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「19歳から大麻」の薬物常用者がスルリと京都府警「警察官」に採用された“理由”

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http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130601/waf13060107010001-n1.htm

【衝撃事件の核心】
「19歳から大麻」の薬物常用者がスルリと京都府警「警察官」に採用された“理由”

2013.6.1 07:00 産経新聞

Diary!自由きまま!思うママ!+(プラス)馬! by 梅コブ茶。

兵庫県警本部から送検される島村亮容疑者。
19歳から大麻に手を出していた
神戸市中央区


「19歳で大麻を覚え、26歳で覚醒剤も始め
た…」。

 大学時代から薬物に染まっていた男が、覚醒
剤に手を出したわずか2年後の28歳のとき、
京都府警巡査を拝命した。

 そして、その4年半後に兵庫県警に逮捕され
た。

 犯罪を取り締まる警察官が、
実は“筋金入り”の薬物常習者だったという
情けない事実。

 男は京都府警に採用される約1年前から薬物
を中断していたとされるが、府警は薬物使用の
過去を見抜けなかった。

「再発防止策を検討するといっても、防ぐこと
は難しい…」。

 警察関係者は一様に頭を悩ませている。

(宮本尚明、奥田翔子、中村雅和)




■両親と同居の自宅から


 4月12日朝。兵庫県警の捜査員らは、
京都府警伏見署から1人の男が出てくるのを待
ち構えていた。

 男とは、同署警務課留置管理係の巡査、
島村亮被告(33)=大麻取締法違反罪で起訴


 当直勤務明けの島村被告は間もなく帰宅の途
につくはずだった。

 しばらくして署から出てきた島村被告を呼び
止めた捜査員は

「覚せい剤取締法違反で家宅捜索令状が出て
いる」と告げた。

 県警は島村被告を任意同行するとともに、
伏見署内の机やロッカーなどを捜索。

 ただ、署内からは薬物に関する手がかりは出
てこなかった。

 一方、両親と同居していた大津市内の自宅
からは、乾燥大麻約4グラムや吸引用のパイプ
数本のほか、覚醒剤のような粉末微量が付着
したポリ袋約30袋や、脱法ハーブのような
植物片も見つかり、押収した。

 自宅の捜索に立ち会った島村被告は

「自分が吸うために大麻を持っていた」
と認めたため、大麻取締法違反容疑で現行犯
逮捕された。

 さらに5月1日には、今年1月に知人の男
から覚醒剤を譲り受けたとして、兵庫県警は
覚せい剤取締法違反容疑(譲り受け)でも
追送検。

 府警は9日付で島村被告を懲戒免職処分と
した。

 24日には神戸地裁で初公判が開かれ、
検察側は懲役8月を求刑し、即日結審。

 判決は6月7日に言い渡される。




■再開後2年気づかれず

 京都府警などによると、
島村被告は平成20年10月、28歳で
府警巡査を拝命した。

 警察学校を出ると府北部の京丹後署を経
て、22年11月から伏見署へ。

 地域課で交番勤務などをした後、今年3月
から留置管理係として勤務していた。

「大学在学中、好奇心から大麻に手を出した」

 府警などによると、島村被告は調べに対し、
大学に入学した直後の11年ごろの19歳当時、
大麻を始めたという。

 さらに、26歳だった18年ごろには覚醒剤
にまで手を出してしまった。

 ただ、父親も府警の元警察官だった影響を受
けたのか、翌19年ごろには

「警察官の採用試験を受けよう」
と一念発起。

 さすがに薬物常習者では警察官になる資格は
ないと思ったのか、これまで8年余りにわたっ
て使用してきた薬物の使用を中断する。

 警察官を目指し、すっかり薬物への誘惑を断
ち切ったかに思えたが、京都市内でも特に事件
事故の取り扱い数が多いという伏見署に異動
した直後の23年1月ごろ、再び薬物に手を
染めるようになる。

「仕事が忙しく、ストレスで薬物使用を再開し
てしまった。自宅で大麻や覚醒剤を吸っていた」

 島村被告はこう釈明したが、依存性が比較的
低いとされる大麻だけでなく、幻覚や幻聴症状
から別の凶悪犯罪に発展する可能性もある覚醒
剤まで再開してしまったのだ。

 もはや「警察官」ではなく、
単なる「薬物中毒者」に堕してしまったといっ
ても過言でない。

 薬物再開から2年以上たっても、島村被告の
異変に気づく同僚署員はいなかったという。

 勤務時間中に使用していた事実は確認できず、
府警は「特に不審な言動などはなかった」と
している。




■友人の供述きっかけ

 島村被告の犯罪が露呈するきっかけとなった
のが、兵庫県警が別の覚醒剤事件で取り調べた
神戸市内の男(32)の供述だった。

 男は島村被告が警察官になる以前からの友人
関係だったといい、
「(島村被告に)覚醒剤を売った」と漏らした




 今回の事件に関わった捜査関係者は

「警察官という自分たちと同じ身分の容疑者を
捜査しないといけないなんて、すごく腹が立つ
話。でも、それ以上に薬物をやっていた人間が
警察官になってしまったことに恐ろしさを感じ
た」と話す。

 ただ、
兵庫県警でも22年10月、財布に乾燥大麻を
隠し持っていたとして、大麻取締法違反容疑で
身内の20代巡査(当時)を現行犯逮捕した
ことがある。

 この元巡査は逮捕後の調べに

「警察官に採用される前は2週間に1回ぐらい
大麻を吸っていた」

「採用後も3~4カ月に1回吸引していた」
と供述。

 しかし、覚醒剤まで手を出してはいなかった
ようだ。




■見抜くのは至難の業

 京都府警は今回、薬物使用歴があった島村
被告を採用してしまったことについて

「面接官の技能向上など、現行の採用制度の枠
組みの中で再発防止策を検討する」
とコメントした。

 ただ、採用段階で薬物の使用歴を見抜くのは
至難の業だ。

 薬物捜査の経験が豊富な面接官が受験者の
生活状況を聞く中で、疑わしい人物を見抜く
しかない。

 全国の各都道府県警でも、採用段階での
健康診断で血液検査は実施しているが、薬物
検査まで実施しているところはない。

 別の捜査関係者は

「覚醒剤なら1週間から10日ぐらい使用を
中断すれば、尿検査でも反応が出なくなる」
と明かす。

 薬物検査の導入についても

「薬がすっかり抜けてから受験するだろう。
検査しても意味がない」と断じる。

 また、
島村被告の薬物使用を同僚らが気づかなか
った点についても

「覚醒剤で捕まった容疑者でも、明らかに
言動がおかしいのは3割程度。残り7割は
見た目では分からない。今回も気づかなかっ
たのは当たり前の話だ」という。

 ある府警幹部は嘆く。

「本人がウソをついてしまえば、薬物使用を
見抜くのはまず無理だ。再発防止策を検討
するとは言っているが、防止策と呼べるもの
が果たして本当にあるのか…」






警察官の不祥事が続く中、採用方法の見直し
を検討し始めた所が、多い様ですが、この
薬物使用を見抜くのは、確かに難しいで
しょう。

この容疑者も止めてたのですから、採用時に
は、止めてたのですから。

警察としては、頭の痛い問題ですね。



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