http://sankei.jp.msn.com/world/news/130502/chn13050208060001-n1.htm
論文不合格の中国人留学生、
教授の机に現金積み上げ
「合格点をくれたら…」
2013.5.2 08:04 産経新聞
英国での調査研究業務を終え、まだ帰国して間
もないが、滞在中に起こったある事件に衝撃を
受けた。
BBCをはじめインディペンデント、デーリー
・メール、ガーディアンなど主要メディアが一斉
に報じたある中国人留学生が起こした事件だ。
(フジサンケイビジネスアイ)
単独犯による一事件を英国のメディアが多くの
スペースを割き、詳しく伝えて論評したのは、
これを転載した中国紙が指摘するように
「この事件の意味が重大」だからだ。
事件を起こしたのは、英国のある大学の大学院
でイノベーション・技術経営を専攻していた
26歳の中国人留学生だ。
学位請求論文を提出したところ、著名な他大学
の査読者を含む教授陣がそれに対して下した判断
は、「不合格」だった。
これを不服とするこの留学生に対し、指導教授
は3つの選択肢を与えた。
1つ目は論文を書き直して再提出すること。
2つ目は査読を再請求すること。
3つ目は教授陣の判断を受け入れ、このコース
から身を引くこと、であった。
これらの選択肢には、引き続きチャンスが与え
られるものが含まれていたが、本人にとっては
留年か退学を意味するものであった。
そして、彼が取った行動は事件に発展した。
彼は教授の机に現金5000ポンド(約75万
円)を積み上げて言った。
「4つ目の選択肢がある。私に合格点をくれたら
この金を取ってよい。貴方に迷惑はかけないから」
と。
当然、作戦は失敗し、指導教授から出ていく
ようにと言われると、彼のポケットから6発の
弾丸が入ったエアガンが「床に滑り落ちた」と
いう。
結局、裁判所は彼に贈賄で禁錮1年、エアガン
の不法所持で禁錮6カ月の実刑判決を言い渡した。
ちなみに、彼の親は
「政府の官僚であり、同時に裕福なビジネスマン」
とも伝えられ、公判も傍聴していたという。
以前、英国の同僚から
「変わった留学生が増えてきた」
と悩みを聞かされたことがあったが、中国社会が
内包するひずみが生む諸問題に絡め、中国側の
報道は事件の本質、そして中国社会が抱える矛盾
を突き上げようとしている。
「中国社会に蔓延する腐敗が教育現場にも広がり、
今回のような事件は国内でも多発しており、
状況は深刻だ」。
こんな指摘がある中、人民網に掲載された
「留学生が賄賂で有罪判決、われわれは何を反省
すべきか」
という記事は、その典型的な反応といえそうだ。
(甲南大学教授・杉田俊明)
さすが、中国高官の子息だけの事はあります。
親のやる事をしっかりと観ていたのでしょう。
中国では、何でもお金で片が付きますから。
肩書でも何でも。いや、違法行為もそうかも。
袖の下が、警察官にも効きますから。
しかし、世界に出ると、そうも行かない。と、
言う事を痛感した事でしょう。
75万円じゃなく、1000万円位積んだら、
ひょっとすれば、合格をくれたかも?
ともあれ、中国人らしいやり方ですね。
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論文不合格の中国人留学生、教授の机に現金積み上げ「合格点をくれたら…」
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