http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130530-OYT1T00750.htm
光市母子殺害、実名記載本の出版差し止め認めず
2013年5月30日23時11分 読売新聞
山口県光市の母子殺害事件で、
犯行当時18歳だった大月(旧姓・福田)孝行死刑
囚(32)(殺人罪などで死刑確定)が、実名を
記載した本の著者と出版元を相手取り、出版差し止
めと約1300万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴
審判決が30日、広島高裁であった。
宇田川基裁判長は
「出版による権利侵害は認められない」として、
被告側に66万円の損害賠償を命じた1審・広島
地裁判決を取り消し、大月死刑囚の請求を棄却
した。
増田美智子さん(32)が執筆し、
「インシデンツ」が出版した
「福田君を殺して何になる―光市母子殺害事件の
陥穽(かんせい)―」。
大月死刑囚が差し戻し控訴審で死刑判決を受け、
上告中だった2009年10月に出版され、
大月死刑囚の実名や顔写真、手紙などが掲載された。
1審判決は出版差し止め請求は認めなかったが、
大月死刑囚の中学卒業時の顔写真を掲載したことや、
大月死刑囚の手紙を無断で週刊誌の記者に提供した
ことなどについて、被告側の違法性を認めた。
これに対し、宇田川裁判長は判決で、顔写真掲載
について
「大月死刑囚に対する社会的関心は高く、(法を犯
した少年の特定を禁じた)少年法61条を考慮して
も報道の自由として許される」と判断。
手紙についても
「大月死刑囚は取材に積極的に協力しており、掲載
を承諾していたというべきだ」とした。
出版差し止めは1審同様、認めなかった。
今さらの感がありますが、出された答えは、妥当な
ものですね。
しかし、何故?1審で、損害賠償を認めたのか?
その辺りが、今一、判りませんでしたが、2審で取り
消された事で、納得出来ました。
光市母子殺害、実名記載本の出版差し止め認めず
2013年5月30日23時11分 読売新聞
山口県光市の母子殺害事件で、
犯行当時18歳だった大月(旧姓・福田)孝行死刑
囚(32)(殺人罪などで死刑確定)が、実名を
記載した本の著者と出版元を相手取り、出版差し止
めと約1300万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴
審判決が30日、広島高裁であった。
宇田川基裁判長は
「出版による権利侵害は認められない」として、
被告側に66万円の損害賠償を命じた1審・広島
地裁判決を取り消し、大月死刑囚の請求を棄却
した。
増田美智子さん(32)が執筆し、
「インシデンツ」が出版した
「福田君を殺して何になる―光市母子殺害事件の
陥穽(かんせい)―」。
大月死刑囚が差し戻し控訴審で死刑判決を受け、
上告中だった2009年10月に出版され、
大月死刑囚の実名や顔写真、手紙などが掲載された。
1審判決は出版差し止め請求は認めなかったが、
大月死刑囚の中学卒業時の顔写真を掲載したことや、
大月死刑囚の手紙を無断で週刊誌の記者に提供した
ことなどについて、被告側の違法性を認めた。
これに対し、宇田川裁判長は判決で、顔写真掲載
について
「大月死刑囚に対する社会的関心は高く、(法を犯
した少年の特定を禁じた)少年法61条を考慮して
も報道の自由として許される」と判断。
手紙についても
「大月死刑囚は取材に積極的に協力しており、掲載
を承諾していたというべきだ」とした。
出版差し止めは1審同様、認めなかった。
今さらの感がありますが、出された答えは、妥当な
ものですね。
しかし、何故?1審で、損害賠償を認めたのか?
その辺りが、今一、判りませんでしたが、2審で取り
消された事で、納得出来ました。