http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20140304-OYT1T00757.htm
11日連勤の末…ハンドルひしゃげ原型とどめず
2014年3月4日16時56分 読売新聞
事故を起こした高速バスの車内
(4日午前、富山市の県警高速隊駐車場で)
細野登撮影
富山県小矢部市の北陸道上り線・小矢部川サービス
エリア(SA)で3日未明、高速バスが大型トラック
に衝突し、2人が死亡、乗客ら24人が重軽傷を負っ
た事故で、死亡した小幡和也運転手(37)は2月の
休日が3日間しか取得できず、3日まで11日連続で
勤務していたことが4日、バスを運行した宮城交通
(仙台市)への取材でわかった。
同社は
「遠方に向かう受験生やスキー客の需要が高く、繁忙
期だった」と説明している。
同社によると、小幡運転手は1日は仙台市内で路線
バスを運転、午後1時前から同11時前まで約10時
間勤務した。
運転業務は8時間程度だったとみられる。
2日は夜からの勤務だった。
バスは小幡運転手ともう1人が交代で運転。
2日午後9時45分にJR仙台駅前を出発し、山形
県飯豊町の「道の駅いいで」で小幡運転手に運転を
交代した。
小幡運転手は新潟市の黒埼パーキングエリア(PA)
まで運転したほか、新潟県糸魚川市の蓮台寺PAから
も運転を担当した。
事故のあった小矢部川SAで運転を代わる予定だっ
た。
富山県警は4日午後、宮城交通の本社や営業所を
自動車運転過失致死傷容疑で捜索し、小幡運転手に対
する睡眠時無呼吸症候群の検査結果のほか、勤務や
運行の記録などを押収する方針。
また、県警高速隊は4日午前、高速バスと大型トラ
ック2台の計3台の内部などを報道陣に公開した。
バスの前面は原形が分からないほど大破しており、
事故の衝撃の大きさを物語っていた。
バスは前面が奥行き約1メートルにわたって陥没し、
ハンドルはひしゃげ、運転席は大きく傾いていた。
客席は2列目までが不ぞろいに盛り上がり、座席上
の荷物置き場もつぶれていた。
バスの両側面には、事故直前にガードレール2か所
に衝突した際のものとみられる長さ約5メートルの傷
が2本付いていた。
ますます、会社側の管理体制の問題点が、クローズ
アップされそうですね。
まさかまさかの11日連続勤務とは・・・・・・・。
無呼吸症候群を持った人って、少々、寝た位では、
疲れが取れず、蓄積して行くのが、常です。
それなのに、休み無しに、11日連続勤務なら、
居眠りするな!と、言う方が、難しいかも知れません
。
乗り合わせた方々は、本当にお気の毒な事です。
と、同時に、こうした過酷な勤務を強いられた、
運転手さんにも、同情を禁じ得ません。
会社側の認識の甘さが、招いた事故と言えます。
そうそう、宮城交通、経営陣によって、引き起こさ
れた事故と言っても良いのでは?
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11日連勤の末…ハンドルひしゃげ原型とどめず。
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