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「おこたでミカン」の光景、どこへ消えた…電気こたつの国内生産“激減”、ミカンも“共倒れ”か?

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http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140125/wlf14012518010020-n1.htm

【関西の議論】
「おこたでミカン」の光景、どこへ消えた…
電気こたつの国内生産“激減”、ミカンも“共倒れ”か?
 

2014.1.25 18:00  産経新聞



昭和40年代には、こたつと、みかんは冬の風物詩だった









 電気こたつの国内生産が激減している。

 マンションなどでエアコンが普及したほか、部屋の
保温性が高くなり、和室が減るなどしたためとみられ
る。

 一方、昔はこたつの上に必ずと言っていいほど置か
れていたみかんの出荷量も大きく減少している。

 ほかの果物や菓子などスイーツが多様化したことも
原因として考えられるが、こたつとみかんの減少に
相関関係があるとの仮説を立て、オフィスなどのデスク
やテーブルの上にみかんを置く運動も現れている。

 いずれにしても、こたつとみかんという当たり前だっ
た冬の日常が、過去のものになりつつある。

(張英壽)

 


■急な右下がり


 電気製品などの生産実績をまとめた経済産業省の生産
動態統計。

 この中で、電機メーカーでつくる日本電機工業会
(東京)の平成2年からのまとめによると、電気こたつ
の国内生産台数は、2年は約178万台だったが、
9年には100万台を割り込んで約92万台に落ち込み、
15年には9年の9割減近い約24万7千台にまで減少
した。

国内で生産しているメーカーが少なくなったため、16
年以降は調査対象から外され、現在に至っている。

 一方、農林水産省の統計では、みかんの出荷量は昭和
48年に約305万トンだったが、徐々に減少。

 平成2年には半分以下の約148万トンにまで落ち込
んだ。

 さらに、14年には100万トンを割り込む99万
6500トンを記録。

 15、17年は100万トンを超えたものの、傾向は
変わらず、24年は約75万7千トンにまで縮小した。

 昭和48年と比べると、5分の1近くになっている。

 電気こたつの生産台数、みかんの出荷数を折れ線グラ
フにしてみると、いずれも急な右下がりなるが、こたつ
のほうがより減少幅が大きいように見える。

 だが、こたつは海外生産で生き延びている。

「現在は国内で電気こたつをつくるメーカーはほとんど
なくなった」

 電気こたつをつくり続けている電機メーカー
「小泉成器」(大阪市中央区)。

 商品事業統括部で冷暖房空調機器を担当する永野健輔
課長(45)はこう指摘する。

 業界では平成7年ごろから人件費が高い国内から、
東南アジアや中国などに生産拠点を移しているという。

 同社では現在も約20種類の電気こたつを販売して
いるが、ほぼすべてマレーシアの工場で生産している。

 冬にこたつを使う習慣は、日本以外にはない。エアコ
ンやほかの家電製品も同様に海外で生産しているが、
それらは日本以外の国でも使われる。

 電気こたつは、国内でしか利用されないのに、ほとん
どが海外でつくられている。逆説的な現状だ。

 


■かつては若者が支えた

 こたつの需要が減少傾向にあるのは間違いないが、
それでも一定のニーズはあるという。

 小泉成器は、電気こたつ業界で10%弱ほどのシェア
がある。

 小泉成器では生産していないが、業界で最も売れて
いるのが、「カジュアルこたつ」と呼ばれるタイプだ。

「カジュアルこたつ」とは形が正方形で、一辺が70~
75センチ程度。価格は5千~6千円ほど。

「一人暮らしの若者に人気。暖房器具としてだけでなく
、机にして勉強したり、テーブルにしてご飯を食べたり
できる」

 永野課長はこう魅力を説明する。

 業界では、カジュアルこたつは、こたつの販売数の
約半分を占めているという。

 これに対し、より大きく長方形のタイプが多い
「家具調こたつ」というタイプもあるが、こちらは
2万~3万円程度で若干高くファミリー向け。

 小泉成器も製造している。

 ただ、永野課長は

「昔も今も電気こたつは1人暮らしの若者が支えてい
る」と指摘する。

 エアコンが普及していなかった昭和30、40年代、
こたつの便利さが1人暮らしの若者に受け、こたつは
需要を伸ばしたとされる。

 木造アパートの部屋で、こたつに入り、空気に触れ
る上体はちゃんちゃんこなどを着て過ごすという姿が
思い浮かぶ。

 家族がいる世帯でも、こたつは冬にはなくてはなら
ない暖房器具だった。

 典型的な光景が、こたつの上にみかんを置いて家族
団欒(だんらん)する姿だ。

 現代のエアコンの国内市場は800万台とされる。

 永野課長は

「昭和40年代には一家に一台はこたつがあった。
電気こたつは、当時かなりの需要があったのではない
か」と推察する。

 だが、1人暮らしの若者がマンションなどに住む
ようになり、冷房と暖房の両方ができるエアコンも広
まった。

 こたつの減少について永野課長は

「一戸建てでも、マンションでも、フローリングが増
えたことが大きいと思う。フローリングにはソファが
合うとのイメージがある。都会的な感覚を楽しむ人
たちが増え、若者を中心にこたつ離れが進んでいる」
と話す。

 


■平成生まれは知らない

 かつて家庭のこたつの上に必ずあったみかんも、
減少が止まらない。

 その原因を、こたつの減少にあるとの仮説を立て、
会社のデスクや家庭のテーブルにみかんを置く運動を
展開している人がいる。

 野菜や果物の摂取拡大を目的にしたNPO法人
「青果物健康推進協会」(東京)の事務局長、
近藤卓志さん(52)だ。

 運動はもともと、メタボリックシンドロームの原因
の一つが会社のデスクにある菓子と考え、よりカロリ
ーが低いみかんで代替しようと始まった。

 近藤さんはこう振り返る。

「みかんの消費が減っていて伸ばさないといけないと、
関係者と議論したんです。すると、昔こたつでみかん
を食べていたけど、最近は減ったということになった。
つまり『食べるシチュエーション』がなくなっている
と気づいたわけです」

 こたつとみかんの減少の相関関係は

「だれもきちんと調べておらず、あくまで仮説」と
いうが、「食べるシチュエーション」を取り戻そうと、
会社のデスクや台所のテーブルでみかんを置く運動を
しており、大企業も協力している。

 近藤さんによると、昭和生まれの人にみかんを家の
どこで食べるか尋ねると、大部分が「こたつ」と答え
るが、平成生まれの若者は「ほとんど食べない」と
返答するという。

 若い世代はこたつイコールみかんという連想をしな
い、いや食べないということだ。

 果樹の苗木業者でつくる日本果樹種苗協会(東京)
によると、日本のみかんは、正式には、温州
(うんしゅう)みかんと言い、約400年前に中国
から鹿児島県に伝わった柑橘(かんきつ)の種から
偶然に生まれたとされる。

 現在は中国や韓国でも、みかんは栽培されているが、
いずれも温州みかんの枝を接ぎ木して、現地で栽培さ
れるようになったという。

 おもしろいことに、こたつも、みかんも日本固有と
いうわけだ。

 ところで、こたつ以外でみかん減少の要因として考
えられるものは何か。

 協会の担当者は果物嗜好の多様化をその原因に挙げ
る。

「イチゴやバナナも最近は値段が安く、食べやすい。
夏場はメロンやスイカがあり、ブドウやリンゴも品種
が豊富。胃袋に入る量は決まっているので、みかんは
そのほかの果物と競合しているわけです」

 また青果物健康推進協会の近藤さんはこたつとみか
んの相関関係を指摘する一方で、

「ケーキなどのスイーツが多様化し、コンビニで手に
入る。そうしたスイーツに流れているのではないか」
とも分析している。







私達の年代で、「こたつ」から、連想するのは、「猫」
と「みかん」です。

確かに、最近では、こたつ、見なくなりましたね。

私の部屋も、エアコンです。

実家もこたつから、ファンヒーターと、こたつだけに
なりました。

いとこの家に行っても、同じです。

懐かしいですね。「こたつみかん」に「こたつねこ」。

それでも、最近、フローリングの部屋にこたつ。と、
言うのも私の周りでは、聞く様に成って来ました。

ただ、みかんが、その上に乗ってるのか?それは、
聞いた事が、有りません。

家族の見える家庭には、戻って来てほしい風景では、
有りますね。

家族が、家族として、団欒してた風景ですから。



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