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堕ちた元マルサ・国税OB税理士、ラブホの「どーんと赤字に」ムチャぶり脱税指示にも「やってみますわ

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http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140912/waf14091207000001-n1.htm

【衝撃事件の核心】
堕ちた元マルサ・国税OB税理士、
ラブホの「どーんと赤字に」ムチャぶり脱税指示にも
「やってみますわ」
 

2014.9.12 07:00  産経新聞



売り上げを隠すなどの手口で脱税した疑いで、
ラブホテル経営会社の実質経営者の関係先に
家宅捜索に入る大阪国税局の係官ら。
「ど~んと赤字にしたいんや」と顧問税理士に
脱税の手助けを依頼していたという
大阪府松原市





「どーんと赤字にしたいんや」

「(納税額を)抑えてや」。

 顧客のむちゃくちゃな要求に
「やってみますわ」
と応じ、脱税に加担したとされる元大阪国税局
幹部に司直の手が及んだ。

「マルサ」の名称でおなじみの査察部門に長年
勤務し、大規模税務署の署長にまで登り詰めた
国税OB税理士の横井豊被告(65)。

 顧問税理士の立場でラブホテル経営会社の脱税
を手助けしたとして、消費税法違反などの幇助
(ほうじょ)罪で7月、大阪地検特捜部に在宅
起訴された。

 元同僚の一人は、内偵や経理書類の分析にたけ
た「査察部のエキスパート」と評価するが、脱税
事件の摘発で培った手腕は、自らの脱税事件に
悪用された。




■初公判「認否留保したい」

 8月19日午後、大阪地裁で開かれた初公判。

 うつむき加減で証言台に立った横井被告は
「現在のところは留保したい」と述べ、起訴内容
に対する認否を明らかにしなかった。

 検察側に開示を求めた書証をすべて入手できて
いないことなどが理由。

 10月の第2回公判で明確にするとみられる。

 起訴状によると、横井被告は、大阪市住吉区の
ラブホテル経営会社「大慶」の実質経営者、
松井慶司被告(49)=消費税法違反の罪などで
公判中=が昨年9月までの2年間、課税が控除
される仕入れ分の消費税額を過大計上するなどの
手口で消費税約2100万円を脱税した際、
不正を知りながら過大計上する税額を決めるなど、
脱税を手助けしたとされる。

 特捜部によると、松井被告から脱税の指示を受
けた横井被告が、大慶から関係会社に支払うラブ
ホテル管理料などの経費を架空計上。実際よりも
もうけが少ないと見せかけ、申告消費税を減額
する不正行為を続けたという。




■「1回やってみますわ」

 検察側は初公判の冒頭陳述で、脱税を工作する
両被告の生々しいやりとりを再現してみせた。

 大慶の24年9月期決算について、顧問税理士
の横井被告が同11月、納付すべき消費税額が
約760万円に上ると松井被告に報告した後に続
くシーンだ。

「それ(税額が760万円)痛い。消すにはどう
したらいい。何を増やしたらいい」

 納付する税額を消す、つまり脱税したいという
松井被告。

 これに対し、横井被告は
「コンサル料(管理料)を増やすことも必要やし」
と、水増しする経費の具体的な費目を挙げる。

 さらに、松井被告が
「コンサルの分ともう一個なんやった。会議費や。
会議費を月に最低でも60、70(万円)放り込
んでほしいな」とねだると、横井被告は
「月50万(円)しましょ」と提案。

「先生、消費税300万円で抑えてや」とたたみ
かける松井被告に、横井被告は
「1回やってみますわ」と平然と脱税を請け負っ
た-というのだ。

 横井被告は松井被告の意向に従い、大慶から
関係会社に支払われたホテル店舗の管理料計1億
1千万円を架空計上。

 さらに会議費600万円を水増し計上するなど
し、申告消費税などが約399万円に減額される
よう計算したという。

 脱税工作は翌25年9月期でも同様に行われた。

 同11月29日、松井被告は大慶のホテル部門
の所得が約1億2900万円の黒字になることを
横井被告から伝えられると、またも言い放った。

「大慶はどーんと赤字にしたいんや。1億4千万
か5千万の赤字にしてくれ。これからもうける
から利益の受け皿にしたいんや」

 横井被告は、前年と同様にホテルの管理料を
架空計上する手口で所得を約1億2千万円の赤字
とし、申告消費税などの額が約110万円に不正
に減額されるよう計算。

 松井被告もこれを了承したとされる。




■なぜ晩節を汚したのか

 捜査関係者によると、大慶は20年から全国で
複数店舗のラブホテルを経営していたが、23年
12月に大慶の関係会社などが大阪国税局査察部
の強制調査を受けた。

 松井被告は知人を通じ、マルサに顔の利く国税
局のOB税理士を探し、24年1月に横井被告が
顧問に就いたという。

 しかし、今年2月、同局と合同で捜査を進めた
特捜部が、ラブホテルの売り上げを隠すなどの
手口で法人税約3100万円を脱税したとして、
法人税法違反容疑で松井被告を逮捕。以降も横井
被告の不正についての捜査を続け、7月になって
在宅起訴に踏み切った。

 横井被告は査察部門での勤務が相当長く、15
年に主要ポストの同局査察総括2課長に就任。

 その後、福岡国税局調査査察部次長や大阪国税
局南署長を歴任し、20年7月に退職した。

 同局の現役職員からは

「丁寧な仕事ぶりでまじめな性格。信用できる人
だったのに」と惜しむ声が漏れる。

 マルサ畑で華々しいキャリアを積み上げた横井
被告。なぜ、晩節を汚すような行動を取ったのか。

 同局OBのある税理士は
「自分もかつてはカネになることを理由に風俗店
などと顧問契約を結んでいた。大規模署の元南署
長とはいえ、税理士となって日が浅いうちはカネ
を稼ぐことが難しい」とOB税理士の懐事情を
説明。

 その上で
「カネ目当ての横井被告と、元査察部幹部の手腕
に期待した松井被告との間で利害が一致し、その
まま不正に突き進んだのではないか」とみる。




■国税OBの不正絶たず…

 国税OBが税理士に転じた後、不正に関与する
ケースは全国で後を絶たない。

 昨年10月には大阪国税局の現職国税調査官に
120万円の賄賂を渡したとしてOB税理士が
贈賄容疑で大阪地検特捜部に逮捕された。

 現金を渡す見返りに、顧問先会社の税務調査に
関する情報を事前に得ていたほか、脱税額の過少
申告を見逃してもらっていたとされる。

 今年6月には名古屋国税局のOB税理士が、
愛知県や三重県にある中小企業8社の脱税に協力
し、法人税計約4千万円を免れさせた疑いがある
として、名古屋地検特捜部に在宅起訴された。

 ただ、横井被告がマルサの元幹部だっただけに、
国税関係者にとって今回の事件は衝撃的だった。

「脱税事件が専門の査察部の元幹部が顧客に取り
込まれて脱税に加担するなんて前代未聞の話。
国税の幹部全体が『こんなレベルなのか』と見ら
れてしまうのではないか」





脱税事件ねー。一応、懲役刑の対象には、なる
様ですが、過去、脱税で、収監された。と、言う
記事は、読んだ覚えが有りません。

それだけに、後を絶たないのは、当然の事なんで
しょう。

国税とすれば、取れる物を取る方が大切な事でし
ょうから、刑罰には、興味は、無いでしょう。

しかし、納税を免れようとした行為は、国及び
国民に対する背信行為ですから、重加算税等を
取った上、罰金、実刑を併用してほしいものです


真面目に税金を納めてるサラリーマンの身として
は、腹立たしい限りです。

執行猶予無しの20年位で、妥当でしょう。


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