http://www.sponichi.co.jp/society/news/2014/01/27/kiji/K20140127007468900.html
阿部容疑者、県警逮捕前に「混入可能」と説明
農薬は市販品か
2014年1月27日 12:06 スポニチ
冷凍食品の農薬混入事件で、送検される
阿部利樹容疑者
27日午前11時39分、群馬県警太田署
Photo By 共同
アクリフーズ群馬工場(群馬県大泉町)の冷凍食品
農薬混入事件で、偽計業務妨害容疑で逮捕された
工場契約社員阿部利樹容疑者(49)が逮捕前、
全従業員を対象にした県警の聞き取りに対し、具体的
な方法を説明しながら「農薬の混入は可能」などと話
していたことが27日、捜査関係者への取材で分かっ
た。
県警は当時の話を精査し、実際の混入方法を詳しく
捜査。
阿部容疑者と同じピザの製造ラインで働いていた
従業員らから話を聞き、工場内で不審な様子がなかっ
たか調べている。
一方、混入されたのはマラチオンを含む農薬の殺虫
剤で、園芸用市販品とみられることも分かった。
市販品に含まれる有機溶剤にガソリンのような刺激
臭があり、混入された冷凍食品からは同様の異臭が
確認されている。
冷凍食品の農薬検出は昨年12月29日に発表された
。
群馬県警は今月4日に工場を実況見分するとともに、
全従業員約300人の聞き取りを進めた。
阿部容疑者は、捜査員から混入方法や原因について
思い当たることはないか聞かれ「自分の考え」として、
方法などを説明したという。
逮捕後は事件について「覚えていない」と供述。
雑談には応じ、趣味のアニメの話などをしていると
いう。
工場関係者によると、14日まで通常通り出勤し、
回収製品の検査作業をしていた。
休憩時間には同僚と雑談し
「やれないことはない。いくらでもできるよな」
と話していた。
しきりに携帯電話でニュースを確認する姿も目撃さ
れているという。
県警は27日、偽計業務妨害容疑で阿部容疑者を
送検した。
テレビなどの話では、動機は、給与面への不満では、
無いか?との事。
そうだろうなー。と、納得してしまいます。
8年だか、9年だか、勤めながら、契約社員のまま。
おまけに、供与の見直しで、交代制手当も無くなっ
たとの事。
しかし、会社側は、どうやって、交代制手当を廃止
したのでしょう?
交代制手当と言うのか、時間外手当というのかは、
普通に発生するはずです。
ちょいと、労働法の本を読みなおしてみないと、
ハッキリした事は、言えませんが、午前7時以前と
午後7時以降だったかな?割増賃金となった。と、
記憶してるのですが。
それを廃止した。と、言うのでしょうか?
そうなると、年俸制や請負制に変更した。と、言う
事になります。
ライン担当者が、請負制なんて、聞いた事が、有り
ません。
ともあれ、この事件、聞けば聞くほど、企業側の
自爆の様な気がして成りません。
そりゃー、農薬を入れた容疑者が悪いに決まってま
す。
なれど、大本を辿れば、「基本給を上げる。」と、
言いながら、交代制手当等の加給を取り去って、
月4万円もの賃下げを実施したんですから、不満を
持たない従業員の方が、珍しいのでは?
インタビューで、起こるべくして起きた。と、
答えた、容疑者の知人が、居ましたが、私もそう
思います。
企業側は、コストで、一番、重い比重を占める、
人件費を削減したんですから、「してやったり!」
だったでしょう。
その結果が、これです。
他の食品企業には、反面教師で、良い教訓になった
のでは?
賃下げは、最悪の結果を招く。と、言う。
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阿部容疑者、県警逮捕前に「混入可能」と説明。農薬は市販品か。
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