http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140108/waf14010807000001-n1.htm
【大阪から世界を読む】
中国「尖閣強奪」新局面へ、「日本漁船拿捕」「臨検」を狙う…中国軍出動は時間の問題か
2014.1.8 07:00 産経新聞
中国人民解放軍が中国のネットゲーム大手と
共同開発した「尖閣諸島奪還ゲーム」で、
シミュレーション訓練を行う兵士。
中国軍の一部若手将兵は、文字通りゲーム
感覚で実戦をとらえている(ロイター)
尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺海域を含む東シナ海
上空を、一方的に防空識別圏に設定した中国が、
同海域で、漁船など日本船舶の拿(だ)捕(ほ)
・臨検する恐れが高まっているという。
米国は尖閣諸島に日米安保条約を適用する理由とし
て日本の施政権が及んでいることを挙げているが、
中国が日本船舶を拿捕・臨検すると尖閣諸島に対する
日本の領有権が侵害されることになる。
米国が日米安保を発動する根拠が大きく揺らぐこと
になりかねない。
(笠原健)
■「日本の権利侵害船の追い払いに成功した」
政府筋によると、尖閣諸島周辺海域では、すでに
日本漁船が中国の公船に追いかけられるという事態
が起きており、海上保安庁の巡視船が領海内で操業
する日本漁船に退避を求めることも起きている。
中国公船は船体が大きく、衝突されたら日本漁船
が沈没するなどの危険が生じかねない。
また拿捕や臨検されたら、尖閣諸島周辺における
中国による管轄権行使が既成事実化されてしまうと
の懸念があるという。
平成25年4月23日には中国の海洋監視船8隻
が領海に侵入して日本漁船を追跡する事態も起きて
いる。
この時は海上保安庁の巡視船が間に割って入る
ような形で、日本漁船を逃がした。
ただ、中国国家海洋局はウェブサイトで、
「日本の権利侵害船の追い払いに成功した」
との声明を発表しており、国際社会に対して尖閣
諸島周辺で管轄権を行使しているとの世論工作も
展開している。
■既成事実化しようとする中国の横暴
中国は東シナ海に先んじる形で南シナ海でもフ
ィリピンやベトナムなど周辺国と争いながら領有
権拡大を強行している。
日中関係筋によると、中国は南シナ海での覇権
獲得に向けて、
(1)諸島の領有を一方的に宣言
(2)領有の根拠となる国内法整備
(3)海洋調査の実施
(4)公船による法の執行
(5)海空軍の出動と軍事力優勢の確保
(6)占領とその既成事実化
-といったプロセスを取ってきた。
中国は、国連が膨大な量の石油資源が埋蔵され
ている可能性を指摘した直後の1971
(昭和46)年に突如として尖閣諸島の領有権を
主張。
1992年にはその根拠となる領海法を制定し
た。
90年代半ばから後半にかけては日本の警告を
無視して尖閣諸島の領海などで海洋調査を強行し
ている。
平成25年11月には尖閣諸島周辺の日本の
排他的経済水域(EEZ)で中国海警局の船の
乗組員が付近にいた中国漁船に立ち入りを行い、
管轄権行使は認めないと警告した海上保安庁の
巡視船に対し、
「中国の管轄海域で漁業順法活動をしている」
と応答。
法の執行を公然とアピールした。
■拿捕・臨検→軍出動?
日中関係筋は、中国による尖閣諸島上空を含
む東シナ海への防空識別圏の設定も海空軍に
よる軍事力優勢の確保としてとらえるべきだと
しており、プロセス面では第4段階から第5段
階にさしかかっていると分析している。
政府筋は
「今後は間違いなく日本漁船の拿捕や臨検など
中国公船による管轄権執行、さらには次の段階
の軍の出動に突き進むだろう」と分析している。
と、判っていても、何も出来ないのが現状です。
何せ、手が、足りない上に、海保の船も老朽化
が、著しい為、対抗するのは、ほぼ、無理。と、
言う事で、この作戦に出られたら、お手上げで
しょう。
それに、日本の船を拿捕なんてする必要は、有
りません。
お得意の偽装と言う手段を使えば良いだけの事。
ルールを守る気もなきゃ、開戦に踏み切る切っ
掛けを求めてる相手は、厄介です。
おまけに、日本側が、攻撃を仕掛けて来る事は、
無い。との自信を持ってますから。
これが、米軍だったら、確実に撃って来るし、実力
行使してくるでしょうから、控えもするでしょうが。
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中国「尖閣強奪」新局面へ、「日本漁船拿捕」「臨検」を狙う…中国軍出動は時間の問題か
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