http://www.sponichi.co.jp/society/news/2013/11/19/kiji/K20131119007042820.html
ヘビを丸飲みするカエル
沖縄・竹富町役場の職員が撮影
2013年11月19日 17:00 スポニチ
小型のヘビを丸のみしようとする
オオヒキガエル=(竹富町役場提供
Photo By 共同
沖縄県・石垣島で10月中旬、特定外来生物の
オオヒキガエルが準絶滅危惧種のサキシマバイカダ
とみられる小型のヘビを大きな口でばくりと丸のみ
しようとしている珍しい写真を竹富町役場の職員が
撮影した。
環境省はオオヒキガエルが希少種に及ぼす影響を
懸念、駆除に努めている。
オオヒキガエルは主に中南米に生息する体長8~
15センチの大型カエル。
環境省によると、1978年にサトウキビの害虫
駆除のため石垣島に持ち込まれた。
背中から毒を出すため、触った手で目をこすると
失明の恐れがあるという。
八重山諸島では現在、石垣島のみに定着している。
石垣島は八重山諸島を結ぶ船の航路の拠点で、
環境省はほかの島々へのオオヒキガエル拡散を防ぐ
ため、2008年から市民ボランティアを募り捕獲
作業を続けている。
環境省石垣自然保護官事務所の本田師久自然保護
官は
「オオヒキガエルは動く物を口に入れる習性があり、
小さなヘビでも食べてしまう」と説明。
小動物が捕食される危険に加え、カンムリワシ
など希少動物がオオヒキガエルを食べ、毒で死ぬ恐
れもあると警告した。
「蛇に睨まれた蛙」と、言う言葉が有る通り、
蛙の天敵は、蛇と言われてたものですが、外来種は、
蛇をものともしない。と、言う事なんですね。
持ち込まれた当時は、この蛙の詳しい特徴は、判ら
なかったんでしょうね。
害虫駆除に使おうと、考えた人は、偉い!と、言え
ば、偉いのですが。
何せ、農薬を使わず、害虫の駆除を行おうと考えた
のですから。
ただ、選んだ種が、悪過ぎました。今度は、この
蛙の駆除に労力を割かれる事になったのですから。
おまけに蛙って、繁殖力が、強いですから、地元
では、大変な労力でしょう。
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ヘビを丸飲みするカエル。沖縄・竹富町役場の職員が撮影。
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