり、養蜂に使う
ニホンミツバチを捕食していることも分かった。
対馬との間に定期航路がある韓国から、船に乗
って侵入した可能性が高いという。
対馬市は巣が確認された場合は専門家を派遣し
て駆除するとの対策を取っているが、上野准教授
によると、巣は駆除が困難な高い木の上や崖の上
などにも多く、現状の対策では分布拡大を防ぐに
は不十分だという。
養蜂家の方々には、有り難く無いニュースですね。
外来種の生命力、繁殖力の強さは、蜂でも変わら
ない様です。
どうにか、侵入を防いで貰いたいものです。
↧
危険なスズメバチ国内侵入。長崎県で初確認。既に定着。
↧