http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140306/crm14030610200007-n1.htm
【柏通り魔事件】
目立つ特異性、執拗にカネ狙い…通り魔、強盗ともずれ
2014.3.6 10:15 産経新聞
柏署から送検される竹井聖寿容疑者
6日、千葉県柏市
(撮影:財満朝則)
「人を殺している。カネを出せ」。
千葉県柏市の連続通り魔事件で、強盗殺人容疑で逮捕
された竹井聖寿容疑者(24)は、池間博也さん(31)
を刃物で刺殺した直後の3日午後11時40分ごろ、
市道を通りかかった車の男性(44)に刃物を突きつけ、
3500円入りの財布を奪った。
その後、竹井容疑者は通りかかった男性(47)から
車を奪って逃走。
一連の4件の犯行で3人が金銭や車を要求された。
さらに現場には、池間さん名義のカードが散乱して
いたが、財布は見つからず、竹井容疑者は池間さんの手
提げバッグを持ち去り、1万数千円を奪った。
過去の通り魔事件では、犯人が金銭を要求するケース
はめずらしい。
17人が死傷した平成20年の東京・秋葉原の無差別
殺傷事件。男はレンタカーのトラックで次々と人をはね
た後、ナイフで通行人らを切りつけた。
ネットの掲示板で、だれにも相手にされなくなって
「孤立感を深めたこと」などが犯行動機だったとされる。
20年のJR荒川沖駅(茨城県土浦市)周辺の無差別
殺傷事件では、男は死刑になるようにと、刃物を振り回
した。
13年に大阪教育大付属池田小で児童殺傷事件を起こ
した男も「捕まって死刑にしてほしかった」と事件の
動機を語っている。
「執拗(しつよう)に金銭を要求している点などから、
目的の中に強盗は含まれていたとみられる」
と東京工大名誉教授(犯罪精神医学)の影山任佐氏は
今回の事件を説明する。
その上で
「1、2度失敗したら、あきらめて仕切り直しするもの
だが、短時間で手口をエスカレートさせており、一般的
な路上強盗犯とは一線を画す側面も見受けられる」
とする。
過去の通り魔事件は繁華街が多かったが今回はなぜ
住宅街を選んだのか。
ある捜査関係者は
「逃走経路を熟知したなじみの土地で犯行に及んだので
はないか」とみる。
奪った車は現場から約1・5キロのコンビニで発見。
最寄りのJR柏駅からも1・5キロあり
「電車で逃走するなら、駅に近い所で車を乗り捨てるので
は」と現場周辺に潜んでいる可能性を指摘していた。
どうにも金銭目的の強盗とは、考え難いんですが。
その犯行の手口とその執拗さ。
強盗なら、失敗すれば、そそくさとそこを立ち去り、別
の場所で犯行に及ぶものです。
留まれば、警察が来る可能性が有りますから。
ところが、同じ場所で、繰り返し犯行を行ってますから、
お金が、目的と言われても、にわかに信じる事が出来ませ
ん。
一番、似た状況が、有るとすれば、「狩り」であり、
「ゲーム」ですね。
そして、その狩り戦利品が、「お金」だった。と、考えれ
ば、その後、捜査員に放った、「チェックメイト」の一言、
100mと言う狭い地域で、執拗に犯行に及んだ理由も判かり
ます。
そして、逃走すると見せかけて、自宅に舞い戻ったのも、
記者さん達に囲まれて、インタビューを受けたのも、辻褄
が、合って来ます。
少なくとも、過去の無差別殺人の実行犯とは、思考も思い
も違う事だけは、確かの様です。
↧
目立つ特異性、執拗にカネ狙い…通り魔、強盗ともずれ。
↧