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中国「7月バブル崩壊説」 深まる債務の「闇」上海支局長・河崎真澄

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http://sankei.jp.msn.com/world/news/130526/chn13052608260001-n1.htm

【日曜経済講座】
中国「7月バブル崩壊説」 
深まる債務の「闇」上海支局長・河崎真澄


2013.5.26 08:16  産経新聞

Diary!自由きまま!思うママ!+(プラス)馬! by 梅コブ茶。


Diary!自由きまま!思うママ!+(プラス)馬! by 梅コブ茶。


「中国の経済危機は2013年7月か8月
に起きる」
と予測した国務院発展研究センターの内部
報告が、専門家の間に静かに出回っている。

 同センターの李佐軍研究員が湖南省の
母校、華中科技大学で2年前に内部向けに
行った報告で、胡錦濤政権時代の経済政策
のツケが今年3月の習近平政権発足後、
数カ月で噴出し、民間企業や銀行、地方
政府が相次ぎ経営破綻に追い込まれる、
と見通した。

 その根拠となるのが巨額のデフォルト
(債務不履行)懸念だ。

 李氏の報告では直接触れていないが、
貸借対照表(バランスシート)に反映され
ない

「シャドーバンキング(影の銀行)」
という銀行の資金運用。

 さらに李氏が指摘する地方政府の債務で、
この2つは密接に結びついている。

 08年9月のリーマン・ショックを受け、
中国の胡政権は同年11月に4兆元
(現在のレートで約66兆円)の緊急経済
対策を打ち出して、世界最速で金融危機
から脱出した。

 だがその過程で、
銀行や地方政府が不健全な資金流通を肥大
させる副作用が生じ、胡政権は顕在化を
強権で抑えてきたフシがある。

 一方、習政権は「負の資産」を引きずり
続けることができず、3、4カ月内に
デフォルトなど処理を進めるというのが
李氏の見解。

 市場関係者の間でささやかれている中国
「7月バブル崩壊説」の根拠といえる。

 中国社会科学院が4月25日にまとめた
報告では、銀行による簿外の資金運用規模
は明らかになっているだけで、12年に
14兆5710億元に達している。

 同年の名目の国内総生産(GDP)に対
して約29%の規模だ。

 2年間で約2・6倍に膨れあがっている。

 このうち約半数は、銀行が年利10%
など高利回りをうたって個人投資家らに
販売している「理財産品」と呼ばれる金融
商品が占める。

 だが、この金融商品は裏付けとなる資産
が不透明で、地方政府による地上げなど
グレー資金に回されている可能性が高い。

 銀行は簿外で「資金池(プール)」と
いう信託会社などを経由し、中央政府の
中国銀行業監督管理委員会などの規制や
監査をすり抜ける手口を編み出した。

 ただ、昨年暮れには中堅の華夏銀行が
理財産品の期日に元利金を支払えなくなり、
個人投資家が上海で座り込む騒ぎを起こ
した。

 高利回りが保証可能な資金運用先は乏し
く、地方政府などの融資先がデフォルト
を起こせば、連鎖反応が広がって金融シス
テムリスクを引き起こすことも十分あり
える。

 さらに、4兆元の緊急経済対策などで、
財政支出を求められた地方政府が資金調達
機関の

「地方融資平台(プラットホーム)」
を通じて集めた債務残高が、同委員会の
調べで12年末に9兆3千億元に達した
ことが分かった。

 理財産品などの資金が流れ込んだ可能性
が高いが、債務残高のうち37・5%に
あたる約3兆4900億元は16年までに
返済期限を迎える。

 しかし、返済へ財政的余力のある地方
政府がどこまであるか疑問だ。

 加えて、

「中央と地方の債務を合わせると最大で
名目GDP比90%に及ぶ」
と見る市場関係者もいる。

 国債など中央政府の公表ベースの債務が
7兆7600億元。

 さらに隠れ債務も含む地方政府分が
20兆元、

 これに高速鉄道網の建設ラッシュを続
けた旧鉄道省の分や、年金部分まで加えた
債務を合わせると最高で50兆元前後に
なるというのだ。

 こうした厳しい財政状況の習政権に突き
つけられたのが格付け機関大手フィッチ
・レーティングスによる14年ぶりという
「格下げ」だった。

 フィッチは4月9日、
人民元建て長期国債格付けを
「AAマイナス」(最上位から4番目)
から1段階下げ、「Aプラス」として市場
に衝撃が走った。

 ムーディーズ・インベスターズ・サービ
ズは4月16日の段階で、国債の格付けを
「Aa3」(最上位から4番目)に据え置
いたが、「ポジティブ」から「安定的」へ
と見通しを引き下げている。

 他方で、「7月バブル崩壊説」に異を唱
える専門家も少なくない。

 最大手の中国工商銀行など国有商業銀行
は06年以来の上場で経営体力を備えて
おり、

「不良債権を独自に償却する余力が十分あ
る」というのだ。

 理財産品でも投資家に金利だけ支払えば
不良債権化せず

「自転車操業を続けることも可能」
だからだ。

 まして3月末段階で過去最高の約3兆
4400億ドル(約350兆円)もの外貨
準備高を誇る中国は、

「地方政府がデフォルトに陥っても、共産
党政権の鶴の一声で債務処理ができる強み」
がある。

 李氏のいう「経済危機」がどの段階で
臨界点を迎えるか。

 まだ見えぬ「闇」の中にある。





いずれ破綻するだろうと言われていた、
中国経済ですが、案外、早くやって来そう
ですね。

ただ、私的には、早すぎる様な気がするん
ですが。

専門家の見立てなんですから、大外れは
してないのだとは、思いますが。

ともあれ、7、8月に何か?起こるかも
知れませんね。


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