http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140424/dst14042410590003-n1.htm
【韓国旅客船沈没】
船会社オーナーは資産236億円の宗教家
2014.4.24 10:59 産経新聞
犠牲となった高校生の遺影が並べられた祭壇には、
遺族や友人が集まり、黙祷(もくとう)をささげた
23日、韓国・安山(ロイター)
【珍島(チンド)(韓国南西部)=加藤達也】
旅客船「セウォル号」の沈没で、韓国の検察は、
船を保有する清海鎮海運の株式の約40%を保有する
実質オーナー、兪炳彦(ユ・ビョンオン)氏の関連
企業など関係先約10カ所の家宅捜索に着手。
系列会社13カ所の役員約30人を出国禁止処分と
した。
捜索先には兪氏が関与する宗教団体も含まれている。
この宗教団体について韓国の中央日報(電子版)は、
団体幹部が清海鎮海運をはじめ兪氏が出資する複数の
企業の幹部を兼任していると伝えている。
◇
検察当局は脱税や資産の海外隠匿も視野に入れて
おり、船舶の航行安全をめぐる捜査は、オーナーの
資産追跡という異例の展開となった。
韓国メディアによると、
兪氏が出資する企業は米ニューヨークなどに多数の
不動産を所有している。
系列会社は、仏南部の村をまるごと52万ユーロ
で買い入れるなどし、資産は国内外に総額
約2400億ウォン(約236億円)に上るとされる
。
清海鎮海運をめぐり検察当局は、船舶の安全運航に
必要な乗務員に対する教育・訓練を怠ったとの見方を
強める一方で、同社が多額の負債を抱えていたことも
把握。
このため、同社が経費節減目的で安全教育を怠った
疑いがあるとみている。
検察はまた、事故をめぐり、将来、民事責任を問わ
れた場合、運航会社が賠償逃れのために財産を隠匿
する可能性を警戒、資産状況の早期把握が必要と判断
したもようだ。
兪氏をめぐっては、かつて「人類が近く滅亡する」
との主張に基づく新興宗教の一派を主宰していたこと
が明らかになった。
韓国メディアは「顔のない写真家」として欧米で
活動する芸術カメラマンと同一人物ではないかとする
情報も伝え、資産家のミステリアスな素顔に注目が集
まっている。
中央日報(電子版)によると、兪氏は1941年、
京都に生まれ、大戦後に韓国に戻った。
兪氏の妻の父が興したキリスト教系を自称する新興
宗教の傘下団体で牧師として活動していたが、系列の
別団体を運営していた男の工場で87年、信者32人
が集団自殺する事件があった。
自殺した信者が男に総額170億ウォンに上る貸し
付けをしていたことが判明。
この一部を兪氏が主宰する教会が借り入れていた。
兪氏は借金を返済しなかったとして詐欺罪で起訴さ
れ、91年に懲役4年の判決を受けている。
宗教は、韓国では、有力なビジネスの様ですね。
統一教会の文鮮明氏も、韓国では、宗教家と言うより
も、成功したビジネスマンとして、認知されていた様
です。
それにしても、このオーナー、どの様な処分を課す事
が、出来るのでしょう?
オーナーと言うだけで、経営は、他者にゆだねていた。
となれば、教育訓練は、その経営者の判断と言う事に
なります。
正直、お金を出してるだけ。と、言われれば、罪を
課す事は、出来ない。と、思うのですが。
確かに、被害者への損害賠償と言う段階となれば、株主
としては、賠償金の支払いについては、責任を負う事
になる。とは、思います。
しかし、謎の人物のその姿は、どんなものなのか?
それを知りたい。と、思う人は、多いでしょうね。
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船会社オーナーは資産236億円の宗教家。
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