http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130110-OYT1T00719.htm
オオカミのキナコ死ぬ…金網越し、家族にかまれ
2013年1月11日15時40分 読売新聞
死んだキナコ(円山動物園提供)
金網で仕切られた獣舎に入ったキナコ。
網の目が粗いため、足が簡単に出てしまう
札幌市円山動物園は、
エゾシカ・オオカミ舎で飼育展示
していたシンリンオオカミの
「キナコ」(雌、12歳)が、
隣の獣舎にいたつがいの「ジェイ」
(雄、7歳)ら家族にかみつかれる
などして死んだと発表した。
死因は出血死だった。
同園によると、
高齢のキナコは家族とじゃれ合って
負傷することを防ぐため、ジェイと
子ども3匹とは別の獣舎で飼育して
いた。
二つの獣舎は太さ5ミリの鉄で
できた格子状(縦100ミリ、横
50ミリ)の金網で隔てられていた
。
8日午後0時45分頃、キナコが
金網越しに両前足をかまれているの
を来園者が目撃して通報。
すぐに職員が駆けつけて引き離
したが、片足がちぎれる重傷で、
まもなく死んだ。
シンリンオオカミはカナダや北欧
に生息し、夫婦とその子どもで群れ
を作る習性がある。
本来は仲間意識が強い動物だが、
じゃれ合う中でけがをすることも
あるという。
キナコは昨年3月、家族とじゃれ
合っていて首を負傷し、別室に引き
離されて生活していたが、同5月
にも金網越しに子どもにかまれる
ことがあったという。
影山雄一副園長は
「じゃれるうちに興奮してエスカレ
ートしてしまったのでは。こういう
事態になるのは予想できなかった。
大変残念だ」と話した。
獣舎は金網の補修などで数日間
閉鎖される。
写真を観ると高齢ながら、精悍な
オオカミだったんですね。
「一匹狼」と言う言葉が有ります
が、実際の狼が単独で生活する事
は、無いそうです。
記事に有る通り、群れを作り、
その結束は、強い動物だそうです。
しかし、不幸な出来事ですね。
飼育員さんは、気を落とされた事
でしょう。
過去、金網越しに怪我をした事実
が有るだけに、何とか出来た様な
気がするのですが、群れで生きる
動物だけに、完全に引き離す事も
出来なかったのでしょう。
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オオカミのキナコ死ぬ…金網越し、家族にかまれ。
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