http://www.sponichi.co.jp/society/news/2014/03/11/kiji/K20140311007755340.html
「テロでない」とICPO 不明マレーシア航空機、捜索手詰まり
2014年3月11日 20:47 スポニチ
消息を絶ったマレーシア航空機について、
国際刑事警察機構(ICPO)のノーブル事務総長
は11日の記者会見で、「テロではない」との見解
を表明した。
これまでベトナム南部沖合で不審な物体や油が
相次いで見つかったが、同機と直接結び付くとの
確認は取れていない。
捜索は4日目となり、手詰まり感が漂ってきた。
ノーブル氏は盗難旅券を使って搭乗した2人が、
マレーシアまではイラン旅券で移動したと指摘、
「これらの旅券に盗難記録はなく、2人の名前も
ICPOの記録にない」と述べた。
一方、マレーシアの警察当局は同日、ハイジャ
ックを含むあらゆる可能性を視野に調査を続ける
とした。
マレーシアやベトナムなど9カ国は11日も、
範囲を拡大して捜索を続行した。
南シナ海からタイ湾にかけての海域だけでなく、
マラッカ海峡やスマトラ島北部沖、さらにベトナム
南部の陸地部分も調べる予定だ。
菅義偉官房長官は11日の記者会見で、マレーシ
ア政府から捜索活動への協力要請があったことを明
らかにした。
小野寺五典防衛相は、航空自衛隊輸送機の派遣
準備を進めているとした。
捜索は難航している。ベトナム南部トーチュー島
の近海では、捜索機が海面に浮かぶ物体を発見し、
機体の一部の可能性があると色めき立ったものの
「現場に急行した艦船が再び発見できない」
(救難当局者)といったケースが相次いでいるよう
だ。
米紙ニューヨーク・タイムズによると、米国防総
省は爆発の際の閃光を検知できるシステムを使って
航空機が消息を絶った海域を調べているが、爆発が
あった痕跡は確認されていない。
位置を知る決め手となる遭難信号も依然として
受信されていない。
11日付のマレー・メール紙によると、不明の
ボーイング777は、遭難信号を発信する航空機用
救命無線機(ELT)を2台装備していた。
このうち1台は機体の最後尾に外部から防護され
た形で格納されており、墜落などの大きな衝撃を受
けると自動的に作動する。
もう1台は小型で緊急時に操縦士が手動で作動さ
せるという。
今回の事故は、ELTが2台とも機能しなかった
可能性が高い。
マレーシアのアズハルディン民間航空局長は10
日の記者会見で「前例のないミステリーだ」と語っ
た。
(共同)
そりゃー、ミステリーでしょうね。
手詰まりになるのは、已む無いですね。
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「テロでない」とICPO 不明マレーシア航空機、捜索手詰まり。
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