http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130525/waf13052507010002-n1.htm
【衝撃事件の核心】
痴漢、露出狂、児童買春…
暑くなると男が性犯罪者になる「理由」とは
2013.5.25 07:00 産経新聞
地下鉄の電車内で女性に痴漢行為をした
近畿財務局の職員は、谷町四丁目駅で降ろ
され、大阪府警に逮捕された
大阪市中央区、市営地下鉄谷町四丁目駅
初夏を思わせるまぶしい日差しが降り注いだ
朝、人いきれにむせかえる通勤電車内で、
男の手は前方に立った女性の下半身をなでまわ
した。
国家公務員である近畿財務局職員が5月9日、
大阪府迷惑防止条例違反(痴漢)容疑で大阪府警
に逮捕された。
気温が上昇する春から夏は、一般的に性犯罪が
右肩上がりに増えていく季節といわれる。
「公」の肩書をもった公務員も例外ではないのか、
5月に入り、教育委員会職員や消防士ら4人の
公務員が、痴漢や公然わいせつの容疑で大阪府警
に相次いで逮捕された。
府内では春になってから、凶悪手口のわいせつ
事件も多発。
女性たちに深刻な危険がせまっている。
■国家公務員は痴漢
最高気温が27度と、5月とは思えないほどの
暑さを記録した9日の朝。
通勤ラッシュの大阪市営地下鉄中央線の電車内
で、男の手は前に立っていた女性会社員の下半身
を執拗(しつよう)になで回していた。
気付いた乗客の男性は男の右手をつかみ、女性
に問いかけた。
「痴漢されましたよね?」。
抵抗できずに我慢していた女性は、震える小さ
な声で、「はい…」とうなずいた。
男は騒ぐことなく、おとなしく駅員に引き渡さ
れ、府警に府迷惑防止条例違反容疑で現行犯逮捕
された。
実はこの男は、近畿財務局管財部国有財産監査
官(45)だった。
「偶然手が当たっただけ」
と逮捕当初は府警の調べに否認していたが、その
後一転。「やりました」とあきらめたように供述
したという。
■教委職員は露出狂
ゴールデンウイークまっただ中の4月30日
深夜、JR四條畷駅の改札に近いトイレ前で、
身障者用トイレに入ったり出たりしている男が、
駅員の目を引いた。
「あの男、さっきから何してるんや…」
男が構内を歩く女性に近づくと、女性は小さな
叫び声を上げて足早に改札を出ていった。
一方で男性客が通りかかると、男は慌てて身障
者用トイレに駆け込んでいく。
不審に思った駅員が目線を男性の顔から下半身
に下ろした瞬間、ズボンのチャックから局部が
露出しているのが見えた。
公然わいせつ容疑で府警に現行犯逮捕されたの
は、四條畷市教育委員会青少年課職員の男(43)
。
当時酒に酔っていて、
同署の調べには、「出していません」と容疑を
否認した。
男はまだ否認を続け、任意で捜査が続けられて
いるが、青少年の健全な育成を担う業務に従事
する公務員の逮捕に市民は激怒。
市には苦情が寄せられ、男は1週間の自宅勤務
を命じられた。
■消防士は児童買春
11日午前3時ごろ、バイクで警ら中だった
八尾署員は、団地の駐車場で不自然に車体を揺ら
すRV車を見つけた。
スモークの貼ってある窓ガラスをノックすると、
車内から
「あ、ちょっと待ってください」
と慌てた男の声。
数分後、額に汗をかいた男がドアを開けて出て
くると、後部座席には中学生とおぼしき2人の
少女。
「その女の子たちはどうしたん?」
怪しいにおいを感じ取った署員が問いかけると、
男は
「話をしていただけです…」。
要領を得ない回答に署員が任意同行を促すと、
男と少女はおとなしく従った。
男は奈良県五條市消防本部の消防士(31)。
出会い系サイトで知り合った中学生の少女
2人に、それぞれ「1万円を渡す」と約束して、
自家用車内でみだらな行為をしたとして、
児童買春・ポルノ禁止法違反容疑で府警に逮捕
された。
■気温上昇で性犯罪も増加?
気温が高くなる春から夏にかけては、例年
性犯罪が増えるといわれる。
府警によると、昨年の痴漢の摘発件数は、
5月ごろから増え始めて7月にピークを迎え、
秋に一旦減少した。
毎年ほぼ同じ傾向を示すという。
大阪が全国ワースト1位の強制わいせつ認知
件数も、昨年は暖かくなった4月から増え、
6月が152件でピークに。
10月まで毎月100件超の発生が続き、
多くの女性が性犯罪の被害者となった。
気温が高い時期に性犯罪が増える理由には
諸説ある。
(1)女性が薄着になり、露出が増えて男性が
視覚的に刺激される
(2)人が活動的になり、積極的に外出する
ようになる
(3)ビアガーデンやバーベキューなど開放的
な場で酒を飲む機会が増えて興奮状態に
なる
(4)夏には男性ホルモンが増加して性的欲求
が高まる…?
さまざまな要因が組み合わさっての現象と
みられるが、いずれにせよこれからの季節、
女性は警戒心を強める必要があるだろう。
■車に押し込むわいせつ事案が多発!
4月になって大阪府内ではある凶悪な手口の
わいせつ事件が多発し、府警の緊張が高まって
いる。
ターゲットは1人で夜道を歩く少女や若い
女性。
いつもの帰り道、背後で車のブレーキ音と
ドアが開く音が聞こえたと思った瞬間、
いきなり腕を捕まれ、数人の男に車内に引き
ずり込まれる。
そのまま無理やりわいせつ行為を受けると
いう卑劣きわまりない犯行だ。
道案内を頼むそぶりを見せたり、ナンパを
装ったりして女性に近づき、拉致するケース
もあるという。
性犯罪者の心理に詳しい関西国際大の
桐生正幸教授(犯罪心理学)は
「性犯罪者は極めて冷静に、狙いやすい女性
と逃げやすい場所を観察してから犯行に及ぶ」
と指摘する。
桐生教授によると、
「狙いやすい女性」とは、警察に被害を申告
しないような女性。
性的なイメージを持たれやすい水商売の
女性や、羞恥心から親にも打ち明けられない
であろう女子中高生が狙われやすいという。
また、携帯電話を操作したり、音楽プレー
ヤーを聞いたりして歩いている女性も要注意
だ。
犯罪者の接近に気付きにくく、そうした
女性の被害は大阪の強制わいせつ事件の30
%に上る。
被害に遭わないためには
「犯罪者の視点を意識し、逆手に取る必要が
ある」(桐生教授)という。
具体的には、
(1)警察の不審者情報メールなどで犯罪
発生率の高い場所を確認し、その場所
を避ける
(2)早足で歩いたり時々後ろを振り返った
りして、警戒心を示す
-といった対策だ。
それでも犯人に遭遇したときのために、
防犯ブザーを携帯することも重要。
大きな音が鳴るだけではなく、
「助けてー!」と声の出る防犯ブザーもある。
相手に無防備と思わせない日頃の小さな心
がけが、大きな被害を減らすことにつながる
のだ。
拉致事件まで起きてるのには、驚き!です。
音楽プレーヤーをしてる女性は、多数、
見掛けますが、彼女らは、犯罪を犯す人間
には、格好の獲物なんですね。
どちらも犯罪ですが、拉致に比べれば、
触られるのは、可愛い方です。
だから、許せ!等とは、思いませんが。
女性の皆さんには、教授さんの提示された
対策をしっかり身に付けてほしいものです。
わが身を守るのは、自分しかいません。
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痴漢、露出狂、児童買春…暑くなると男が性犯罪者になる「理由」とは。
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