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「ラーメンの鬼」佐野実さん死去
病室でもラーメン…まだ63歳
2014年4月12日 05:30 スポニチ
佐野実氏(新横浜ラーメン博物館提供)
Photo By 提供写真
「ラーメンの鬼」の異名を取ったラーメン店
「支那そばや」創業者の佐野実(さの・みのる)
さんが11日午前2時57分、多臓器不全のため、
川崎市内の病院で亡くなった。
横浜市出身。
63歳だった。
関係者によると、3年ほど前から糖尿病を患って
いた。
今年2月中旬に体調を崩し、療養していた。
今月4日の誕生日には、入院先の病室で弟子たちが
作ったしょうゆラーメンをすすり「まだまだだな」
と話した。
ラーメンを食べたのは、これが最後という。
10日に容体が急変。
意識不明となり、そのまま家族にみとられ、帰らぬ
人となった。
佐野さんは86年、神奈川県藤沢市に「支那そばや」
を開店。
ラーメンブームの火付け役として知られた。
TBS「ガチンコ!」の
「ガチンコラーメン道シリーズ」では白の厨房
(ちゅうぼう)服、オールバックの髪で、料理人を厳
しく指導。
映画「ラーメン侍」などにも出演するなど、多くの
メディアで活躍した。
自身のブログは、2月14日の弟子の新店オープン
時に
「その勝負を掛けたラーメン、俺も食いに行くよ!」
とつづったのが最後の更新となった。
佐野さんと藤沢商業高(現藤沢翔陵高)の同級生で
親交の深い、元プロ野球・巨人投手の小俣進氏
(62)=現セガサミー硬式野球部アドバイザー=は、
急死に衝撃を受けた。
「何事にも手を抜かない男。食材探しでは必ず自分の
足で生産者に会いに行っていた。ラーメンだけでなく、
ハンバーグとかほかの料理も上手だった」
と振り返った。
今月8日に見舞った際は元気だったといい、
「“新しいチャーハンを作ろうと思っているんだ”と
意欲を見せていたのに…。まだやりたいことがあった
と思う。弟子たちがアイツの味を守ってくれるはず」
と悼んだ。
▼ものまねタレントHEY!たくちゃん
(佐野さんに弟子入りしラーメン店を開店)僕が
一番悩んだり苦しい時期に何度も助けてもらいました
。一緒にお酒を飲んだ時は凄く優しい方でした。
いつも「飯食べたか?大丈夫か?」と声を掛けていた
だきました。佐野さんからいただいた言葉を大事に
したいです。本当にありがとうございました。
62歳かー。まだまだ、若いですね。
男性の平均寿命まで、17年足りません。
正直、未練を残されたまま、逝かれたのでは無いか
と、想像します。
ただ、多くのお弟子さんを残されたのは、有り難い
事です。
美味しいラーメンを食べられますから。
しかし、鬼の味を求める人達には、物足りないかも
知れませんが。
ご冥福を祈ります。
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「ラーメンの鬼」佐野実さん死去。病室でもラーメン…まだ63歳。
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