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「日本が農産品の関税を撤廃するまで妥結するな」米超党派議員が書簡。

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http://sankei.jp.msn.com/economy/news/140223/fnc14022314120008-n1.htm

「日本が農産品の関税を撤廃するまで妥結するな」米超党派議員が書簡

2014.2.23 14:11 産経新聞



 米上院の超党派議員が、日本の重要農産品の関税撤廃
が十分確保されるまで環太平洋連携協定(TPP)交渉
を妥結すべきでないとする書簡を、フロマン米通商代表
に送ったことが分かった。

 全米豚肉生産者協議会など米農業団体が22日発表し
た。

 書簡は同日付で、シンガポールで開かれているTPP
閣僚会合の開幕に合わせて送られた。

 日本が関税撤廃の例外としたい重要5項目の開放で
「確かな結果」を要求。

「受け入れ可能で包括的な合意ができなければ、TPP
交渉を終えるべきでない」と強調している。

 同時に発表した声明によると、日本の要求通り重要
5項目の「聖域」を認めれば、自由貿易協定で
「前例のない品目の例外」を受け入れることになると
警告。

 影響は農業にとどまらず、他の貿易相手国が非農産品
の関税維持を求める可能性があり、TPPの自由化水準
が大きく低下する懸念があるとしている。

(共同)






他国に取って、交渉事で、有り難い国は、日本でしょう。

妥結するのが、非常に簡単な国ですから。

普通、諸外国の交渉事は、0か?100が、基本ですが、
日本と言う国は、50を自ら選んでくれるからです。

言葉と同じですね。他国は、「はい」か「いいえ」しか
無いのに、日本には、中間の曖昧な言い回し
「どちらでもない」「どちらともいえない」と言うもの
が、有ります。

○か×では無く、△が、存在する稀有な国です。

真正面からぶつかって、こう着状態に陥ると、日本側から
妥協案が、もたらされるのですから、相手側の面子は、
立つと言うものです。

これは、日本が、弱腰なのでは無く、日本人に染みついた
問題解決策と言えるものの様に思えます。

争いごとを好まず、「和を以って、尊しとなす。」が、
根底にあるのでしょう。

プロ野球の年俸闘争でもこう着すると、間を取って。と、
言う妥協案が出るのでも判ります。

メジャーの交渉は、0か100かだそうで、代理人の主張が
通るか?球団側の提示が通るか?で、間は無いそうです。

このTPP交渉でも甘利さんが、「多少引いても妥結。」を。
と、言い始めたのでも判ります。

諸外国の交渉事は、まず、余程の事が無い限り、決裂有り
きで始まりますが、日本は、妥結有りき。で、始まりますから、
どうしても、弱腰に見えます。

実は、交渉事の文化の違いであると言えるものです。

相手側は、そうした日本人の気質を良く研究してます。

粘って、首を縦に振らなければ、いずれ、折れて、妥協
策を持って来ると、自信を持ってるだけに、果たして、
どこまで、日本人気質を抑えて、交渉出来る事か?

まあ、見ものですね。

今回のTPP交渉に関しては、欧米型の交渉術で、行かない
と、自民党の信頼は、失墜します。

しかし、そうした交渉術には、慣れてませんから、しびれ
が切れるのは、日本の方でしょう。

多分、完敗と成る事でしょうね。


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