http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140223/waf14022307540000-n1.htm
知的障害で無罪の男を窃盗容疑で再び逮捕
「車を見たら欲しくなる」
2014.2.23 07:47 産経新聞
自動車盗で常習累犯窃盗罪に問われ、重度の知的障害
による心神喪失状態だったとして京都地裁で無罪を言い
渡された男(36)が、再び自動車を盗んだとして、
京都府警山科署に窃盗容疑で逮捕されていたことが22
日、捜査関係者への取材で分かった。
逮捕容疑は同日午後0時半ごろ、京都市山科区の自動
車販売会社の駐車場にあった中古車1台(20万円)を
盗んだとしている。
車はキーを付けたまま展示してあったという。
同署によると、車に乗って走り去ろうとした男を店員
が見つけて110番。
駆けつけた署員が自宅近くで、男に職務質問したとこ
ろ、所持品からキーが見つかったため緊急逮捕した。
男は「車を見てたら欲しくなる」と供述しており、
同署は刑事責任能力があるかどうかも含めて、慎重に
捜査している。
■刑罰か福祉か、分かれる議論
男は、平成24年9月に今回の現場に近い別の自動車
販売会社の展示場から軽乗用車1台を盗んだとする起訴
内容で、常習累犯窃盗罪に問われていた。
京都地裁は25年8月、犯行時の精神年齢が4歳7カ
月で
「自動車盗が違法行為と真に理解できていなかった」
などと、男が心神喪失状態だったことを認定。
刑事責任能力がなかったとして、無罪(求刑懲役3年)
を言い渡した。
この判決は当時、知的障害のみを心神喪失の根拠とし
た点が異例の判決として評価されたが、検察側は控訴し
ている。
捜査関係者によると、男は過去にも自動車盗などで
有罪判決を受けて4回、服役したことがあるという。
こうした「累犯障害者」については、社会復帰を目指
す国指定の専用病棟の整備が全国で進められている一方、
社会復帰後に、同様の犯罪を繰り返すケースもあり、
専門家の間では刑罰を科すか、福祉で支援するかで議論
が分かれている。
◇
元最高検検事の土本武司筑波大名誉教授(刑事法)
の話
「男は過去に同様の犯行を繰り返しており、再犯の可能
性が高いとみられる。一方で刑事責任能力を問えないの
であれば、医学的に適切な処置を講ずることも検討す
べきだろう」
知的障害や精神障害が有れば、何をしても許される。
って、怖い事ですね。
「殺したくなった。」で、実際に殺した。
精神年齢を鑑定したら、4歳前後の知能しか無かった。
で、無罪。
そして、また、彼は、人を殺したくなった。
そして、また、鑑定。無罪。そして、また、彼は、
人を殺したくなった。そして、無罪。
まさしく、殺し放題。司法って、無力ですね。
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知的障害で無罪の男を窃盗容疑で再び逮捕。「車を見たら欲しくなる」
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