http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130405/fnc13040509060003-n1.htm
日銀「量的・質的緩和」
「2%」不退転の決意
物価安定まで政策継続
2013.4.5 09:03 産経新聞
Image may be NSFW.
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マネタリーベースと日銀の資産買い入れ計画
毎月7兆5000億円の国債購入
日銀は4日に決定した新たな
金融緩和策を「量的・質的金融緩和」と
名付けた。
資金供給量の拡大が、国の財政赤字を
穴埋めする「財政ファイナンス」と市場
にみられるリスクを抱えながら、
「2%の物価上昇率目標を達成する」
とした黒田東彦(はるひこ)総裁の決意
の強さを示し、デフレ脱却へ向け力強い
一歩を踏み出した形だ。
◇
黒田総裁は、今回の政策変更を
「次元の違う金融緩和」への転換と称した。
投資や消費に対する国民の気持ちが前向
きになれば2年間程度でデフレから脱却
できると見込んでいる。
具体的には、毎月7兆5千億円程度の
長期国債の購入を続ける大規模な資金供給
で金利を引き下げるとともに、値下がり
するリスクのある上場投資信託(ETF)
なども買って、不動産や株式の価格の上昇
を狙う。
消費者物価の2%上昇が安定的に持続
するまでこれらの政策を続けることも約束
している。
「量的緩和」は、お金の量に注目する手法
で、7年ぶりの復活となる。日銀は今回、
金融政策の目標を政策金利から、
「マネタリーベース」に変更した。
かつての量的緩和策は、金融政策の目標
を日銀当座預金残高に置いており、
その意味でも、今回の金融政策が全く新し
い領域に踏み込んだことを示す。
量的緩和は英国などでも採用されたが、
景気刺激効果をめぐっては専門家の間でも
意見が分かれている。
白川方明前総裁は量的緩和策の効果に
否定的だった。
マネタリーベースは、日銀券(紙幣)
など世の中に出回るお金と、民間金融機関
が日銀に預ける日銀当座預金の残高の合計。
具体的には、マネタリーベースを年間
60兆~70兆円増加させることを金融
政策の目標に設定し、2年間で倍増させる。
黒田総裁は
「小出しのやり方では達成できない。ここ
までやれば達成が可能になる額」
と自信を示す。
そのための手段として、長期国債の購入
を現在の月3兆8千億円程度から2倍近く
に拡大する。
購入する国債の満期までの平均残存期間
も、これまでの3年弱から7年程度に延長。
40年債を含めすべての期間の国債を
購入対象とすることで、より長期の借り入
れに必要な金利の低下を促し、投資や住宅
購入を増やすことで景気刺激を狙う。
「質的緩和」とは、買い入れる資産の種類
に着目する手法。
通常、中央銀行は価格変動の大きい資産
は購入しないが、損失を恐れずに買い入れ
ることで株価や不動産価格を上昇させる。
日銀が買い入れると分かれば、市場で
値上がりするとの期待が膨らむ。
今回、ETFの保有残高を年間1兆円、
不動産投資信託(J-REIT)も300
億円増額することにした。
テレビでは、街角に出て、個人に景気の
状況を聞いてましたが、何とも気の早い
話しで、個人投資家なら、即効に良く成っ
て答えるかも?知れませんが、投資でも
してない限り、実感出来る人は、居ない
でしょう。
それよりも、皆、値上げで、悪くなった
と感じる人の方が、多いのでは?
普通、こうした手を打っても、末端に
届くのに、約3年掛るそうです。
産業を見れば、海外に逃げてる企業も
多く、早々、雇用が良くなるはずも有り
ません。
円安が進み、海外と比べ、人件費が、
大きな差が無くなれば、国内に戻す企業
も出て来る事でしょう。
中国の例を見るまでも無く、安定的に
生産活動を行える国は、日本で有る事は、
間違い無い訳ですから。
さてさて、今回の施策の恩恵が届くのに
果たして、何年掛るのか?
1年で届けば、驚異的なんですが。
日銀「量的・質的緩和」
「2%」不退転の決意
物価安定まで政策継続
2013.4.5 09:03 産経新聞
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マネタリーベースと日銀の資産買い入れ計画
毎月7兆5000億円の国債購入
日銀は4日に決定した新たな
金融緩和策を「量的・質的金融緩和」と
名付けた。
資金供給量の拡大が、国の財政赤字を
穴埋めする「財政ファイナンス」と市場
にみられるリスクを抱えながら、
「2%の物価上昇率目標を達成する」
とした黒田東彦(はるひこ)総裁の決意
の強さを示し、デフレ脱却へ向け力強い
一歩を踏み出した形だ。
◇
黒田総裁は、今回の政策変更を
「次元の違う金融緩和」への転換と称した。
投資や消費に対する国民の気持ちが前向
きになれば2年間程度でデフレから脱却
できると見込んでいる。
具体的には、毎月7兆5千億円程度の
長期国債の購入を続ける大規模な資金供給
で金利を引き下げるとともに、値下がり
するリスクのある上場投資信託(ETF)
なども買って、不動産や株式の価格の上昇
を狙う。
消費者物価の2%上昇が安定的に持続
するまでこれらの政策を続けることも約束
している。
「量的緩和」は、お金の量に注目する手法
で、7年ぶりの復活となる。日銀は今回、
金融政策の目標を政策金利から、
「マネタリーベース」に変更した。
かつての量的緩和策は、金融政策の目標
を日銀当座預金残高に置いており、
その意味でも、今回の金融政策が全く新し
い領域に踏み込んだことを示す。
量的緩和は英国などでも採用されたが、
景気刺激効果をめぐっては専門家の間でも
意見が分かれている。
白川方明前総裁は量的緩和策の効果に
否定的だった。
マネタリーベースは、日銀券(紙幣)
など世の中に出回るお金と、民間金融機関
が日銀に預ける日銀当座預金の残高の合計。
具体的には、マネタリーベースを年間
60兆~70兆円増加させることを金融
政策の目標に設定し、2年間で倍増させる。
黒田総裁は
「小出しのやり方では達成できない。ここ
までやれば達成が可能になる額」
と自信を示す。
そのための手段として、長期国債の購入
を現在の月3兆8千億円程度から2倍近く
に拡大する。
購入する国債の満期までの平均残存期間
も、これまでの3年弱から7年程度に延長。
40年債を含めすべての期間の国債を
購入対象とすることで、より長期の借り入
れに必要な金利の低下を促し、投資や住宅
購入を増やすことで景気刺激を狙う。
「質的緩和」とは、買い入れる資産の種類
に着目する手法。
通常、中央銀行は価格変動の大きい資産
は購入しないが、損失を恐れずに買い入れ
ることで株価や不動産価格を上昇させる。
日銀が買い入れると分かれば、市場で
値上がりするとの期待が膨らむ。
今回、ETFの保有残高を年間1兆円、
不動産投資信託(J-REIT)も300
億円増額することにした。
テレビでは、街角に出て、個人に景気の
状況を聞いてましたが、何とも気の早い
話しで、個人投資家なら、即効に良く成っ
て答えるかも?知れませんが、投資でも
してない限り、実感出来る人は、居ない
でしょう。
それよりも、皆、値上げで、悪くなった
と感じる人の方が、多いのでは?
普通、こうした手を打っても、末端に
届くのに、約3年掛るそうです。
産業を見れば、海外に逃げてる企業も
多く、早々、雇用が良くなるはずも有り
ません。
円安が進み、海外と比べ、人件費が、
大きな差が無くなれば、国内に戻す企業
も出て来る事でしょう。
中国の例を見るまでも無く、安定的に
生産活動を行える国は、日本で有る事は、
間違い無い訳ですから。
さてさて、今回の施策の恩恵が届くのに
果たして、何年掛るのか?
1年で届けば、驚異的なんですが。