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「イスラム国」敵にまわした中国。貼られた「迫害」する国のレッテル。

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http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20140907/frn1409070830002-n1.htm

「イスラム国」敵にまわした中国 
貼られた「迫害」する国のレッテル


2014.09.07 zakzak


 緊迫したイラク情勢は新聞紙面を連日にぎわし
、過激派の「イスラム国」がすさまじい勢いで
勢力を拡大する中、米国は嫌々ながらも、再び
軍事介入を始めた。

 その情勢が、イラクから遠く離れて一見、
無関係にみえる中国にも深刻な懸念を引き起こし
つつある。




■新シルクロード開拓に影響

 昨年11月、この欄で書いた
「天安門炎上事件にみる中国の西進戦略」の中で、
中国は今までの海路に頼る中東からのエネルギー
供給に代わる陸路を開拓すべく、自国西部の
新(しん)疆(きょう)から中央アジアを経由し
て中東に至る「新シルクロード」を開発する遠大
な計画を推進していると述べた。

 その計画のためにも、中国は中央アジア、
中近東のイスラム諸国と友好関係を保つ必要が
あり、新疆地方のイスラム系ウイグル族の過激さ
を増す独立運動にも慎重に対処しなければなら
ないとも指摘した。

 実際、その後、中国は着々と中央アジア諸国と
の関係緊密化を進め、ロシアに取って代わって
同地域の覇主の地位を手に入れつつ、同地域の
天然ガス開発と輸入を実現し、大きなパイプライ
ン網もほぼ完成した。

 一方、アフガン戦争終結と中東までの供給路作
りを視野に入れて、アフガニスタンやパキスタン
との関係構築にも余念はない。

 この遠大な計画はイスラム勢力圏を通るため、
中国は今までアフガン戦争で中立を固く守り、
欧米と対立するイラン、シリアなどを支持し、
「イスラムの味方」とのイメージ作りに懸命で
あった。 

 ところが、硬直した少数民族政策の失敗や
貪欲な漢族の現地進出などで、ウイグル族の
不満は高まる一方で武装反乱が収まらず、
むしろ悪化した。

 その反乱に対する武力弾圧で流血が繰り返さ
れているうちに、中国は意に反して、すっかり
「イスラムの民を迫害する国」というレッテル
を貼られてしまった。

 その結果、イラクとシリアをまたぐ地方で
樹立された「イスラム国」のリーダーは7月、
中国をイスラムの敵だと名指しして非難した
うえ、イスラムの「兄弟」たるウイグル人を
解放するために新疆を占拠すると公言した。

 中国領土の一部をもぎ取るとの脅かしは、
現実味を欠くことは誰の目にも明らかである。

 それでも、中国にとって深刻なのは、ただ
でさえ手を焼いているウイグル族の散発的
反乱が今後、「イスラム国」のこの
「宣戦布告」で勢いづき、中東・中央アジア
からのイスラム過激派の支援や戦闘員の流入
が急増しそうなことである。

 これではますます「中国対イスラムの戦争」
という何としても避けたかった様相を呈して
しまう。

 そして、いったんイスラム過激派を敵に
まわしてしまうと、中国の西進戦略の要で
ある新疆から中東までの天然資源の新しい
「シルクロード」の安全保障もおぼつかなく
なる。

 中東から中国に石油やガスを直接運ぶパイ
プラインを構築しても、その途中のイスラム
系諸国で過激派に狙われたらひとたまりも
ないだろう。




■周永康失脚の波紋

 このため、今まで中東ではことあるごとに
欧米に楯突いてきた中国はこのところ、
イラクに限っては過激派に対するアメリカの
空爆に好意的に言及し始めている。

 もっとも、この天然資源の「シルクロード」
開発も、新疆のウイグル族に対する弾圧も、
最近、中国で大きく取り沙汰されている大物
政治家、周永康氏の汚職追求に影響を受ける
可能性もある。

 周氏は過去10年間、中国の石油産業と
治安維持の双方に君臨してきた人物である。

 西進戦略の柱の一つである戦後アフガニス
タン再建への中国の影響力作りも、同氏が
一手に推し進めてきた。

 彼の失脚が国内政治のみならず、今後、
中国の西進戦略並びにウイグル族に対する
政策にどのような影響が出るのか、注意して
見守る必要がある。

 さらに、「イスラム国」に拘束されたと
みられる湯川遥菜さんの事件を挙げるまでも
なく、「イスラム国」にどう対応するのか、
日本も真剣に考えるときが来ているのは間違
いない。

(元仏外交官 チェン・ヨ・ズン氏)






正直、イスラムの敵と言うよりも、世界の
敵と、言っても過言では無い国が、中国です


しかし、巨大な市場を持ってるだけに、敵と
表明出来ないのが、現状です。

世界に代わり、イスラムが、戦いを挑んで
くれるなら、良い事だと、思います。

国内で、デモ。自治区で、内乱。

フィリピン沖では、にらみ合い。

尖閣でもにらみ合い。

これだけ、多方面に争いを抱えていては、
国が、保つはずが、有りません。

そこの経済の衰退が、加わるのですから、
大変です。

それでも、強気強気で、攻め続けるのでしょ
う。

拡大政策と言うのは、大変です。

企業で言えば、M&Aの繰り返しです。

相手の借金まで、面倒見なきゃいけなくなる
訳で。

確かに、資源を獲得出来るかも?知れません


相手が国だけに、人を面倒みなきゃいけなく
なる訳で、リスクは、増える一方です。

今の政策を取り続ける限り、衰退の一方で
しょうね。


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