http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140124/waf14012421570023-n1.htm
ゲームで業務体験、“一芸”評価…
優秀な学生確保には「セミナーで差をつけろ!」
2014.1.24 21:54 産経新聞
パナソニックの採用セミナーで若手社員の話を
熱心に聞く学生ら
1月8日、大阪市北区
平成27年3月卒業見込みの大学生の採用に向け、
大半の企業が2月から学生のエントリー
(選考への応募)受け付けを始める。
昨年12月に採用活動が解禁されて約2カ月。
大企業は、優秀な人材を確保するためセミナーに
知恵を絞る。
一方、中小企業は
「企業の採用意欲の高まりで学生側の大手志向が高
まっている」と危機感を募らせる。
■ゲームで業務体験
「国債は安定しているから比重が大きい方がいい」
「予想収益率がマイナス20%~プラス20%なら、
プラス20%を狙おう」
学生が7人一組のチームごとに資産運用の成績を
競うゲームで活発に意見を出し合っていた。
日本生命保険が今月中旬、大阪市内で開いたセミ
ナーの一場面だ。
ゲームは資産運用だけでなく、個人向け、法人向
け営業のテーマがあり、限られた予算と社員で最適
な企業活動を展開する手法を点数で競う。
今年初めての取り組みだ。
3日間で計400人が参加。
神山亮弘・本店人事課長は
「学生に事業内容を知ってもらうのが狙い。優秀な
学生が当社に対する理解不足を理由で面接で落と
されるのを防ぎたい」と話す。
“
■一芸”も評価
採用人数を倍増させるパナソニックは今月上旬、
大阪市内で開催したセミナーで、会場を初めて家電、
住宅・非住宅、ビジネスの3ゾーンに分けた。
「広がっている事業領域を学生に分かりやすく説明
する」
(グローバル&グループ採用センターの行岡正恭所
長)のが目的だ。
各ゾーンの営業や商品企画、人事部門などの社員
20人が、会社や仕事の内容について学生と対話。
参加した同志社大経済学部の安藤晋さん(21)
は
「BtoB(企業向け事業)もやっていることが分
かりやすかった。電子部品の仕事に未来を感じる」
と話した。
また、
同社は幅広い人材を集めるため「型破り選考」を
新設した。
2月に大阪と東京で開くキャリアセミナーでは
従来の職種別を改め、
「グローバルに活動してきた人」
「クリエーティブに活動してきた人」
「スポーツに打ち込んできた人」など5分野の
“一芸”ごとに分けた。
■大手志向が復活
大企業が採用に智恵を絞る一方、中小企業などは
危機感を募らせる。
関西学生就職指導研究会によると、業績が回復
する輸出産業を中心に、公表ベースの採用人数を増
やす大企業が増えており、学生側の大手志向も強く
なっているという。
大阪府中小企業団体中央会は
「大手志向はむしろ保護者に強い」
とみており、大阪市内で2月、就活学生の保護者を
対象とした中小への就職に関するセミナーを開く。
どの様な人材を確保できるか?は、企業の未来を変
えかねない、最重要課題です。
それは、企業の規模に関わらず、共通した問題です。
それにしても、今後、少子化の時代ですから、若い
労働力の確保戦線は、厳しくなるばかりでしょうね。
売り手市場に成る事は、容易に考えられますが、
もし、国が、移住を受け入れる様な政策を決定した
ら、話は、別に成りますが。
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