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給与上げるために食材偽装か、労組トップ経験者の阪急阪神ホテルズ新社長

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http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/131206/wec13120602130000-n1.htm

【経済裏読み】
給与上げるために食材偽装か、
労組トップ経験者の阪急阪神ホテルズ新社長は大ナタを振るえるか…
手間取れば「ホテル事業」縮小の可能性も

2013.12.9 07:00  産経新聞

Diary!自由きまま!思うママ!+(プラス)馬! by 梅コブ茶。

阪急阪神ホテルズの藤本和秀社長(左)と出崎弘前社長




 食材偽装表示問題の「西の発端」となった阪急阪神
ホテルズ(大阪市)が、経営体制を刷新し再発防止と
信頼回復に乗り出した。

 ホテル事業出身の藤本和秀新社長と、親会社の阪急
阪神ホールディングス(HD)から派遣された野崎光男
新会長が再建を担うが、クレームのほか顧客への返金や
宴会キャンセルも少なくない。

 消費者庁は景品表示法違反(優良誤認)に当たるとし
て措置命令を出す見通しで、行く末は予断を許さない。

 関係者からは

「立ち直りに手間取ればホテルズは事業再編の対象に
なりかねない」との声が上がる。




■合併の弊害

「原価(食材費)率が人件費に圧迫され、従来の30%
から25%程度に落とさざるえなくなった」

 系列ホテル関係者は、食材偽装の遠因についてこう
指摘する。

 阪急阪神ホテルズは旧阪急ホテルズと旧第一ホテルが
平成14(2002)年に合併し、その後に新阪急ホテ
ルが合流。

 さらに親会社の経営統合に伴い、阪神電気鉄道系も加
わって今の姿になった。

 合併時に従業員の給与などの待遇面で好条件の方に合
わせてきた結果、人件費が膨らんだという。

 このため人件費と食材費のバランスが崩れ、原価率を
抑える圧力がかかっていた。

 これが仕入れ値の安い別の食材を使う背景にあった、
という。

 そのほかにも、合併の弊害は出身母体間の根強い軋轢
(あつれき)という形でも残った。

 それを軽くするため阪急電鉄出身の社長が送り込まれ
てきたが、

「(前社長の)出崎弘氏は最終ポストとして送り込まれ、
寄り合い所帯で八方美人に徹したが、だれもついてこな
かった」(関係者)といわれる。

 その出崎氏は反省の弁をこう語った。

「それぞれの出身母体同士の融和を優先し、会社として
厳格に従業員を管理することが後回しになり、チェック
態勢に欠けた」




■スタッフの異動で“手口”広まる?

 阪急阪神ホテルズ(系列50ホテル)が食材偽装表示
があったと最初に公表したのは8ホテル。

 いま弁護士らでつくる第3者委員会がすべてのホテル
の実態を改めて調査しており、グループ内のどれだけ広
がるか分からない。

 グループには様々なホテルがあるが、調理場の料理
スタッフは一定期間で異動があるという。

 あるホテルで「偽装の手口」を覚えた料理スタッフが
異動によって拡散し、複数のホテルに広まっていった
可能性があるといわれる。

 どこの調理場でも原価率を抑えるため工夫を凝らして、
安くて味も遜色ない食材の採用などにつながったが、
それが

「客にアピールしたいという意識が強すぎた」
(阪急阪神ホテルズ)との理由で、メニューの変更をせ
ずに放置した結果が食材偽装表示の状態を招いた。

 調理場の一部は偽装に気づいていたといわれるが、
今回発覚するまで問題視する声は出なかったという。




■崖っぷち

 食材偽装表示の問題で傷ついたブランドへの信頼の
回復と経営の立て直しを託されたのは、同社初のホテル
事業生え抜き社長となった藤本氏とHDから派遣された
会長の野崎氏。

 HDの若林常夫取締役は

「ホテルの経験のある者が事業を、HDはコーポレート
ガバナンス(企業統治)を担当する」と説明する。

 食材偽装問題の背景にある原価率が人件費に圧迫され
ている状況に変わりはなく、いずれ従業員の給与削減
などの処遇問題が直面すると考えられる。

 ただ、藤本氏は旧第一ホテル時代に労組委員長をした
こともあり、従業員の労働条件を引き下げることには
消極的ではないかとの見方もある。

 これらを踏まえて、HD事情に詳しい関係者はこう話
す。

「新経営体制のやり方が手ぬるいとHDが判断すれば
容赦ないだろう。一定期間で成果がでなければ、ホテル
ズが鉄道や交通社と同じくコア事業であり続ける保証は
ない。不動産などとセットにされて他の事業会社に吸収
される可能性も否定できない」





そろそろ引退かな~?と、言う人物を社長として、送り
込んだ、役員室の問題は、大きいですね。

「まあ、あいつにやらせとけ。」程度の思いで送り込ん
だのでしょうが、送り込まれた側は、本気で取り組む気
にも成らなかったでしょう。

何せ、色んな組織からの複合体で、労組もそれぞれ有っ
たはずですから、取りまとめには、相当の力が有る人物
で無ければ、まとめるのは、無理な話です。

それで思いだすのは、JALですね。

JALも寄せ集めの組織でしたから、労組も8団体存在した
と言う事で、取りまとめには、苦労した様です。

そうした組織では、経営側が、組織の引き締めを行おう
としても、無理な話です。

そう言う意味では、電鉄出身の人物を抜擢した役員室の
責任は、思いですね。

ただ、そのおかげで、いろんな所から、謳い文句と違う
事をしていた企業や飲食店などが、洗い出せたのです
から、有る意味、お手柄。とも、言えます。

これから、ホテル出身の人物が、社長に就任されるとの
事で、手腕の見せ所と張り切って居られるか?どうか?

ともあれ、信頼回復は、多難な道となる事でしょう。


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