http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/121223/waf12122318010014-n1.htm
【衝撃事件の核心】
「おい、小池!」メル友女性に“癒やし”求めた逃亡生活
謎残したまま捜査終結
2012.12.23 18:00 産経新聞
徳島市父子殺害事件の捜査終結を受け、
徳島東署捜査本部の看板を外す捜査員
12月5日
11年半もの孤独な逃亡生活の
先には何があったのか。
「おい、小池!」の手配ポスターで
知られ、岡山市内で死亡が確認され
た徳島市父子殺人事件の小池俊一
容疑者=当時(52)について、
徳島県警は12月初め、強盗殺人の
疑いなどで容疑者死亡のまま書類
送検、捜査は終結した。
出会い系サイトで知り合った女性
とメル友になり、親族に無言電話を
こっそり掛けていた…。
捜査の過程で潜伏生活の一端が
新たに判明、小池容疑者の孤独ぶり
を改めて浮き彫りにしたが、
足取りの全容などはついに分からず、
謎を残したまま事件は幕を閉じた。
(徳島支局 谷田智恒)
■際立つ「孤独」、親族に無言
電話も
小池容疑者についてはこれまでの
捜査で、岡山市のマンションで女性
(68)と同居していたことが分か
っている。
捜査関係者によると、今年10月
に小池容疑者が死亡した後、
県警は女性から事情を聴いたり、
小池容疑者が使用していた携帯電話
の通信記録を調べるなどし、行方を
くらました平成13年5月ごろから
の逃亡生活の裏付け捜査を進めた。
その結果、同居女性については、
「小池容疑者と知らずに一緒に生活
していた可能性が高い。供述に変遷
がなく、犯人蔵匿など違法行為は
立証できなかった」
として立件を見送った。
さらに携帯電話の分析などから、
逃走の手助けをした人物はいなかっ
たと結論づけた。
しかし、携帯電話には数百件の
メールのやり取りが残されていた。
その中には、出会い系とみられる
サイトで知り合った、同居女性とは
別の女性と今年春以降、頻繁に
メールを交換していた記録もあった
。
捜査関係者によると、
「元気?」
「今日はどうしているか?」
といった内容で、相手女性は小池
容疑者とは知らずにメール交換し、
遭ったことはなかったとしている。
小池容疑者が居候していたマン
ションは同居女性名義で借りられ、
生活費も女性が負担。
携帯電話は連絡用に女性が買い
与え、19年6月契約の1台目に
続き、死亡するまでは23年
10月契約の2台目を使っていた。
女性は県警に対し、
「(小池容疑者とは)電話連絡を
取っていたが、私が働きに出て
いる昼間は何をしているか知ら
なかった」と説明。
働きもせず暇を持て余していた
小池容疑者は寂しさのためか、
メル友女性と
「たわいもない会話」
(捜査幹部)をメールでしていた
ようだ。
また、小池容疑者が今年春以降、
携帯電話から親族2人に1回ずつ
電話をかけた発信記録も確認され
た。
しかし、親族は
「無言電話があったかもしれない
が、小池容疑者と会話した記憶は
ない」と話しているという。
逃亡中の約7年前、
JR岡山駅前でチラシ配りをして
いた小池容疑者は、この女性が声
をかけてきたのがきっかけで同居
するようになる。
その際、小さなカバン一つで
女性宅に来たといい、県警の家宅
捜索でも身元を示すものは見つか
らなかった。
徳島の親子殺害で奪ったとされ
る約4千万円の貯金通帳と印鑑も
発見に至らなかったという。
小池容疑者の送検容疑は、
平成13年4月、徳島市の無職、
松田優さん=当時(66)=方で、
松田さんの首に電気コードを巻き
つけ殺害し、額面約4千万円の
預金通帳や印鑑などを強奪。
灯油を床にまいて火をつけた
ほか、同月、同市の当時の小池
容疑者宅で松田さんの長男、
浩史さん=同(38)=の頭部
を鈍器のようなもので殴打、首を
絞め殺害したとしている。
浩史さんの焼かれた遺体が、
兵庫県洲本市(淡路島)の別荘
造成地で発見されたことから、
捜査は当初、兵庫県警も加わった
が、その後は事件の性質から徳島
県警に一本化された。
捜査本部が置かれていた徳島東
署では捜査終結を受け看板が外さ
れ、専従捜査班は解散。
事件で県警は延べ2万5千人の
捜査員を投入し、情報提供を頼り
に全国37都道府県で捜査活動を
展開した。
県警捜査1課幹部は
「生きたまま小池容疑者を逮捕
できなかったのは残念だったが、
全国から約4400件の情報が寄
せられたことは深く感謝したい」
とコメント。
逃亡直後の小池容疑者の足取り
や約4千万円の貯金通帳、印鑑の
行方など、依然として謎は残され
たままだが、長期に及んだ捜査は
幕を下ろした。
これは警察の完敗で終わった事件
でしたね。
メル友が、居たんですね。
逃亡生活で、仕事もしてなかった
ら、確かに時間をもてあました事
でしょう。
こうして見ると、やはり女性の力
って、大切である事が判ります。
女性に縁の無い私に逃亡生活は、
無理である事が、良く判る事件で
も有ります。
↧
「おい、小池!」メル友女性に“癒やし”求めた逃亡生活。謎残したまま捜査終結。
↧