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佐村河内氏の謝罪全文「本当に取り返しのつかないことを」
佐村河内氏ゴースト作曲問題
2014年2月13日 05:30 スポニチ
佐村河内氏が手書きで綴った謝罪文
Photo By 提供写真
<佐村河内氏の謝罪全文>
お詫(わ)び
今まで私の起こしたことについて深く謝罪したいと
思いペンをとりました。
そして、すぐに説明が出来なくて申し訳ありません
でした。
弁護士さんにも本当のことが言えなくて、決断する
のに時間がかかってしまったのです。
また、私のせいで、多くの方々に大変な迷惑をかけ
てしまったことも心からお詫びしたいと思っています。
私のCDを買った方々、応援して下さった方々、
音楽関係の方々、私の嘘(うそ)によって番組を作っ
た方々、本やインタビュー記事を出して下さった方々、
大切な本番の直前に騒動に巻き込んでしまった
高橋大輔選手、被爆者の人たち、被災者の人たち、
障害者のひとたち、広島市の関係者、友人、家族等、
本当に多くの人たちを裏切り、傷つけてしまったこと
を、心から深くお詫びいたします。
私がついた嘘は、新垣さんのことだけではありませ
ん。
もちろん、新垣さんとの関係については、新垣さん
が話しておられるとおりです。
他にも、私の音楽経歴についても、大体新垣さんが
話されたとおりです。
今は、自分を偽って生きて来たことを深く恥じてい
ます。
そして、私の要求に18年もの間応じて来たこと
から、人生が狂ってしまった新垣さんに対しても、
お詫びしたいと思います。
ただ、耳のことについては、新垣さんが、出会った
初めころから聞こえていたはずだと言われていること
は事実と違います。
耳が聞こえなくなって手話サークルに参加して、
それから、聴覚障害2級で手帳をもっていることは
まちがいありません。
そして、耳が聞こえなくて、ひどい耳鳴りに悩まさ
れ続けていたことは本当です。
しかし耳のことでは、最初弁護士さんにも正直に
お話しできなかったので、そのことについて説明しま
す。
実は、最近になって、前よりは、少し耳が聞こえる
ようになっています。
三年前くらいから、耳元で、はっきり、ゆっくり
しゃべってもらうと、こもってゆがむ感じはあります
が言葉が聞き取れる時もあるまでに回復していました。
但(ただ)し、それはかなり体調に左右されるので、
体調が悪い時は耳元ではっきりゆっくり話してもらっ
ても聞き取れないこともあります。
しかし2月4日に初めて弁護士さんに会った時は、
今も全く聞こえないと言ってしまいました。
私としては、新垣さんに作曲してもらったことが
バレることによって起きることで頭がいっぱいで、
耳のことも聞かれたのですが、怖くて本当のことを言
えませんでした。
音楽的経歴のこともそうですが、他の嘘のことを話
すと引き受けてもらえないと思ったのです。
もう、週刊文春が出る直前でしたから、すがる思い
で相談していました。
新垣さんの会見自体は見ていませんでしたが、知人
からも、耳のことが問題になっていると聞き、本当の
ことを言わなくてはと思い、2月7日に少し聞こえる
ようになっていると話しました。
ただ、この時は、人の言葉は聞き分けられないと
説明したのですが、色々な情報が出ていると聞き、
もうこれ以上は嘘はつけないと思い、2月9日になって、
耳のそばではっきり話してもらえば人の言葉も聞き分け
られる時があることを告白しました。
そうすると、弁護士さんからは、最初から聞こえて
いたのではないかとも質問されましたが、それだけは違
います。
全然聞こえなくなって、聴覚障害の認定を受けていた
ことと、3年前くらいまでは、聞こえていなかったこと
は真実です。
もうこれ以上、嘘に嘘を重ねるのはやめると決めまし
た。
ですので、今日、ここに書いていることは、天地神明
に誓って真実です。
耳のことについては、専門家によるきちんとした検査
を受けてもいいです。
その結果二級ではないと判定されたのなら手帳は必ず
お返しいたします。
それと、いくつかご説明もさせて下さい。もちろん、
すべて真実をお話すると決めたので、この後に書くこと
に嘘はありません。
まず、私と新垣さんの関係は二人きりの秘密でした。
この嘘がバレてしまうと、身の破滅になると恐れて
いたので、妻にも誰にも話していません。
妻も新垣さんのことは知っていますが、現代音楽の
専門家なので作曲の仕方などを教えてもらっていると
しか説明していませんでした。
また、新垣さんへの指示書を書いたのは私です。
お義母(かあ)さんに妻の筆跡だと言われていると聞
いて驚きましたが、誤解です。
何かの一部を妻に書いてもらったことはあるかもしれ
ませんが、そのくらいです。
私の実家にピアノがあったのは引っ越す前のことだっ
たので、お義母さんの知らない時期のことです。
もちろん、お義母さんの言われるとおり、私のせいで、
妻にも辛(つら)い思いをさせています。
妻が望むなら、離婚してもいいと思っています。
そのことは妻の判断に任せます。
それと私が被爆二世であることも真実です。
私の両親は共に広島で被爆しています。
二人とも被爆者手帳を持っておりますし、弁護士さん
にも写真で確認してもらっています。
私がやってきたことは売名行為と見られても仕方の
ないことです。
私自身、そういう気持ちが一方にあったことはまちが
いありません。
しかし、ある時期からは被爆者や震災の被災者の人
たち、傷害を持った人たちの助けになればという気持ち
も間違いなくありました。
もちろん、今となってはそのような事を言っても信じ
てもらえないかもしれませんが、心の中には、いくつも
の思いがあったことも確かなのです。
しかし、私の気持ちを信じてくださった方々に、もっ
と大きなショックを与えてしまったことになります。
本当に取り返しのつかないことをしてしまったと思っ
ています。
もう一つ、弁護士さんにはじめにお願いしたことなの
ですが、私が新垣さんに作ってもらった楽曲は、私の
ことさえなければ、きっと後世に残るはずのものですし、
今はこの楽曲が生かされ、少しでも周りの方々の被害が
少なくなるようにしてもらいたいと思います。
最後になりますが、やっと気持ちが整理できましたの
で、近い内に必ず公の場で謝罪をさせていただきます。
本当に申し訳ありませんでした。
平成二六年二月十一日
佐村河内 守
昨日の夕方のニュースで、コメンテーターの方が、
一言、言われてました。
「信じるに値しない。」「全部、嘘でしょう。」と。
私もそう思います。
新垣氏が、受けた印象が、正しいでしょう。
耳も聞こえていたのでしょう。
ただ、それを認めると、詐欺と言う話も出て来かねず、
さりとて、認めないと、この後、もっと立場が、苦し
くなってくるのが、判っているから、已む無く認めた。
と、言うのが、真実でしょう。
「3回、うそをついた人が、4回うそをつかない。」
保障は、どこにも無いと言われたのは、その通りと、
思いました。
全文を読んでみて、うそをまた塗り重ねたか。と、
言う印象を持ったのは、私だけでしょうか?
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佐村河内氏の謝罪全文「本当に取り返しのつかないことを」
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