http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130825/crm13082509050001-n1.htm
非常識写真、相次ぐツイッター投稿
ウケ狙い過激化
稚拙な悪ふざけ
2013.8.25 09:02 産経新聞
最近の非常識写真の投稿例
アイスクリームの冷凍ケースに入り、ピザ生地で
顔面を覆う-。
コンビニエンスストアや飲食店のアルバイト従業
員によるSNS(ソーシャル・ネットワーキング
・サービス)への非常識写真の投稿が止まらない。
アルバイトに損害賠償請求を検討する動きも出て
きた。
投稿者自身も勤務先を解雇され、インターネット
上で個人情報が丸裸に。
なぜ、代償に気づかないまま「悪ふざけ」に走る
のか。
(松岡朋枝)
◇
■バックヤード系
「ニュースを見ていなかったので、ツイッターの
投稿が
騒動になっていることは知らなかった」
今月18日にピザ生地で顔を覆った写真をツイ
ッターに投稿し、《ピザって息できないんだな》と
つぶやいた宅配ピザ店の男性アルバイトは、運営
会社の事情聴取にこう答えた。
男性が写真を投稿する1カ月前の7月15日。
コンビニ大手「ローソン」が、男性アルバイトが
店内のアイスクリームの冷凍ケースに入った写真を
フェイスブックに公開されたことを公表し、謝罪
した。
問題のあった店は同日休業した。
《今日暑くね?》と店の冷蔵庫に入った男性や、
冷凍ソーセージをくわえてウインクする女性。
厨房(ちゅうぼう)などで撮影されたこうした
写真は
「バックヤード(売り場の裏側)系」
と呼ばれ、ローソンの公表が呼び水となり、相次
いで発覚した。
これらの画像の半数は、ローソン公表前に投稿
されていたのを、ネット利用者が“発掘”した
ものだが、騒動後に投稿されたケースもある。
ネット上には「なぜ学習しない?」との指摘が
相次いだ。
■迷惑意識はなし
「内輪で盛り上がっているだけで周囲に迷惑を
かけている意識がない。『どうして非難されるの
?』という気持ちなのだろう」。
博報堂生活総合研究所の酒井崇匡(たかまさ)
主任研究員(31)は若者の心境を分析する。
酒井氏によると、若年層はネット上でも現実の
関係を求める傾向が強く、ツイッターで小人数の
グループを作る。
そして、
「沈黙を嫌い、会話を途切れさせないためにそれ
ぞれが『何かおもしろいこと(ネタ)』を提供
する。自分たちでネタを作って笑い合う閉じた
コミュニケーション」
に没頭し、周囲への影響に気がつかないまま、
ウケ狙いの過激な投稿に走るようだ。
しかも、ニュース情報などを元に不特定多数が
意見を交わす「2ちゃんねる」などのメーン
ユーザーである30代後半から40代と対照的に、
若年層はネット活用能力が稚拙だ。
こうして投稿された非常識写真を、2ちゃんね
る利用者らがたちどころに発見、「特定班」と
呼ばれる人が、画像を手がかりに投稿者を特定し、
店舗に報告。
ネット上には投稿者の名前が拡散する。
ある男性アルバイトは事態発覚後、運営会社に
こう話した。
「まさか、名前まで特定されると思わなかった」
■「新たなリスク」
企業側は新たな動きを起こしている。
SNSのリスク管理に詳しいニューメディア
リスク協会(東京都)にはローソンの公表直後
から、アルバイトのSNS利用をめぐる企業の
相談が急増。
協会事務局の栗山知之さん(25)は
「企業が新しいリスクとして認識し始めた」
と指摘する。
問題化する投稿の大半は食品にからむ。
「食の安心・安全」の意識を強める消費者が
こうした行為に嫌悪感を募らせていることも
あり、企業がイメージダウンを余儀なくされ
れば、「悪ふざけ」では片付けられない。
職場への携帯電話持ち込みを禁じたり、
監視カメラの設置を検討したりする企業も出
てきた。
現実的には個人利用のツイッターを全面禁止
するのは難しく、外食チェーンの担当者は
「非常識な行為をしないというモラルの問題に
立ち返り、周知徹底するしかない」と話した。
発覚したものに対しては、解雇と刑事告発、
民事補償を求めるべきです。
こうした動きが、出ない限り、悪ふざけは、
大きなリスクになる。と、言う認識を持た
ないでしょう。
学生なら、学校にも、通報すべきでしょう。
こうした行為は、大きい対価を支払う事に
成る事が、ネット上に乗ってこそ、初めて、
抑止の効果が、出て来ると、私は、思いま
す。
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非常識写真、相次ぐツイッター投稿。ウケ狙い過激化。稚拙な悪ふざけ。
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