http://www.sankei.com/world/news/141116/wor1411160008-n1.html
「当然、朴大統領も払うんだろうな」
韓国の若者を怒らせた「独身税」
2014.11.16 07:20 産経新聞
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ソウル中心部に建つNソウルタワーの展望台で、
「縁結びのカギ」をくくりつけるカップル。
少子化は非婚化と重なる部分が大きいが、
「独身税」が結婚を促進するとは限らない
9月1日(AP)
■韓国高官「冗談」弁明も火に油
日本より少子化が深刻な韓国で、担当部署の保健
福祉省幹部が、
「数年後をめどに“ペナルティー”として、未婚の
男女を対象に『独身税』を徴収することも考えられ
る」と発言。
批判が噴出してネット上で炎上し、当局は事態の
沈静化に追われている。
有効な対策が見いだせない苦境を強調したかった
発言とみられるが、「冗談だった」とメディアに
弁明したことで、「そんな冗談が許されるのか」
などとさらに反発を呼び、火に油を注いでいる。
好きで独身でいるわけではなく、経済的に苦しい
から結婚も出産もできないというのが実情であり、
「独身が罪なのか」とする若者の怒りは深刻だ。
(SANKEI EXPRESS)
■「当然、朴大統領も…」
問題の発言が韓国の一部メディアで報じられたの
は12日で、「独身税」という言葉は瞬く間に韓国
の各ポータルサイトで検索率が最も高いキーワード
になった。
ソーシャル・ネットワーキング・サービス
(SNS)などでは
「おカネが無くて結婚できないのに、カネを取るの
か」
「少子化対策に名を借りて、不足している税収を補
うための口実ではないのか」
「導入するなら当然、(独身の)朴槿恵(パク・ク
ネ)大統領も払うんだろうな」
といった反発の書き込みが相次いだ。
事態を重く見た保健福祉省は、
「韓国政府は少子化の深刻さを認識し、結婚、出産、
子育てに有利な条件を構築するためのいくつかの課
税を検討している。しかし、独身税などペナルティ
ーを科す案は正式に検討していない。(幹部の)
発言は真面目なものではなく、冗談」などと釈明し
た。
だが、仮に冗談だったとしても、少子化問題の
深刻さを表現する中でこうした言葉が飛び出すこと
自体に、韓国政府の憂いの深さが見て取れる。
韓国では、1人の女性が生涯に産む子供の推定人
数を示す合計特殊出生率が昨年1.19と日本の
1.43よりも低い。
■発言の裏に深刻な出生率
しかし、かつての韓国は多産社会で、日本の合計
特殊出生率が2を切ろうとしていた1950年代
後半には6を超えていた。
減るきっかけになったのは、70年代に当時の
朴正煕(パク・チョンヒ)大統領(1917~79
年)が導入した産児制限策だった。
朴政権は
「子供が多いと、食べることだけで精いっぱいにな
り、他の消費に手が回らず生活も豊かにならない。
韓国が先進国になるためには人口を抑制する必要が
ある」として、3人以上産むことを制限した。
その結果、韓国の合計特殊出生率は、80年には
2.63、90年には1.60と急落。
2005年にはついに1.08にまで減った。
韓国国会の立法調査処が今年行ったシミュレーシ
ョンによると、出生率が昨年の1.19のままだと
想定すると、韓国の人口は現在の約4900万人
から今世紀末までに2000万人に減少するという
。
さらに、2750年までに韓国人は恐竜と同じ
ように絶滅する恐れがあるという衝撃の結果が出た
。
学歴偏重の人物評価が生む受験競争や若年層の
就職難、働く女性への支援の欠如などが相まって、
恋愛、結婚、出産をすっかり諦めた世代を韓国では
「三放世代」と呼んでいる。
政府は1990年代には産児制限を撤回し、特に
2006年以降は少子化対策に力を入れているが、
目立った効果は挙げていない。
少子化の背景の一つには、70年代以降、食が足
りていく中で、子供は少なく産んで大事に育てると
いう風潮が定着したこともある。
塾代などを含めた教育費の私的負担では、韓国は
世界一の高さだ。
「独身税」は、まず未婚者を減らすことから手を
つけようという発想だが、韓国の少子化の根は深く、
仮に導入されたとしても効果は不確かだ。
面白い発想をするものですね。
実際に取り入れてみては、どうかな?
まあ、政権が、倒れるだけの事でしょうけど。
朴さん自身、独身というのですから、国民の手本には、
成り辛いでしょうけど。
正直、1人が、好きで、結婚しない訳じゃない人の方が
多いでしょうね。
「当然、朴大統領も払うんだろうな」
韓国の若者を怒らせた「独身税」
2014.11.16 07:20 産経新聞

ソウル中心部に建つNソウルタワーの展望台で、
「縁結びのカギ」をくくりつけるカップル。
少子化は非婚化と重なる部分が大きいが、
「独身税」が結婚を促進するとは限らない
9月1日(AP)
■韓国高官「冗談」弁明も火に油
日本より少子化が深刻な韓国で、担当部署の保健
福祉省幹部が、
「数年後をめどに“ペナルティー”として、未婚の
男女を対象に『独身税』を徴収することも考えられ
る」と発言。
批判が噴出してネット上で炎上し、当局は事態の
沈静化に追われている。
有効な対策が見いだせない苦境を強調したかった
発言とみられるが、「冗談だった」とメディアに
弁明したことで、「そんな冗談が許されるのか」
などとさらに反発を呼び、火に油を注いでいる。
好きで独身でいるわけではなく、経済的に苦しい
から結婚も出産もできないというのが実情であり、
「独身が罪なのか」とする若者の怒りは深刻だ。
(SANKEI EXPRESS)
■「当然、朴大統領も…」
問題の発言が韓国の一部メディアで報じられたの
は12日で、「独身税」という言葉は瞬く間に韓国
の各ポータルサイトで検索率が最も高いキーワード
になった。
ソーシャル・ネットワーキング・サービス
(SNS)などでは
「おカネが無くて結婚できないのに、カネを取るの
か」
「少子化対策に名を借りて、不足している税収を補
うための口実ではないのか」
「導入するなら当然、(独身の)朴槿恵(パク・ク
ネ)大統領も払うんだろうな」
といった反発の書き込みが相次いだ。
事態を重く見た保健福祉省は、
「韓国政府は少子化の深刻さを認識し、結婚、出産、
子育てに有利な条件を構築するためのいくつかの課
税を検討している。しかし、独身税などペナルティ
ーを科す案は正式に検討していない。(幹部の)
発言は真面目なものではなく、冗談」などと釈明し
た。
だが、仮に冗談だったとしても、少子化問題の
深刻さを表現する中でこうした言葉が飛び出すこと
自体に、韓国政府の憂いの深さが見て取れる。
韓国では、1人の女性が生涯に産む子供の推定人
数を示す合計特殊出生率が昨年1.19と日本の
1.43よりも低い。
■発言の裏に深刻な出生率
しかし、かつての韓国は多産社会で、日本の合計
特殊出生率が2を切ろうとしていた1950年代
後半には6を超えていた。
減るきっかけになったのは、70年代に当時の
朴正煕(パク・チョンヒ)大統領(1917~79
年)が導入した産児制限策だった。
朴政権は
「子供が多いと、食べることだけで精いっぱいにな
り、他の消費に手が回らず生活も豊かにならない。
韓国が先進国になるためには人口を抑制する必要が
ある」として、3人以上産むことを制限した。
その結果、韓国の合計特殊出生率は、80年には
2.63、90年には1.60と急落。
2005年にはついに1.08にまで減った。
韓国国会の立法調査処が今年行ったシミュレーシ
ョンによると、出生率が昨年の1.19のままだと
想定すると、韓国の人口は現在の約4900万人
から今世紀末までに2000万人に減少するという
。
さらに、2750年までに韓国人は恐竜と同じ
ように絶滅する恐れがあるという衝撃の結果が出た
。
学歴偏重の人物評価が生む受験競争や若年層の
就職難、働く女性への支援の欠如などが相まって、
恋愛、結婚、出産をすっかり諦めた世代を韓国では
「三放世代」と呼んでいる。
政府は1990年代には産児制限を撤回し、特に
2006年以降は少子化対策に力を入れているが、
目立った効果は挙げていない。
少子化の背景の一つには、70年代以降、食が足
りていく中で、子供は少なく産んで大事に育てると
いう風潮が定着したこともある。
塾代などを含めた教育費の私的負担では、韓国は
世界一の高さだ。
「独身税」は、まず未婚者を減らすことから手を
つけようという発想だが、韓国の少子化の根は深く、
仮に導入されたとしても効果は不確かだ。
面白い発想をするものですね。
実際に取り入れてみては、どうかな?
まあ、政権が、倒れるだけの事でしょうけど。
朴さん自身、独身というのですから、国民の手本には、
成り辛いでしょうけど。
正直、1人が、好きで、結婚しない訳じゃない人の方が
多いでしょうね。