http://www.sponichi.co.jp/society/news/2014/11/07/kiji/K20141107009241330.html
アカサンゴブーム過熱
上海「日本で買い付け」1グラム19万円も
2014年11月7日 08:52 スポニチ
多数の中国密漁船が小笠原諸島周辺海域などで
狙うアカサンゴ。経済発展に伴い富裕層が増えて
いる中国では、アカサンゴを加工した装飾品の
人気が高まり、高級品は1グラム当たり1万元
(約19万円)に値上がりするなど
“サンゴバブル”の様相だ。
ブームを背景に中国漁船による大規模密漁が
常態化する恐れもありそうだ。
中国最大の経済都市、上海。
5年前に開店した小さな専門店には、アカサン
ゴを花の形に加工した1万元のペンダントや数珠
のような3万元のブレスレットがアンティーク調
のショーケースに並ぶ。
店員は「日本のアカサンゴだ」と説明した。
日本や台湾で採れるアカサンゴは、中国で
「アカ」と呼ばれ、中でも血のように色の濃い
ものは「牛血紅」という名前で珍重される高級品
だ。
店員によると、台湾で採れる量は減っており、
商品は
「日本で競売に出されたアカサンゴを競り落とし、
台北で加工したものだ」という。
密漁船の拠点となっている福建省からの品物で
はないとしている。
希少価値に目を付けた富裕層などの間で人気が
うなぎ上りになり、価格は開店当時の2~3倍に
高騰。
中国当局からアカサンゴを取り扱うための営業
許可を得ており、必要があれば天然サンゴである
ことを証明する鑑定書も出すという。
インターネット上でもアカサンゴ取引は過熱し
ている。
ある販売業者によると、価格は昨年の2倍に跳
ね上がり、今も「日を追うごとに高くなっている」
。
日本のアカサンゴが高級ブランドとして定着し、
女性が競うように買う指輪やネックレスなどは数
万~十数万元にもなっている。
サンゴバブルが続く限り、大きな利益を生む密
漁も止まらない恐れが強い。
中国当局は今後、無許可営業の販売業者取り締
まりなど、価格抑制への対策も迫られる可能性が
ある。
(共同)
これでは、密猟は、無くなりませんね。
燃料費掛けても、元が十分以上に取れるのですか
ら、密猟しないと損です。
捕まっても罰金で済むんですから。
日本国としては、中国と同じ様に、法改正して、
厳罰化でもしないと、サンゴが、枯渇するかも?
知れませんね。
↧
アカサンゴブーム過熱。上海「日本で買い付け」1グラム19万円も。
↧