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FIエンジンを世界初採用。ホンダの新型除雪機、記録的豪雪で大活躍。

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http://sankei.jp.msn.com/economy/news/140307/biz14030718470029-n1.htm

【すごいぞ!ニッポンのキーテク】
FIエンジンを世界初採用 ホンダの新型除雪機 
記録的豪雪で大活躍

2014.3.9 12:00  産経新聞



ホンダの大型除雪機「HSL2511」。燃費が15%向上するなど、
環境性能にすぐれたモデルとなった



 関東甲信などで記録的な豪雪となった中、ホンダが
昨年11月に発売した個人向け大型除雪機
「HSL2511」が大活躍した。

 小型、中型を含めて在庫切れとなったほどで、
販売店は対応に追われたという。

 少子高齢化が急速に進む過疎地では高齢者だけで
除雪を行わざるを得ない世帯が増加したうえ、
「二酸化炭素を排出しない」「作業効率を上げる」と
いう点に特にこだわり、ニーズをつかんだことが拡販
につながった。

「バイクで当たり前となっている環境配慮型のFI
(フューエルインジェクション)エンジンを世界で初
めて除雪機に採用した」

 ホンダの研究開発を担う本田技術研究所汎用R&D
センターの酒井征朱主任研究員はこう胸を張る。

 FIは、ガソリンをエンジン内に噴射する際、エン
ジンの燃焼状態からコンピューターが最適なガソリン
噴射量などを計算し、効率的な噴射が可能になる仕組
み。

 四輪車のみならず、二輪車でも採用が急速に進んで
おり、従来の機械式の噴射装置「キャブレター」と比
べ燃費を15%程度改善できるのが特徴だ。

 ホンダは、このFIを除雪機に世界で初めて採用し
た。

 ただ、採用に至るまでの道のりは決して平坦
(へいたん)ではなかった。

 常に過酷な環境条件で使用される除雪機への搭載は、
エンジンの能力を最大限発揮できる一方、コストが
かさむうえ、システムの構築には複雑を極めるためだ。

 ホンダは、業界首位の除雪機開発経験を生かして、
過酷な環境下での多様な作業を地道に再現。

 どれだけの量のガソリンを噴射させれば最も効率的
になるかを妥協することなく数値化し克服した。

 酒井主任研究員はFI採用について、

「これまでは寒い中、エンジンが暖まるのを待って
もらっていた。しかし除雪機は、エンジン始動後すぐ
に全開作業をしたいという顧客の要望があった」と話
す。 

 加えて「使用頻度が限られるため、金額にシビア」
(宇山由香・同センターチーフ)。

 このためバイク『カブ』、四輪車のスポーツ用多
目的車(SUV)『CR-V』の部品を採用。

 除雪機専用の部品を極力抑えることができたため

「価格を5万円アップにとどめ、150万1500円
からにした」(小東賢太・同センター研究員)。

 また、オーガアシストと呼ばれる機能を追加した
モデルは、鋭い歯を回して雪を砕くロータリー部分の
角度を除雪面に合わせて自動調整する。

 除雪機が傾いた場合、下がった側と反対部分の盛り
上がる雪を優先的に除雪することで作業効率を高める
仕組みで、

「これまで複数回かかっていた除雪作業が1回で済む
ようになった」(小東研究員)という。

 スマートフォンなどにも使われる方位磁針を本体
中心部に配置したことで実現したという。

 豪雪地で多用される大型除雪機の多くは操作が難し
く、慣れないと上手に作業できないといわれる。

 ホンダは、約15年ぶりに全面改良した新モデル
投入で

「雪国のお客さまの生活に役立てていく」
(志賀雄次・汎用パワープロダクツ事業本部長)とし
ている。

 ホンダはこうした取り組みなどを強化し、芝刈り機、
水ポンプ、発電機、耕うん機といった汎用事業全体の
拡販につなげていく考えだ。

 2013年度に605万台を見込む汎用販売を来年
度は前年度比5.8%増の640万台に増やす計画だ。

(飯田耕司)





HONDAの汎用製品の性能の良さは、私も聞いてます。

小型の手押し耕運機などは、他社の製品だと、何回か
土起こしをしないと、土が、ほぐれないのに、HONDA
の耕運機だと、1回で済む。との事でした。

他社のローターが、1方向にしか回転しないのに対し、
HONDAの物は、逆回転するローターが、付いているか
らだとの話しでした。おかげで、耕す時の振動も少な
いとも聞きました。軽い力で、動かせる上、往復しな
くて済むとの事でした。

そして、発電機は、間違い無く、HONDA製が、一番と、
大工さん達から、聞いた事が、有ります。

騒音が少なく、燃費が、良いのだそうです。

しかし、私には、騒音が小さいとは、思えなかったの
ですが。これで、小さいとしたら、他社のは、どんな
のか想像するだけで、耳栓が欲しく成ったのを覚えて
ます。

なのに、HONDA製の汎用製品が、爆発的に売れてるか?
と、言うと、そうでないのが、面白いですね。

さすがに、農機や船外機等を専門に造ってるメーカー
には、勝てない様です。

農業をされてる方に聞いた話では、やはり、壊れた時
の対応が、専門メーカーとは、違うそうです。

専門メーカーなら、連絡すれば、すぐに来てくれると
の事ですが、そうじゃないんだなー。と、言われたの
は、印象的です。

どうやら、アフターと言うのは、HONDAの汎用製品の
課題の様で、良いとは、判っていても、やはり、使う
側としては、アフターと言う事が、決定する上での
大きな要素となってるんですね。

HONDAの汎用製品の看板って、バイク屋さんでは、
見掛けますが、4輪の販売店では、あまり見かけませ
ん。まあ、どちらにしても、連絡が有って、すぐに
対応するには、環境的に無理があるでしょうね。

そんな時、突然の大雪は、そうしたハンデを乗り越え
るには、良い機会になったのでは?

フェールインジェクションを汎用製品に使う。と、言
う発想は、専門メーカーには、出来なかったでしょう。

コストの問題は、多いし、限られた使用目的では、
性能を上げるにも、限界が有ったでしょう。

自動車やオートバイで、実績を上げて来たメーカーだ
からこそ、出来る発想でしょうし、インジェクション
の能力やプログラムにも信頼を置けたのでしょう。

今は、燃料代が、高騰してますから、多少でも、燃費
の良いものが求められるのは、当然の成り行きです。

性能面で、不満無く、燃費も良く、すぐに使えるのは、
強力なアピールポイントでしょう。

しかし、除雪機って、150万円以上するんですね。

飛ぶように売れる。のは、期待薄。それでも、地道に
売れたら良いですね。

世界は、雪深い国も多いですから。


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