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「フレッツ光」めぐる贈収賄事件で浮かんだ委託業者の“残酷物語”

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http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/131222/crm13122212000003-n1.htm

【疑惑の濁流】
「フレッツ光」めぐる贈収賄事件で浮かんだ委託業者の“残酷物語”
 LTE隆盛で契約頭打ち、拡張のプレッシャーで違法行為も

2013.12.22 12:00  産経新聞





 快適なネットサーフィンやストレスのないダウン
ロードができるNTTの光ネット回線サービス
「フレッツ光」。ところが、その拡張営業をめぐっ
てNTT社員や委託業者の逮捕が相次いでいる。

 ライバル社の通信機器の電源を引き抜くなど悪質
な行為が露見し、しつこい勧誘も問題化する。

 携帯電話向け高速通信「LTE」の登場などで
苦境にあえぐとされる光回線分野。現場では一体何
が起こっているのだろうか。




■賄賂で優先的に受注…丸投げで大きな利益

「フレッツ光の委託料は収益の非常に大きな部分を
占める。業務委託を受けられるかどうかは会社の
死活問題。なのに賄賂で契約を取っていたとは許せ
ない」

 NTT東日本からフレッツ光の拡張営業を委託
されている首都圏の販売会社社長は、東京地検特捜
部が摘発した贈収賄事件について憤る。

 特捜部は5日、フレッツ光の拡張業務委託をめぐ
り、便宜を図った見返りに業者から1700万円の
賄賂を受け取ったとして、NTT法違反の収賄容疑
で、NTT東日本社員の石川浩一容疑者(48)を、
同法違反の贈賄容疑で、映像配信会社

「ブリッジ・モーション・トゥモロー(BMT)」
前社長の浅水(あさみず)博容疑者(52)を逮捕
した。

 石川容疑者は、フレッツ光の拡張業務をBMTが
優先的に受注できるよう便宜を図っていたという。

 BMTのメーンの業態は映像配信であり、
拡張業務を別の業者に“丸投げ”。

 民間信用調査会社によると、平成24年3月期の
収益は前期比約73・6%と大幅に増加するなど、
大きな収益を上げていた。




■「いつ切られるか」…委託業者に危機感

 NTTはグループ内の各支社や代理店のほか、
委託業者を使ってフレッツ光の拡張販売を行ってい
る。

 委託業者は新規契約数が多いほど委託料が増える
半面、成績が伸び悩めば契約を切られるなど、立場
は非常に不安定だ。

 NTT側は営業力のある業者に任せるため、

「委託先業者の選定は慎重に慎重を期している」
と説明するが、事件を防ぐことはできなかった。

 業界関係者は

「委託業者には、いつ契約を解除されるかという
危機感がつねにある。それでもNTTとの契約は
規模も大きく、是が非でも契約は維持しなければ
ならない。そこに今回の事件のような贈収賄がはび
こる余地がある」と話す。




■ライバルとの競争過多、新規獲得は頭打ち

 NTTグループは平成13年から光回線サービス
を開始。

 KDDIの「auひかり」、関西地域ではケイ
・オプティコムが展開する「eo光」などのライバ
ル社としのぎを削る中、市場は飽和状態になりつつ
ある。

 NTT関係者は

「顧客の奪い合いが激しく、奪ったそばから奪い返
されるような『オセロ状態』だ」と明かす。

 しかも近年、光回線の拡張営業は苦境に立たされ
ている。

 前出の販売会社社長によると、大きな影響を与え
ているのが、スマートホン(高機能携帯電話)や
タブレット端末へ大容量の高速通信が可能なLTE。

 高速・大容量を売りにしていた光回線はすっかり
お株を奪われてしまった格好だという。

 この社長の会社では昨年、販売員1人当たり月
平均約6件の契約が取れたというが、今年はその
半分ほどに落ち込んだ。

 社長は

「光通信ケーブルなどの固定回線は魅力を徐々に失い
つつある。新規顧客の獲得は頭打ち状態だ」と嘆く。




■他社回線を引っこ抜いて営業妨害?

 そんな逆風の中、代理店の営業員には

「拡張の過度のプレッシャーが掛かっている面がある」
(業界関係者)という。

 福岡県警は今月3日、有線電気通信法違反などの疑
いで、NTT西日本代理店に勤める福岡市内の男を
逮捕した。

 男は今年8月、マンションに侵入して競合他社である
KDDIの光回線機器の電源プラグを勝手に抜き、
住民の通信を妨害した疑いが持たれている。

 福岡、大分、熊本各県の計約20カ所で同様の被害が
相次いでいた。

 詳細な動機はまだ分かっていないが、一部のマンシ
ョンにはこの男が営業に回っていたという。

 県警は顧客獲得を有利にするために妨害した可能性も
あるとみて調べている。

 業界関係者は

「もちろん法律違反はあってはならないが、ノルマが厳
しい中、魔が差してしまったのだろうか…」
と推測する。




■「契約拡大最優先」しつこい勧誘に苦情も

 さらに営業員らによる執拗(しつよう)な勧誘行為も
問題化する。

 NTT東によると

「断っているのに何度も勧誘が来る」
などの相談が多く寄せられているという。

 23年12月に総務省が対策に乗り出し、通信業者に
対して勧誘の自主基準を設けるよう提言。

 これを受けてNTT各社は24年2月、
自身の電話番号を登録することで、フレッツ光などの
勧誘電話が掛かってこないようにできる勧誘停止登録の
専用ダイヤルを設置した。

 ある業界関係者は

「各社が力を入れる光回線分野だが、BMTのように
業務が孫請け、ひ孫請け業者まで丸投げされる事態は
散見される。うま味にあずかろうとする業者も少なく
ないだろう」と断言。

「業界全体が『契約拡大最優先』で突っ走っている現状
がある。勧誘の苦情も絶えず、一度立ち止まって冷静に
拡張業務について見直す必要があるだろう」
と話している。







うちでもこうした勧誘に遭った事が、有ります。

まあ、しつこいです。必要が、有ったら、勧誘されな
くても、申し込みに行くのにね。

でも、それでは、彼らは、困る訳で。

そう、その代理店で、契約して貰わないと、実績になり
ませんから。

今は、固定電話に出る事は、無くなりましたから、関係
も無い話しですが、ガリバーNTTが、こんなマネをしては
行けませんね。

通信業界では、最大手。

自動車産業で言えば、TOYOTAで、auは、日産と言う所
でしょうか。

それほどの企業が、せこい手を使っていてはね。

他社の攻撃を、横綱相撲で、退けて、なんぼでしょう。

通信業界のガリバーには、ガリバーらしい取り組みで、
臨んでほしいものです。



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