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【大阪から世界を読む】
「ぼったくり大国・韓国」タクシー2キロで3万円、「観光警察」で封じ込め図る当局…
日本人去り中国人に襲いかかる「法外料金」の実態
2013.11.26 07:00 産経新聞
敬礼する韓国の観光警察の隊員
2013年10月16日、ソウル(AP)
韓流ブームなどに乗って観光大国を目指している
韓国で、外国人に法外な料金を請求するタクシーや
土産物店などの「ぼったくり行為」が後を絶た
ない。
政治的な摩擦などから激減している日本からの
観光客に代わって増えている中国や東南アジアから
の観光客らも被害に遭っている。
韓国警察庁は首都ソウルで外国人観光客らを狙っ
た違法行為を取り締まる「観光警察」を発足させる
など、汚名返上に躍起となっている。
(木村成宏)
■2キロで3万円
韓国を訪れる観光客で最も注意が必要なのが、
「コールバン」と呼ばれる貨物営業車両を使った
ぼったくりだ。
韓国メディアによると、ソウル警察庁が今年9月
にコールバンのドライバーら16人を摘発したケー
スでは、仁川国際空港や南大門、明洞などの繁華街
で客待ちして、乗車させた外国人観光客に通常の5
~10倍の料金をふっかけていた。
韓国観光公社の公式サイトでは、正規の大型タク
シーの料金メーターは、150~170メートルの
走行で200ウォン(20円)ずつあがる。
しかし、摘発されたコールバンのメーターは60
~80メートルごとに600~900ウォンあがる
ように設定されており、恐ろしいスピードで料金が
加算されていく。
また、日本人女性が被害にあったケースでは、
ソウル市内のホテルまでわずか2キロを走っただけ
だったが、33万ウォン(2万3300円)を請求
された。
女性が抗議したところ、
「払うまで降りられない」と脅された。
このほか、タイ人のビジネスマンが、バンコク~
仁川間の往復航空券の料金より高い運賃を請求され
たり、中国人観光客が正規運賃の10倍以上の料金
を支払わされたケースなどが現地メディアに紹介
されている。
■「日本語可能」
韓国では、白やシルバーの車体の「一般タクシー」
と、黒塗りの大型セダンの「模範タクシー」、8人
乗りなどの大型ワゴンタイプの「ジャンボタクシー」
の3種類のタクシーが一般的で、それぞれ基本料金
や追加料金が決まっている。
これに対して、コールバンは貨物営業車で、重さ
20キロ以上、縦・横・高さが40センチ以上の
荷物を持った客を搬送する。
料金は、荷物の大きさや個数、重さ、移動距離
などによって、利用者と運転手が事前交渉して決め
る仕組みになっている。
正規のジャンボタクシーと同じワゴンタイプで、
車体の色や外装を似せたうえ、本来は使用できない
料金メーターを設置するなどして、外国人観光客に
法外な料金を請求するケースが横行している。
中には、日本人観光客を狙って「日本語可能」や
「自動ドア」などの日本語のステッカーを貼る車も
ある。
コールバンのほか、車両自体は真正のタクシーだ
が、資格を持たない偽運転手による違法営業や、
「自家用コールタクシー」と呼ばれるレンタカーを
使った違法タクシーもある。
■ガイドと連携
韓国では、タクシーだけでなく、土産物店や飲食
店などでも外国人観光客に対するぼったくりが盛ん
だ。
土産物店では、客引きをしてきたガイドに支払う
紹介料を、観光客が買い物した金額に上乗せする
システムがとられている。
また、両替所もガイドと連携、公式の為替レート
よりも割高に両替して、利益を折半する詐欺的な
行為もある。
韓国の飲食店では一般的に、キムチやナムルなど、
「パンチャン」と呼ばれる小皿料理が無料で提供さ
れる。
しかし、一部の店では、事情を知らない外国人
観光客に料金を請求したりするケースも多い。
■中国人にも…
韓国を訪れる外国人観光客は昨年、1100万人
を突破。
韓国政府は2017年までに1600万人の達成
を目標にしている。
しかし、韓国法務省などによると、今年1~9月
に韓国を訪問した日本人は約204万人で、円安の
影響や日韓の政治的な摩擦などで前年同期の4分の
3に急減している。
代わって急増しているのが中国からの観光客。
今年1~9月に約309万人と前年同期比約1
・5倍となり、年間の訪問者数で中国人が日本人を
初めて上回る見通しとなっている。
観光大国を目指す韓国にとって中国人観光客は、
日本人に代わる新たな頼みに綱となっているが、
中国人観光客に対してもぼったくり行為が横行して
いる。
最近は美容整形を目的に韓国を訪れる中国人の
女性観光客が増えているが、韓国人客に比べて2、
3倍の料金を請求するのが当たり前になっていると
している。
また、知人の紹介や現金での支払いで割引制度が
あっても中国人観光客には教えないという。
また、中国人を対象にしたツアーでも滞在時間の
大半が免税店やショッピングセンターでの買い物に
あてられ、観光スポットが外されるスケジュールが
多くあるといい、中国人観光客からも不評をかって
いる。
■観光警察
こうした外国人観光客に対するぼったくり行為に
対して、韓国政府はようやく取り締まりに乗り出し、
ソウルで今年10月、観光警察を発足させた。
青紫色のブレザーにベレー帽とングラス姿の男女
101人の観光警察官は、明洞や梨泰院などの観光
スポットをパトロールして、土産物店や飲食店、
タクシーなどでの法外な料金請求に目を光らせると
いう。
中国語、日本語、英語などの対応可能な言葉も
表示して、「販売スタッフの対応が悪い」
「返品を受け付けない」などといった観光客からの
苦情を受け付ける。
ソウルで効果が得られれば、釜山や仁川、済州
などの観光地にも拡大する方針だ。
商人の町、大阪では「ええモンを安く買う」値切
りの文化が息づく。
大阪人が韓国を旅するなら、観光警察のお世話に
なる前に、買い物ではまずは値切ってみる必要が
ありそうだ。
海外の観光地では、商品の金額が、高く設定され
てるのは、普通の事だと思うのですが、韓国の場合
は、酷過ぎる様です。
吹っ掛ける金額が、高過ぎます。
で、観光警察が出来たのは、良いですが、その警察
と、業者が、組んだら、どこに相談したら良いので
しょう。
海外では、そうしたケースも考えておかなきゃいけ
ないです。
特に韓国は、元が酷過ぎますから、有り得る事です。
被害に遭わない為には、行かないのが、一番、良い
事なんですが。
行きたがる人がいるもんですから、日本人の被害者
が、減る事も無いんですね。
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「ぼったくり大国・韓国」タクシー2キロで3万円、「観光警察」で封じ込め図る当局。
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