http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140901/waf14090107000001-n1.htm
【衝撃事件の核心】
女は出て行こうとするホストの背中を刺した、ホストは逃げるどころか1時間半も女を慰め続けた…出会いから1カ月、異様な執着、面妖な関係
2014.9.1 07:00 産経新聞
客だった女にホストが背中を刺された。
自殺をほのめかす電話を受けたため、
女の自宅に駆けつけた結果の出来事だが、
ホストは逃げずに女を慰め続けたという。
しかし、結局は怖くなって女の家を出て
地下鉄を乗り継ぎ、たどりついたのが
JR天王寺駅。ホストクラブの上司と合流し、
ようやく救急車で搬送された
大阪市内のホストクラブで出会った男性ホスト
(22)と客の女(25)。
出会いから約1カ月後、女は自宅玄関から出て
行こうとするホストの背中に突然、包丁を突き立て
た。
ホストは女に殺されそうになったわけだが、逃げ
るどころか、驚くべき行動に出た。
女から包丁を取り上げると、女が自殺をほのめか
したため、それから約1時間半にわたって慰め続け
たのだ。
刃傷沙汰の最中、ホストはなぜこんな行動を
とったのか。1カ月で築いた2人の関係とは。
■無防備な背中に
事件は7月7日、七夕の朝8時半ごろに起きた。
女が住む大阪市浪速区のマンション一室。
この部屋から出て行こうとしたホストは突然、
背中に痛みを感じた。
振り返ると、そこには包丁を持った女の姿があっ
た。
刃渡り17センチの包丁で背中を刺されたのだ。
ホストは玄関で靴をはいている途中で、完全に
無防備だった状態を狙われた。
ホストのけがは後に全治1週間の軽傷と診断され
るが、傷は深さ5センチに達し、8針縫うことに
なる。
一つ間違えれば命が奪われていたかもしれない
緊急事態だが、ホストは部屋から飛び出すことも、
救急車を呼ぶこともなく、再び室内に戻り、驚く
べき行動に出る。
女の手から包丁を取り上げた。女が自殺を
ほのめかすため、午前10時過ぎまでの約1時間
半にわたって自殺を思いとどまるよう女を説得し
続けたのだ。
結局は「怖くなって女の家を出た」という男は、
近くの市営地下鉄桜川駅から電車を乗り継いで
JR天王寺駅まで移動し、連絡を受けて同駅に駆
けつけた店の上司と合流した。
そこでようやく上司が午前11時25分ごろに
「部下が包丁で刺された」と救急車を呼び、事件
が“発覚”することになった。
大阪府警浪速署は、ホストの話から女の自宅を
割り出し、同日午後2時過ぎに女の身柄を自宅で
確保。
同日夜にホストを殺害しようとしたとする殺人
未遂容疑で逮捕した。
女は精神疾患の可能性もという。
■包丁持った女が駅に
そもそも、ホストが女の自宅に行くことになっ
た発端は、同日未明にまでさかのぼる。
女から自殺をほのめかす電話を受けたホストは
午前4時ごろ、女が住むマンション近くのファミ
リーレストランに向かい、電話で女に案内され
ながら部屋の中に入っていった。
そんな電話をかけてきたにもかかわらず、女は
部屋の中では変わった様子はなく、朝まで音楽を
聴いたり、談笑するなどして過ごしていたという。
しかし、ホストが家から出ようとすると、突然
凶行に走った。
ホストは午前10時過ぎに女の家から逃げ去っ
たが、その後も女はホストへの異様な執着をみせ
る。
「20代ぐらいの女性が包丁のようなものを持っ
て(地下鉄の)駅へ降りていった」
午前10時15分過ぎ、女のマンション近くに
ある桜川駅付近の通行人から寄せられた110番
だ。
女は包丁を片手にホストを追いかけて駅まで向
かっていたのだ。
ホストが見つからずに家に戻ったというが、女
の格好はTシャツに黒色の下着姿で、ズボンや
スカートをはくこともなく、靴もはいていなかっ
た。
さらに、凶器の包丁はホストが持ち去っていた
ため、女が手にしていたのは家にあった別の包丁
だった。
なぜ、そこまでホストに執着する行動に出たの
か。
女は府警の調べに対し
「(ホストが)帰ろうとしたので、もう少しいて
ほしくてどうしたら帰らないか考えていたら、
混乱してパニックになった。ちょっと傷つける
つもりだった。殺すつもりはなかった」などと
供述しているという。
■一時的な恋心?
女の行動からは狂おしいまでのホストへの愛憎
が伺えるが、女とホストが出会ったのは事件から
わずか1カ月前だった。
捜査関係者によると、女は6月はじめに被害者
のホストが勤める大阪市中央区のホストクラブに
通い始め、事件まで計3回利用。
このホストを気に入り、指名していた。
女は5月まで別のホストクラブに通っていたと
いうが、街を歩いていたところ、今回の被害者の
ホストが勤めるホストクラブの客引きに誘われ、
訪れる店を変えることになった。
初めて利用した日、女は、客引きしてきたホスト
▽店のナンバーワン
▽今回の被害者-と3人のホストの接待を受けるが、
被害者のホストは、見かけこそタイプではないもの
の、ウマが合うのか自然と話が弾んで仲が深まり、
以後はこのホストを指名するようになった。
ホストと女は店外でも会う約束をしており、
ホストは会う前日に
「指名が入らなかったら、別のホストのフォローに
回り、盛り上げるためにたくさん酒を飲まなくては
ならない。そうすれば、翌日遊びに行くにも体が
しんどい。約束通り遊びに行くためにも店に来て
自分を指名してほしい」
などと女を店に誘っていたという。
こうした経緯から、ある捜査関係者は、ホストが
刺されながら逃げなかったことについて
「金を自分に使ってもらった後ろめたさもあって、
なかなか通報に踏み切れなかったのではないか」
と推測する。
ホストへの強い思いが今回の事件につながって
しまったが、女は調べに対し意外なことを口にして
いる。
「今思えば(ホストが)好きだったのか分からない。
あんなことをしてしまったのだから好きだったのか
な」とホストへの想いに揺らぎがあるようなのだ。
1カ月で燃え上がり、すぐさま冷え込んでしまっ
た2人の関係。
どこで盛り上がり、どこでこじれたのか。
府警は調べを進めている。
昔、「いつか、あんたは、女に後ろから刺される
よ。」と、予言された事が、有りますが、残念なが
ら、その通りには、成りませんでした。
ええ、ホストでは、無いので。
今後も、その恐れは、無いでしょう。
何せ、女性の影は、皆無ですから。
このホストさんは、大したものですね。
この事件の発端は、彼の言葉だったとしても、
刺されたのですから、通報するのが、普通のはずで
すが、自殺をほのめかした彼女を諭すとは。
ともあれ、彼女の行動は、許されるものでは無く、
罪を負うのは、当然の事なんでしょう。
出来る事ならば、少しでも罪が、軽くなると良いで
すね。
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女は出て行こうとするホストの背中を刺した、ホストは逃げるどころか1時間半も女を慰め続けた…
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