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異例判決。店長過労自殺で賠償命令。チェーン側に5700万円。その他1記事

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http://www.sponichi.co.jp/society/news/2014/11/04/kiji/K20141104009225990.html

異例判決 店長過労自殺で賠償命令 チェーン側に5700万円

2014年11月4日 16:34 スポニチ



判決後に記者会見する自殺した男性の遺族
Photo By 共同 

 首都圏でステーキ店チェーンを展開する
「サン・チャレンジ」(東京)の店長だった男性
=当時(24)=が自殺したのは過酷な長時間
労働と上司によるパワーハラスメントが原因だと
して、両親が同社などに約7300万円の損害
賠償を求めた訴訟の判決で東京地裁は4日、
約5790万円の支払いを命じた。

 山田明裁判長は自殺した本人に過失はない、
として賠償額の過失相殺をしなかった。

 原告側代理人によると、自殺をめぐる訴訟で
相殺をしない判決は異例だという。

 判決理由で山田裁判長は

「数カ月に1日程度の休みしかなく、長時間労働
とパワハラによる強い心理的負荷で精神障害を
発症させた」と判断し

「業績向上を目指すあまり、適切な労務管理が
できる態勢を取っていなかった」と会社の姿勢を
批判した。

 判決によると、男性は2007年に入社し、
09年に「ステーキのくいしんぼ」の都内店舗の
店長になった。

 上司に当たるエリアマネジャーの指示を受けて
いたが、休日はほとんど与えられず、暴力や罵倒
なども日常的にあった。

 男性は10年11月に首をつって自殺。

 渋谷労働基準監督署は12年、自殺を労災と
認定した。

 自殺前の7カ月間の残業時間は月平均190時間
を超えており、山田裁判長は社長個人についても

「長時間労働などを簡単に認識できたのに何ら有効
な対策を取らなかった」と賠償責任を認めた。

 上司のパワハラも
「許される行為ではなく、責任は免れない」と非難
した。

 会社側は
「金銭問題や家族との確執などが自殺の原因だ」と
主張したが、判決はいずれも「証拠がない」と退け、
過失相殺を認めなかった。

 判決後、記者会見した原告側弁護士は

「過失相殺されなかったのは画期的で、長時間労働
やパワハラで苦しむ人々に勇気を与える判決だ」
と評価した。

 サン・チャレンジ側の弁護士は

「現段階では判決の詳細を把握していないのでコメ
ントできない」とした。




http://www.sponichi.co.jp/society/news/2014/11/04/kiji/K20141104009226120.html

自殺の店長 休み半年に2日 
悪質ないじめ 恋人との交際にも干渉


2014年11月4日 17:49 スポニチ


 残業は月200時間近く、休日は半年に2日だ
け…。

 悪質ないじめも重なり、想像を絶する職場環境
に苦しんだステーキ店店長の長男は24歳の若さ
で自ら命を絶った。

 無念を晴らしたい、との思いで裁判を闘って
きた父親(60)は「本人に過失はない」と
判断した4日の東京地裁判決後に
「名誉を回復することができた」と胸をなで下ろ
した。

 入社のきっかけは7年前。

 チェーン経営会社に勤務していた父親がアルバ
イトに誘った。

 2年後、父親は利益優先の方針についていけな
いと感じ離職したが、正社員になっていた長男は
「もう少しやってみる」と会社にとどまった。

 その翌年、長男は自殺した。

 会社側は「理由は分からない」と繰り返すばか
り。

 だが同僚らの証言で、過酷な職場の実態が浮か
び上がった。

 上司のエリアマネジャーは長男にほとんど休み
を与えず、たまの休日にも
「ソースを買ってこい」と店に呼び出していた。

 暴力や罵倒は日常的で、仕事後に無理やり
カラオケや釣りに付き合わされたことも。

 恋人との交際にも干渉され「うつ病かな」と
周囲に漏らしたこともあったという。

 優しい性格が災いしたのかもしれない。

 高校生の時、けんかで殴られた長男に
「やり返さないのか」と聞いたら
「僕は絶対に手を出さない」とかたくなだった


「自分が会社に誘わなければ…それが一番悔や
まれる」と父親は唇をかむ。

 若い世代の過労自殺は増え、深刻な社会問題
になっている。

 1日には「過労死等防止対策推進法」が施行
された。

 父親は
「同じ境遇の人の話を聞くと、涙が出てくる。
働き過ぎが死につながることを世の中に広めて
いきたい」と力を込めた。





ブラック企業の典型ですね。

親御さん、良く負けずに戦いましたね。

そして、その頑張りに、裁判官も応えてくれた
訳で、同じ様なブラック企業で働いてる方々に
は、心強い判決となった事でしょう。

仕事は、大切で、しかし、命あってこそですか
ら、我慢せず、辞めるのも選択肢でしょう。



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